紫微家

奴僕宮の化権とは

奴僕宮の化権(かけん)を持つ人は、友人、同僚、協力相手の間で物事を仕切る人であることが多く、分担、調整、決定を担ううちに、みながあなたの声を待つようになります。

武曲天相福徳庚寅太陽天梁田宅辛卯七殺官禄壬辰紫微遷移甲午疾厄乙未破軍財帛丙申子女丁酉廉貞天府夫妻戊戌太陰兄弟己亥貪狼命身庚子天同巨門父母辛丑天機平権奴僕宮癸巳土五局命主 貪狼 身主 文昌陽男
サンプル命盤:天機化権が奴僕宮に入る例(あなたの命盤ではありません)

輪の中で、あなたが決める役

イベントをどうするか、協力をどう分けるか、誰が何を担うか。あなたが決めることが多く、誰も声を出さないと、耐えられません。

何かあればあなたが処理し、お金も先に立て替えるので、友人はあなたを信頼し、頼ることにも慣れています。

決定がすべてあなたにかかる

何でも自分で引き受けると、みなは気楽ですが、あなたは忙しすぎて自分の時間がなくなります。友人の間に摩擦が起きると、あなたが出て決まりを決め、負けと判断された人はあなたから遠ざかります。

あなたが立て替えたお金や手伝いが、続くうちに当たり前になります。

物事を人に分けて任せる

分担を書き出し、責任を分け、あなたは決める必要のある部分だけを担います。

お金のことは面と向かってはっきり言い、いつもお金も力も出す必要はありません。自分の時間を大事にすれば、友人もそれに従って尊重してくれます。

巨門星・天梁星・貪狼星の化権が奴僕宮に入るとき

癸年生まれで巨門星(こもんせい)が化権となって奴僕宮に入ると、友人や同僚の間でいちばん言葉に重みがあるのは、たいていあなたです。会議ではあなたのひと言で議論がまとまります。巨門星は寅・卯・申・酉で廟となり、筋が通っているので皆が納得します。辰・戌では陥となり、議論好きで人の誤りも正したがるため、同僚は押さえつけられているように感じ、陰ではあまり声をかけてこなくなります。

乙年生まれで天梁星(てんりょうせい)が化権となって奴僕宮に入ると、あなたは仲間内で面倒を見て、公平な判断を下す役です。誰かがもめると、皆があなたに裁いてほしがります。天梁星は子・午・寅・卯・辰・戌で廟となり、あなたの判断には耳が傾けられます。巳・申・亥では陥となり、世話を焼きすぎて、友人には口出しが多いと思われます。

己年生まれで貪狼星(どんろうせい)が化権となって奴僕宮に入ると、あなたは友人の間で人を集める役です。食事会、旅行、運動サークルなど、日時と場所はたいていあなたが決めます。貪狼星は辰・戌・丑・未で廟となり、どの集まりもにぎやかになります。巳・亥では陥となり、集まりが増える一方で、お金も時間も付き合いに消えていきます。

友人関係に陀羅星・火星・鈴星・化忌が重なるとき

陀羅星(だらせい)が化権と一緒に奴僕宮に入ると、共同の仕事はあなたが決めるのに、進み具合はあなたのところで止まりがちです。皆があなたの返事を待っているのに、あなたはまだ考えています。火星(かせい)・鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、友人と衝突したときにその場で机をたたき、後で悔やみます。付き合いが一時の怒りで途切れることがよくあります。腹が立ったらまずその場を離れ、返信は翌日にしてください。

奴僕宮の向かいは兄弟宮です。兄弟宮に化忌があると、外では友人をうまくまとめられるのに、きょうだいや同期の間に戻ると、比べ合いや貸し借りで引っかかりがちです。辛年生まれで太陽星(たいようせい)と巨門星が寅・申で一緒に奴僕宮に入ると、巨門星の化禄と太陽星の化権が同じ宮に入ります。友人がもたらす資源は多く、仲間内での決定権もあなたにあり、恩恵と責任が同じ顔ぶれに結びついています。

奴僕宮に化権があると、友人に利用されるのか

奴僕宮に化権があると、友人に振り回されやすいのか、反対に支配的だと言われるのか、とよく聞かれます。化権が示すのは、仲間内ではたいていあなたが決め、友人も物事をあなたに任せるのに慣れているということです。利用されていると感じるのは、たいてい自分の役目ではないことまで引き受けすぎているからです。次に友人から何かの取りまとめを頼まれたら、一緒に責任を持ってくれる人がいるかを先に聞き、一人見つかってから引き受けてください。見つからないなら、その件は思っているほど急ぎではないということです。引き受けなくてもかまいません。