紫微家

遷移宮の化権とは

遷移宮の化権(かけん)を持つと、外に出ると責任を任されやすく、出先での事柄はあなたが決めることが多くなります。責任がすんなり来るぶん、前線で一人で支えることも多くなります。

福徳身庚寅田宅辛卯天同官禄壬辰武曲破軍奴僕癸巳天府疾厄乙未天機太陰財帛丙申紫微貪狼子女丁酉巨門夫妻戊戌天相兄弟己亥天梁命庚子廉貞七殺父母辛丑太陽旺権遷移宮甲午土五局命主 貪狼 身主 天機陰女
サンプル命盤:太陽化権が遷移宮に入る例(あなたの命盤ではありません)

外では、責任を任されやすい

新しい環境に入ると、窓口役、リーダー、現場の処理役に推されることが多く、出先での決断力は、家にいるときよりも目立ちます。

条件の交渉も、責任の引き受けも思い切りよくでき、赴任や地域をまたぐ協力が、あなたに回ってきがちです。

前線にいるのは、あなた一人

前線に長くいると、すべての決定を自分で下す習慣になり、そばに分かち合う人がいません。権が手にあるので、言葉が命令になりやすく、現地の人がそれを受け入れるとは限りません。

出先での用事が次々に舞い込み、生活や休息はずっと後回しになります。

先に、任せられる人を作る

出先での責任を引き受ける前に、誰が分担してくれるか、あなたがいないとき誰が代わりに決められるかを、はっきり聞いておきます。

追い込みと休息を交互に組みます。決める前に、現地の人の意見を一つ聞けば、判断はより安定します。

太陽星・天機星・武曲星の化権が遷移宮に入るとき

辛年生まれで太陽星(たいようせい)が化権となって遷移宮に入ると、外に出たとたんに前へ押し出されます。引率、司会、対外的な代表役などです。太陽星は卯で廟、寅・辰・巳・午で旺となり、外での評判がすぐに広まります。亥・子では陥となり、外のことを同じように背負っても、手柄は他人のものになりがちです。出発前に、今回は誰が何を受け持つかを決めておいてください。

丙年生まれで天機星(てんきせい)が化権となって遷移宮に入ると、外ではあなたが知恵を出す役です。どの道で行くか、日程をどう組むか、何かあったらどう変えるか、皆があなたの意見に従います。天機星は子・午で廟となり、その場の判断が的確です。丑・未では陥となり、計画を変える回数が多すぎて、一緒に出かける人が疲れてしまいます。出発前に、変えられない二つ三つのことを決めておいてください。

庚年生まれで武曲星(ぶごくせい)が化権となって遷移宮に入ると、外に出るのは仕事をして稼ぐためで、海外赴任、駐在、遠方での商談で最も力を発揮します。武曲星は辰・戌・丑・未で廟となり、外での成果が確かなものになります。卯・酉では利益にとどまり、物事はまとまるものの、その過程で現地の人と条件をめぐって何度も綱引きをします。

外での権に擎羊星・地劫星・化忌が重なるとき

擎羊星(けいようせい)が化権と一緒に遷移宮に入ると、外での条件交渉が強気で、よい値で話をまとめられる一方、現地の取引相手と決裂しやすくもなります。地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、出先で決めた投資、賃貸契約、提携が、帰ってきてから問題になることがよくあります。署名する前にもう一人に見てもらってください。とくに、現地にいなくてもあなたのために確認してくれる人がよいでしょう。

遷移宮の向かいは命宮です。命宮に化忌があると、外では思い切って決め、責任も引き受けるのに、自分のこととなると、これでよかったのかと迷いがちです。乙年生まれで天機星と天梁星(てんりょうせい)が辰・戌で一緒に遷移宮に入ると、天機星の化禄と天梁星の化権が同じ宮に入ります。外では機会も立場も得られ、引き受けることも増えるので、家族のための時間を残しておいてください。

遷移宮に化権があると、海外で活躍するのに向くのか

遷移宮に化権があると、地元を離れたり海外に出たりした方がうまくいくのか、とよく聞かれます。化権が示すのは、外に出ると思い切って決められ、責任を任されやすく、外での働きぶりが家にいるときより目立ちやすいということです。よその土地に長く住むのが合うかどうかは、命宮と田宅宮も合わせて見る必要があります。まず短期の赴任や交換留学、プロジェクトで試してみて、よその土地でやるほど意欲が湧くのか、終わったらすぐ帰りたくなるのかを確かめてください。