紫微家

命宮の化権とは

化権(かけん)が命宮に入る人は、主導権と発言権が自分にかかります。物事を決める人が必要なとき、たいていあなたで、責任がのしかかるときも、まずあなたに回ってきます。権は掌握感を与えてくれますが、やらなければならない荷も、一緒に押し込んできます。

子女戊寅夫妻己卯天同兄弟庚辰太陽父母壬午天府福徳癸未天機太陰田宅甲申紫微貪狼官禄身乙酉巨門奴僕丙戌天相遷移丁亥天梁疾厄戊子廉貞七殺財帛己丑武曲平権破軍平命宮辛巳金四局命主 武曲 身主 文昌陽女
サンプル命盤:武曲化権が命宮に入る例(あなたの命盤ではありません)

あなたが、決める人です

何か事があると、自然に方向を定め、仕事を分け、次の一手を決めます。世話焼きと言い切れるわけではなく、誰も決めないと、座っていられないだけです。

話に重みがあり、人はよくあなたの言うことを聞きます。責任も受け止める習慣があり、人に任せては不安です。

握りすぎて、一人で担う形になる

何でも自分で決め、物事を締めつけるので、チームは育たず、あなたも疲れ果てます。自分では進行を進めているつもりでも、周りに聞こえているのは命令です。

管轄外の事柄まで引き受け、最後には責任がすべてあなたにかかります。

権の一部を、人に分ける

どの件でも、先に問います。この決定は私でなければならないか、と。必要ないものは人に任せ、ミスがあれば一緒にフォローします。

物事を進めるときは、一言「なぜか」を添えます。理由がはっきりしていれば、人は付いてこられ、あなたを恐れることもありません。物事があなたがいなくても回るなら、かえってより多くを管理できます。

紫微星・武曲星・太陽星の化権が命宮に入るときの違い

壬年生まれで紫微星(しびせい)が化権となって命宮に入ると、権は立場から生まれます。先頭に押し出されることが多く、周りはあなたのひと言を待ってから動きます。紫微星は午・未・丑で廟、寅・卯・巳・申・酉・亥で旺となり、十二の地支のどこでも陥にはなりません。子では平和で、権はあっても手を貸してくれる人が少なく、たいていは自分で背負います。

庚年生まれで武曲星(ぶごくせい)が化権となって命宮に入ると、権はお金と実行にあります。予算、進み具合、誰が何をするかを、あなたがひと言で決めます。武曲星は辰・戌・丑・未で廟となり、言ったことは必ずやり遂げます。巳・亥では平和で、決断は早いものの、実行の段階で穴を埋めに戻ることがよくあります。

辛年生まれで太陽星(たいようせい)が化権となって命宮に入ると、あなたの権は前に出て話すことで得たものです。公の場では、司会や発言役を任されがちです。太陽星は卯で廟、寅・辰・巳・午で旺となり、声がよく届きます。亥・子では陥となり、責任は同じように回ってくるのに、評価は遅れてやって来ます。まず自分が受け持つ範囲をはっきり伝えてください。

命宮の化権に擎羊星・火星・鈴星・化忌が重なるとき

擎羊星(けいようせい)が化権と一緒に命宮に入ると、決断が速くて硬く、相談の余地をあまり残しません。物事は前に進みますが、周りにはあなたにぶつかられたと感じる人も出てきます。火星(かせい)・鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、焦った勢いで決めてしまい、理由は後から付け足しがちです。大事な決断は、ひと晩置いてからにしてください。

丁年生まれで天同星(てんどうせい)と巨門星(こもんせい)が丑・未で一緒に命宮に入ると、天同星の化権と巨門星の化忌が同じ宮に入ります。自分で決めたいのに、うまく言葉にできない気がかりをずっと抱えていて、つかもうとするほど手放せなくなります。戊年生まれで天機星(てんきせい)と太陰星(たいいんせい)が寅・申で一緒に命宮に入ると、太陰星の化権と天機星の化忌が同居します。家事や出費はしっかり管理できるのに、計画はたびたび変わります。二つは同時にあり、打ち消し合うことはありません。

命宮に化権があると、強気な性格なのか

命宮に化権があると強気な性格で、管理職に向いているのか、とよく聞かれます。化権が示すのは、物事を引き取って自分で決める習慣があり、周りも決断をあなたに預けがちだということです。強気かどうかは、どんなやり方で決めるかによります。同じ化権でも、紫微星の化権は人を率いる方へ、武曲星の化権はお金と実行の管理へ、天機星の化権はアイデアを出す方へ向かいます。人を率いるのに向いているかを知りたいなら、一緒に一年働いた人たちが、どんどん自分で動けるようになったのか、それともあなたの指示を待つようになったのかを見てください。