奴僕宮の化禄とは
奴僕宮の化禄(かろく)を持つ人は、友人や同僚の間で話しやすく、物事を相談しやすく、協力も成立しやすくなります。境界をうまく引ければ、輪は資産になり、うまく引けなければ支出になります。
友人が助けてくれ、協力もまとまる
人手が必要なとき、紹介が必要なとき、資金繰りが必要なとき、引き受けてくれる人がよくいて、協力相手も、合う人を見つけやすくなります。
友人に対して気前がよく、資源も機会も分け合い、輪はどんどん役に立つようになります。
無料の資源として扱われる
断りにくくて助け続け、人情に縛られます。案件、人脈、お得な話を先に分けたのに、相手の仕事ぶりはまだ見ていません。
あなたはずっと与えているのに、自分のことは人に助けを頼む言葉が出てきません。
先に人を見て、それから資源を与える
協力の前に、相手がどう仕事をするかを見て、条件を書き出します。
友人にも一度、あなたを手助けしてもらいます。手助けには軽重をつけ、永遠に与える側にならないようにすれば、輪はずっとあなたの力になってくれます。
廉貞星・貪狼星・天梁星の化禄が奴僕宮に入るとき
甲年生まれで廉貞星(れんていせい)が化禄となって奴僕宮に入ると、あなたの交友関係は人の集まる場で支えられます。会食、集まり、互いの紹介。一人から次々に人がつながっていきます。廉貞星は寅・申で廟となり、こうした付き合いが役に立ちます。巳・亥では陥となり、集まりも出費も多いわりに、本当に力になってくれる人は少ないので、連絡先は定期的に見直してください。
戊年生まれで貪狼星(どんろうせい)が化禄となって奴僕宮に入ると、一緒に遊ぶ友人がいちばん多くなります。同好のサークル、運動仲間のグループ、一緒に推し活をする仲間。趣味を通して知り合った人が、仕事の相手になることもよくあります。貪狼星が辰・戌・丑・未にあると、こうした付き合いは時間をかけて育つもので、三年、五年たってようやく誰が本当の友人か分かります。
壬年生まれで天梁星(てんりょうせい)が化禄となって奴僕宮に入ると、あなたは友人の中で面倒を見る側になり、困ったことがあるとまずあなたに相談が来ます。『紫微斗数全書』巻二には、禄が奴僕宮にある人は、恩恵の多くが友人の側にあり、自分はかえって走り回って苦労するとあります。天梁星の化禄によるお金は人助けに回りやすいので、助ける前に上限を決めておいてください。
交友に地劫・擎羊・化忌が重なるとき
地劫星(ちこうせい)が化禄と一緒に奴僕宮に入ると、友人のために立て替えたお金や貸した物は、戻ってこないことがよくあります。共同購入や食事会で先に払うのは、いつもあなたです。擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、友人と同じ顧客や同じポジションを取り合い、うまくいっているときは懸命に組みますが、仲たがいするとあっさり縁が切れます。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、友人に頼まれたことを二つ返事で引き受けながら、先延ばしにして終わらず、かえって付き合いが薄れていきます。
甲年生まれで廉貞星が寅にあって奴僕宮に入ると、化禄と禄存星(ろくぞんせい)が同じ宮に入り、友人がもたらす資源がもっとも厚くなります。この宮の両隣は必ず擎羊星と陀羅星なので、友人が多いぶん、もめごとや先延ばしも増えます。大限(10年運)や流年で化忌が奴僕宮に入る時期は、人付き合いの貸し借りが特に計算しにくくなるので、お金の貸し借りや共同の仕事は、先に書面にしておいてください。
奴僕宮に化禄があると、友人と共同経営に向いているのか
奴僕宮に化禄があると、友人と一緒に店を開くのに向いているのか、とよく聞かれます。化禄は、友人が力を貸してくれ、協力の話がまとまりやすいことを示すので、始めるのはたいてい難しくありません。難しいのは、仲がよいほど条件を切り出しにくいことです。共同で始める前に、出資の割合、誰がお金を管理するか、毎月一度帳簿を見ること、誰かが抜けたくなったらどう精算するかを書き出し、署名してから始めてください。店を開いたあとは、毎月決まった日に二人で帳簿を確認し、問題が小さいうちに話し合ってください。