父母宮の化権とは
父母宮の化権(かけん)を持つと、年長者、師、上司の前で、せめぎ合いが起きやすくなります。自分で決めたいと思い、同じく決める人に出会うと反発しやすく、争うのは多くの場合、誰が決めるかで、誰に理があるかは二の次です。
自分で決めたい
上の人にはあまり折れず、言うべきことは言い、争うべきことは争い、自分のことは自分で決めたいと思っています。
上の人も、責任をあなたに任せることが多く、家族のこと、会社のことで、あなたが決めるよう頼まれます。
主導を争って、関係が張りつめる
硬さと硬さがぶつかり、話し方がまっすぐすぎて、上の人は尊重されていないと感じます。争ううちに、主導権のためだけの争いになり、事柄がうまくいくかどうかは、かえって誰も気にしなくなります。
責任は引き受けたのに、それに見合う権限が得られず、重苦しい気持ちで仕事をします。
先に責任と権限をはっきりさせる
任務を引き受ける前に、責任と権限をはっきり話します。得られるなら引き受け、得られないなら事柄を小さく分けます。
与えるべき敬意は払い、守るべき境界は守ります。書類や申請は期限どおりに出し、こじれて争いにならないようにします。大人として扱われたいなら、まず自分の境界をはっきり言いましょう。
紫微星・天機星・巨門星の化権が父母宮に入るとき
壬年生まれで紫微星(しびせい)が化権となって父母宮に入ると、上の立場の人との付き合いは交渉のようになります。誰が決めるのか、誰が誰に従うのか、ひと押し争うことがよくあります。紫微星は午・未・丑で廟となり、上の人もあなたに裁量を与えてくれます。子では輝度が平和で、自分で勝ち取らなければならず、勝ち取っても後ろ盾になってくれる人はあまりいません。
丙年生まれで天機星(てんきせい)が化権となって父母宮に入ると、上司や恩師の前ではあなたが知恵を出す役で、出した案はよく採用され、直しを命じられることも多くなります。天機星は子・午で廟となり、あなたの提案には重みがあります。丑・未では陥となり、提案が何度も変わるので、上の人はあなたを落ち着きがないと感じます。
癸年生まれで巨門星(こもんせい)が化権となって父母宮に入ると、年長者や上司との間で言葉も言い合いも多く、理屈ではあまり譲りません。巨門星は寅・卯・申・酉で廟となり、筋道立てて話せるので、上の人も聞き入れてくれます。辰・戌では陥となり、話すほどこじれます。大事なことは文書にして提出した方が、面と向かって争うより効果があります。
上の人との付き合いに擎羊星・陀羅星・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が化権と一緒に父母宮に入ると、上司や年長者とぶつかったときにあまり引きません。話は決着しても、関係はしばらく気まずくなりがちです。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、書類、申請、審査がたびたび滞り、あなたは進み具合を握りたいのに、手続きの主導権はあなたにはなく、催促しても変わりません。
父母宮の向かいは疾厄宮です。疾厄宮に化忌があると、上の人と長く争うほど眠りが浅くなり、気力も出なくなります。最後に先に音を上げるのは、あなた自身です。丙年生まれで天機星の化権が父母宮に入るとき、同じ年の天同星(てんどうせい)の化禄は必ず子女宮か奴僕宮に入ります。上の人との関係では苦労しても、後輩や友人の側からはよいことがよく舞い込みます。
父母宮に化権があると、親とうまくいかないのか
父母宮に化権があると、親とよく言い合いになり、関係がよくないのか、とよく聞かれます。この宮に書かれているのは、年長者や上司に向き合うときのあなたの姿です。あなたは自分で決めたく、同じように決めたい人とぶつかりやすいのです。親がどんな人かは、親自身の命盤で見るものです。次に意見が合わなかったら、まず「このことは自分で決めたい。結果は自分で責任を取る」と伝えてから、細かい話に入ってください。どちらが正しいかを争うより、たいていうまくいきます。言ったことを何度か守れば、相手のほうから多くのことを任せてくれるようになります。