官禄宮の化権とは
官禄宮の化権(かけん)は、化権が最も本領を発揮する位置です。人を管理し、お金を管理し、方向性を決めます。実権が手にあるぶん、責任もついてきます。実権のある人にとって、いちばん難しいのは手放すことです。
実権が、あなたの手にある
チームを率い、予算を管理し、方向を決める。決定権のあるポジションがあなたに向いています。責任だけあって権限がないことには耐えられず、事柄はあなたのもので、印鑑は人の手にあるという状態は苦手です。
物事を進める力があり、結果も担えます。昇進の多くは、局面を収め直すあなたの力によります。
抱え込むと、チームが成長しない
安心して任せられないと、いつも火消しをしています。進み具合を急かすことばかり考えて、人を育てることを忘れます。
手綱を締めすぎると、下の人は力を発揮する余地がなく、手柄も分け合えません。
権を、仕組みに変える
手順を書き出し、責任を分けておけば、物事はあなたが見張らなくても進みます。
やり遂げた手柄は他の人に譲り、引き継げる人を育てます。あなたが離れても物事は残り、ポジションにも長く座れます。
紫微星・武曲星・巨門星の化権が官禄宮に入るとき
壬年生まれで紫微星(しびせい)が化権となって官禄宮に入るのは、最も管理職らしい形です。チームを率い、方向を決め、上にも下にもあなたが顔を出します。紫微星は午・未・丑で廟となり、ポストにしっかり座っていられます。子では輝度が平和で、権はあっても人手が足りず、何でも自分でやることになります。まず右腕を育ててください。
庚年生まれで武曲星(ぶごくせい)が化権となって官禄宮に入ると、あなたの権は実行と財務にあります。予算を管理し、プロジェクトを管理し、数字を見張ります。任された仕事にはきちんと結果を出します。武曲星は辰・戌・丑・未で廟となり、仕事ぶりがきっぱりしていて成果が出ます。巳・亥では平和で、突き進むのは速いものの、細かいところを他の人に補ってもらうことが多くなります。
癸年生まれで巨門星(こもんせい)が化権となって官禄宮に入ると、あなたは話すことで仕事をします。交渉、教育、法務、営業など、口を開けば影響力があります。巨門星は寅・卯・申・酉で廟となり、はっきり話せて周りも納得します。辰・戌では陥となり、議論が好きすぎて、会議には勝っても人望を失います。
仕事の権に擎羊星・地空星・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が化権と一緒に官禄宮に入ると、仕事は速さと勝ちにこだわり、案件や資源の取り合いもいといません。成果は手に入りますが、同僚との間にしこりを残しがちです。地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、構想は大きく計画も多いのに、最後までやり切った案件は少なく、上司が覚えているのは成果ではなく企画書です。陀羅星(だらせい)が同じ宮にある場合は反対で、決定権を握ったまま決断を先延ばしにし、チーム全員があなたを待つことになります。
壬年生まれで紫微星の化権が官禄宮に入るとき、同じ年の武曲星の化忌は必ず命宮か財帛宮に入ります。仕事ではあなたが決めるのに、お金か自分自身の側で、気がかりが一つ残ります。丁年生まれで天同星(てんどうせい)と巨門星が丑・未で一緒に官禄宮に入ると、天同星の化権と巨門星の化忌が同じ宮に入ります。仕事で主導権はあるのに、意思疎通でたびたびつまずきます。大事なことは文章にしてから送ってください。
官禄宮に化権があると、管理職と起業のどちらに向くのか
官禄宮に化権があるのは、会社で管理職になるのに向いているのか、それとも独立して起業するのに向いているのか、とよく聞かれます。化権が示すのは、決定権のあるポストが必要で、責任だけあって権限がない状態がいちばんつらいということです。そうしたポストは、会社の中にも自分の店にもあります。まず今の仕事で自分が決められることがどれだけあるかを見てください。ほとんどないなら、小さなプロジェクトの主導権から取りにいき、成果を出してから次のことを考えてください。一度でも最初から最後まで主導した経験があれば、会社に残るにしても独立するにしても、自分が何を求めているのかがはっきりします。