父母宮の天刑
天刑星(てんけいせい)が父母宮に入ると、親、目上の人、先生、上司との間では、情より筋を通すことが多くなります。何が良く何が許されないか、はっきり分かっています。親や目上の人本人がどんな人かは、その人自身の命盤で見ます。
決まりをよく分かっています
境界がどこにあるかを知り、人に心配をかけないことも身につけています。目上の人とは、筋を通し、節度を守り、親しみは少なめになります。これは付き合い方の話で、関係が良いかどうかとは別です。
この自律のおかげで、同年代の人より、物事に節度があります。社会に出てからは、信頼され、大事なことを任される人になることが多くなります。
厳しい基準を持ち歩く
大人になっても、とても厳しい基準で自分を審査し、できないと誰かに申し訳ないと感じます。
覚えているのは要求ばかりで、認められた記憶はほとんどなく、長く努力しても、まだ足りないと感じます。
この基準を自分の家に持ち込むと、パートナーにも子どもにも同じように厳しくなり、関係が張り詰めます。
その物差しを選り分けてから使う
どの決まりが自分で納得できるもので、どれがただの習慣かを見分けます。自分に役立つものを残し、丸ごとそのまま持ち込む必要はありません。
自分への話しかけ方を変えます。自分に良くやるよう求めるのは構いませんが、叱りつけて追い込む必要はありません。
認める言葉を口に出します。自分にも、家族にも。あなたに足りなかった一言を、あなたの世代から補っていけます。
上の世代の期待には、逆らう必要も、全部受け取る必要もありません。感謝を伝えて、自分の道を歩きましょう。
午の刻生まれなら、天刑星は父母宮に入ります
天刑星が命宮から見てどこに入るかは時刻だけで決まり、午の刻(午前11時から午後1時)生まれなら、天刑星は決まって父母宮に入ります。このとき天姚星(てんようせい)は奴僕宮にあり、友人や同僚とは気楽に付き合えるのに、目上の人や上司の前では堅くなります。
主星が違えば、目上の人との間の線も違います。天機星(てんきせい)と同じ宮なら、親とは理屈で話し、言われたことには何でもなぜかと問います。天相星(てんそうせい)と同じ宮なら、親や上司に礼儀を守り、報告すべきことはきちんと報告します。武曲星(ぶごくせい)と同じ宮なら、目上の人と話すのはお金、仕事、責任といった現実のことで、気持ちの話はめったにしません。太陰星(たいいんせい)と同じ宮なら、親に細やかで、その習慣をよく覚えているのに、気づかいを言葉にすることはめったにありません。
目上の人との間に擎羊・鈴星・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、親や上司と意見が違うときにとてもまっすぐに言うので、理屈は正しくても場が固まり、あとで修復に時間がかかります。鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、その場では逆らわず、納得できない気持ちを覚えておき、表向きは従いながら、陰でしだいに距離を置いていきます。
化忌(かき)が父母宮の主星につくと、目上の人との間に、話し合えていない一件が引っかかりがちです。一度誤解されたことかもしれませんし、昔言われた批判のひと言かもしれません。落ち着いたときを選んで一度話し、そのときの自分の気持ちを伝えましょう。相手のどこが悪かったかは言わなくてかまいません。
父母宮に天刑星があると、親と打ち解けにくいのか
父母宮に天刑星があるのを見て、親との縁が薄く、親しくなれないのではと心配する人がいます。この宮の天刑星が示すのは、親との間で決まりと節度を大事にし、付き合い方がやや改まっているということで、縁が薄いという意味ではありません。親しいかどうかは、大切に思う気持ちをどんな形で表すかで決まり、あなたの家は言葉より行動で示すほうに慣れているのかもしれません。小さなことから始めましょう。会ったときに、まず自分の近況をひとつ話してから、用件に入ります。