兄弟宮の天同
兄弟宮に天同星(てんどうせい)がある人は、きょうだいや同世代との関わりが柔らかく、争いを好まず、損得も数えません。家族が集まると、あなたが場を軽くする役になりがちです。分担したり、お金を出したりする場面では、真っ先に引いてしまいやすくもあります。
兄弟宮の天同の配置は6通りです。子・午の宮では太陰と同宮で、対宮の奴僕宮には主星がありません。丑・未の宮では巨門と同宮で、奴僕宮には主星がありません。寅・申の宮では天梁と同宮で、奴僕宮には主星がありません。卯・酉の宮では単独で入り、奴僕宮は太陰。辰・戌の宮では単独で入り、奴僕宮は巨門。巳・亥の宮では単独で入り、奴僕宮は天梁。どの配置でも、命宮には必ず武曲があります、三合の田宅宮には必ず天機があります。
同世代の中で、みんなを楽にする役
親族の集まりでは場を盛り上げ、誰かの機嫌が悪ければ寄り添って話します。きょうだいとの間で損得を数えることはあまりなく、自分から責任を背負うこともあまりしません。誰かが前に出て面倒を処理する必要があるときは、まず「様子を見よう」と言いがちです。
天同が太陰星(たいいんせい)と同宮すれば、きょうだいへの思いやりが深く、気持ちも細やかになります。巨門星(こもんせい)と同宮すれば、仲は良くても口では摩擦が絶えません。天梁星(てんりょうせい)と同宮すれば、弟妹の面倒をよく見て、半分は目上のようです。きょうだいそれぞれの性格は、本人の命盤で見ます。一人っ子の場合、この宮でルームメイトや親しい同級生との付き合い方を見られます。
和やかさの裏で、誰も引き受けない
普段は楽しく過ごせても、決断が必要なことや、お金や労力を出す場面になると、みんな遠慮し合って、誰も先に動きません。親の世話や共通の出費は、最後には少数の人に回りがちです。
あなたは衝突が嫌いで、不満があっても言わないので、きょうだいが気づいたときには、あなたの気持ちはもう冷めています。
楽しいのは楽しいとして、分担は言葉にする
家で分け合うべきことは、一度話し合ってはっきり分け、グループチャットに書いておきます。分担を明確にすることは、衝突が苦手なあなたにとって、かえって負担を軽くします。
不満があるときは、きょうだいを食事に誘って話すほうが、黙って冷めていくよりずっといい方法です。あなたが先に口を開けば、相手も大事なときに一緒に背負いやすくなります。
兄弟宮の天同星の明るさ
天同星が巳・亥で兄弟宮にあると廟で、単独で座り、きょうだいとの付き合いがいちばん気楽で、誰も誰にも重圧をかけません。卯・酉の天同星は平どまりで、付き合いはどちらかが合わせることで成り立ち、たいていあなたが先に譲ります。
子宮の天同星・太陰星(たいいんせい)は、天同星が旺、太陰星が廟で、きょうだいとの間にぬくもりがあり、お互いの小さなことをよく覚えています。午宮では天同星が陥、太陰星が不得地で、近づきたいのに、それぞれの気分ですれ違いがちです。丑・未の天同星・巨門星(こもんせい)は二つとも不得地で、家のことはよく話し合うのに結論が出ないことが多く、誰かが締めくくる必要があります。
兄弟宮の天同星に煞星や化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)は寅・申・巳・亥に入らないので、天同星・天梁星(てんりょうせい)と巳・亥の単独の天同星は出会いません。ほかの座り方で擎羊星に出会うと、ふだん穏やかなあなたが、あることで急に強硬になり、きょうだいを驚かせます。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、家で分担すべきことが先延ばしになり続け、みんなが誰かが先に言い出すのを待っています。天同星・太陰星と卯・酉の天同星は陀羅星に出会いません。
庚年生まれで天同星の化忌(かき)が兄弟宮に入る人は、きょうだいとの間の気持ちに関わることがひとつ、大きくはないのにずっと心に残りがちです。同じ年に武曲星(ぶごくせい)の化権(かけん)が決まって命宮に入るので、実務を片づける力は強くなります。できる部分を先に片づけ、気持ちの部分には時間を与えましょう。
兄弟宮に天同星があると、きょうだいは頼りにならないのか
兄弟宮に天同星があり、天同星は責任を背負いたがらないと聞いて、いざというときにきょうだいが頼りにならないのではと心配する人がいます。この宮の天同星が示すのは、あなたたちの情が日ごろの付き合いの上に築かれ、一緒に食事をしたり話したりする時間が多いということで、いざというときに助けてもらえるかどうかもその情しだいです。日ごろの行き来を大事にすることが、大切なときのための貸しを積むことになります。