兄弟宮の巨門
兄弟宮に巨門星(こもんせい)がある人は、きょうだいや同世代の人に対して、口数も意見も多く、率直で理屈を語りたがります。一言の言い違いで、きょうだいとしばらく気まずくなることもあります。
きょうだいの間で、理を通し、議論も好む
家のことは徹底的に聞きます。誰がお金を出すのか、誰が世話をするのか、当初どう決めたのか。あなたの言うことには筋が通っていることが多いのですが、口調が硬いので、聞く側はまず指摘されたと感じます。
きょうだいの間では、小さなことで言い合いになりやすく、大人になってからは頻繁にはしなくなっても、一枚の壁ができやすく、会うと礼儀正しいものの、本音はあまり話しません。きょうだい本人の性格は、その人自身の命盤で見ます。
壁は、人づての話から生まれることが多い
巨門は暗曜(あんよう)で、きょうだい間の誤解は、面と向かった言い合いから生まれることはほとんどなく、多くは話が親や配偶者を一度通って伝わるうちに、意味が曲がります。あなたが聞いた内容と相手が言ったことが違っていて、双方が確かめないままだと、わだかまりがそのまま残ります。
お金と年長者の世話の分担は、最も口論になりやすいところです。あなたが帳簿をきっちりつけていると、きょうだいは、そんなに細かく計算されるのは水臭いと感じるかもしれず、双方が自分が損をしていると思ってしまいます。
話は本人に直接聞き、勘定は書いておく
人づてに聞いた話は、まず本人に電話して「こういう意味ですか」と一言尋ねるほうが、心の中で根に持っておくより役立ちます。お金を出し合ったり、順番に世話をしたりするなら、金額と分担をグループチャットに書き、口頭の記憶に頼らないようにします。
同宮する星で、きょうだいの間でのあなたの姿も変わります。卯・酉の宮で天機に会うと、案が多く、言うことも変わりがちです。寅・申の宮で太陽に会うと、熱心に前へ出て、声も大きく、行動も惜しみません。丑・未の宮で天同に会うと、表面は穏やかで、不満は黙って抱え込みがちです。巨門が辰・戌で単独の陥になる場合、壁の感覚がいちばん重くなるのが通例です。
兄弟宮の巨門星、明るさで口げんかの収まり方が変わります
巨門星は子・午・巳・亥で単独ならいずれも旺で、きょうだいとはよく言い合っても話は通じ、けんかしても数日たてばいつも通り食卓を囲めます。寅・申・卯・酉では廟で、太陽星(たいようせい)か天機星(てんきせい)が同じ宮に入り、家であなたが説く筋道にはみんなが納得しますが、言い切りすぎて、きょうだいが口を挟めません。丑・未で天同星(てんどうせい)と同じ宮にあると二つとも不得地で、言い争いは少なく、胸にしまうことが多くなります。
兄弟宮が巨門星の人は、命宮に決まって天相星(てんそうせい)があり、あなた自身は節度を重んじ、場を整えるのが好きなので、きょうだいと口論になると、たいていあなたが先に場を収めますが、心の中のひと言は収まっていません。
兄弟宮の巨門星に擎羊・陀羅・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、きょうだいの言い争いがその場で爆発しやすく、ひと言にひと言を返し、話すほど硬くなります。寅・申・巳・亥の巨門星は擎羊星に出会いません。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、話し合うべきことが延び延びになり、家の決定があなたのうなずきを待っているのに、なかなか返事をしません。
丁年生まれの人は巨門星の化忌(かき)が兄弟宮に入り、あるきょうだいとの間に何年も引っかかっているひと言があって、会ってもその話題を避けます。癸年生まれの人は巨門星が化権(かけん)になり、きょうだいの間であなたの言葉が通り、家のことはあなたが決めることがよくあります。けんかのあとは、一週間ほどおいて関係のない小さなことで連絡してみましょう。たとえば子どものころの写真を一枚送り、関係をいったんふだんに戻してから、本題を話すのです。
兄弟宮に巨門星があると、きょうだいにいじめられるのか
兄弟宮に巨門星があると、きょうだいにひどい目にあわされやすいのかと聞く人がいます。この宮が示すのは、きょうだいとの間で言葉がゆがんで伝わりやすいということで、生まれつき損をする人がいるわけではありません。ひどくされたと感じるのは、たいてい期待を口に出しておらず、相手も知らないからです。まず自分が決められる部分をはっきりさせましょう。どれだけ力を出すか、どこまでにするかが決まっていれば、話すときに相手と比べなくてすみます。