命宮の化権とは
化権(かけん)が命宮に入る人は、主導権と発言権が自分にかかります。物事を決める人が必要なとき、たいていあなたで、責任がのしかかるときも、まずあなたに回ってきます。権は掌握感を与えてくれますが、やらなければならない荷も、一緒に押し込んできます。
あなたが、決める人です
何か事があると、自然に方向を定め、仕事を分け、次の一手を決めます。世話焼きと言い切れるわけではなく、誰も決めないと、座っていられないだけです。
話に重みがあり、人はよくあなたの言うことを聞きます。責任も受け止める習慣があり、人に任せては不安です。
握りすぎて、一人で担う形になる
何でも自分で決め、物事を締めつけるので、チームは育たず、あなたも疲れ果てます。自分では進行を進めているつもりでも、周りに聞こえているのは命令です。
管轄外の事柄まで引き受け、最後には責任がすべてあなたにかかります。
権の一部を、人に分ける
どの件でも、先に問います。この決定は私でなければならないか、と。必要ないものは人に任せ、ミスがあれば一緒にフォローします。
物事を進めるときは、一言「なぜか」を添えます。理由がはっきりしていれば、人は付いてこられ、あなたを恐れることもありません。物事があなたがいなくても回るなら、かえってより多くを管理できます。
紫微星・武曲星・太陽星の化権が命宮に入るときの違い
壬年生まれで紫微星(しびせい)が化権となって命宮に入ると、権は立場から生まれます。先頭に押し出されることが多く、周りはあなたのひと言を待ってから動きます。紫微星は午・未・丑で廟、寅・卯・巳・申・酉・亥で旺となり、十二の地支のどこでも陥にはなりません。子では平和で、権はあっても手を貸してくれる人が少なく、たいていは自分で背負います。
庚年生まれで武曲星(ぶごくせい)が化権となって命宮に入ると、権はお金と実行にあります。予算、進み具合、誰が何をするかを、あなたがひと言で決めます。武曲星は辰・戌・丑・未で廟となり、言ったことは必ずやり遂げます。巳・亥では平和で、決断は早いものの、実行の段階で穴を埋めに戻ることがよくあります。
辛年生まれで太陽星(たいようせい)が化権となって命宮に入ると、あなたの権は前に出て話すことで得たものです。公の場では、司会や発言役を任されがちです。太陽星は卯で廟、寅・辰・巳・午で旺となり、声がよく届きます。亥・子では陥となり、責任は同じように回ってくるのに、評価は遅れてやって来ます。まず自分が受け持つ範囲をはっきり伝えてください。
命宮の化権に擎羊星・火星・鈴星・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が化権と一緒に命宮に入ると、決断が速くて硬く、相談の余地をあまり残しません。物事は前に進みますが、周りにはあなたにぶつかられたと感じる人も出てきます。火星(かせい)・鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、焦った勢いで決めてしまい、理由は後から付け足しがちです。大事な決断は、ひと晩置いてからにしてください。
丁年生まれで天同星(てんどうせい)と巨門星(こもんせい)が丑・未で一緒に命宮に入ると、天同星の化権と巨門星の化忌が同じ宮に入ります。自分で決めたいのに、うまく言葉にできない気がかりをずっと抱えていて、つかもうとするほど手放せなくなります。戊年生まれで天機星(てんきせい)と太陰星(たいいんせい)が寅・申で一緒に命宮に入ると、太陰星の化権と天機星の化忌が同居します。家事や出費はしっかり管理できるのに、計画はたびたび変わります。二つは同時にあり、打ち消し合うことはありません。
命宮に化権があると、強気な性格なのか
命宮に化権があると強気な性格で、管理職に向いているのか、とよく聞かれます。化権が示すのは、物事を引き取って自分で決める習慣があり、周りも決断をあなたに預けがちだということです。強気かどうかは、どんなやり方で決めるかによります。同じ化権でも、紫微星の化権は人を率いる方へ、武曲星の化権はお金と実行の管理へ、天機星の化権はアイデアを出す方へ向かいます。人を率いるのに向いているかを知りたいなら、一緒に一年働いた人たちが、どんどん自分で動けるようになったのか、それともあなたの指示を待つようになったのかを見てください。