疾厄宮の化権とは
疾厄宮の化権(かけん)を持つ人は、体まで管理すべきプロジェクトとみなし、生活リズム、トレーニング、リハビリを自分で制御したがります。自律は元手ですが、行きすぎると別の形の無理な踏ん張りになります。
体にも、管理を求める
自分の状態を見張り、運動すべきときは運動し、整えるべきときは整えます。体が思いどおりにならない感覚そのものが、好きではありません。
意志力も、無理に踏ん張ることに使われがちで、すでに疲れているのに、計画をやり遂げようとします。
自律がストレスに変わる
一日抜けると自分を責め、かえって全部やめてしまいやすくなります。具合が悪くても言わず、目立つようになってから処理します。
止まって休むことを、後退だと感じます。
大きな方向を管理し、一食ごとは管理しない
決まった生活リズムと、決まった運動を予定に入れれば十分で、毎日完璧である必要はありません。一日抜けたら、翌日につなぎ直します。
休むべきときは休み、ゆっくりするべきときはゆっくりします。規則正しさは意志力より頼りになり、休息もトレーニングの一部に数えます。
天同星・太陽星・破軍星の化権が疾厄宮に入るとき
丁年生まれで天同星(てんどうせい)が化権となって疾厄宮に入ると、自分の世話の仕方は心地よさ重視です。よく食べ、よく眠り、疲れたら休みます。ただ、何でも自分のペースでないと気がすみません。天同星は巳・亥で廟となり、このゆとりのおかげで回復が早いです。午では陥となり、気まますぎて生活リズムがすぐ変わり、決めた運動も二週間続かないことがよくあります。
辛年生まれで太陽星(たいようせい)が化権となって疾厄宮に入ると、体力を外で使い切る習慣があり、引き受けたら疲れたとは言いません。太陽星は寅・卯・辰・巳・午で十分に明るく、気力も充実していて持ちこたえられます。亥・子では陥となり、無理の代償が早く出て、夜の気力が昼よりはっきり落ちます。まず夜の予定を半分に減らしてください。
甲年生まれで破軍星(はぐんせい)が化権となって疾厄宮に入ると、自分を立て直すときは大がかりになりがちです。生活リズムを一度に全部入れ替えたり、いきなりきつい講座に申し込んだりします。破軍星は子・午で廟となり、こうしたやり直しが効くことも多いです。卯・酉では陥となり、変え方が激しすぎて、長続きせずにまた全部やめてしまいます。
自己管理に陀羅星・火星・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)が化権と一緒に疾厄宮に入ると、たまった疲れが抜けにくいのに、あなたは手を止めません。休みが必要だと認めるまでに、何週間もかかることがあります。火星(かせい)が同じ宮にあると、運動も仕事も勢いで進め、出し切ると一気に電池切れになります。前の日は元気だったのに、翌日は起き上がれないこともあります。鈴星(れいせい)が同じ宮にある場合も似ていますが、疲れが内にこもり、口に出さないので、周りからは分かりません。
丁年生まれで天同星と巨門星(こもんせい)が丑・未で一緒に疾厄宮に入ると、天同星の化権と巨門星の化忌が同じ宮に入ります。生活リズムを整えたいのに、心の中にはずっと晴れない気がかりがあり、寝る前も起きてからも考えています。抱え込んだ気がかりは予定表より消耗します。まず誰か一人にそのことを話してください。そうすれば生活リズムも立て直せます。
疾厄宮に化権があると、体が丈夫なのか
疾厄宮に化権があると、体が強くて疲れにくいのか、とよく聞かれます。本サイトの読み方では、この宮から病気になるかどうかは分かりません。見ているのは、あなたが自分の体をどう扱うかです。化権が示すのは、意志の力で体を管理する習慣があり、長く持ちこたえられる一方で、無理をしすぎやすいということです。体の状態は、実際の検査と医師の判断を基準にしてください。まずできることは、一週間でいちばん疲れる日を見つけ、その日の夜には何も予定を入れないことです。一か月続けてから、気力が戻ったかどうかを見てください。