福徳宮の化禄とは
福徳宮の化禄(かろく)を持つと、心が満たされやすく、趣味にも資源の支えがあります。やりたいことには時間があり、仲間がいて、条件もあります。ただ、心が空っぽのときは、消費で埋めないようにしてください。
心に、余裕がある
おいしい食事、静かなひととき、好きなことがひとつあれば、力が回復します。趣味も、仲間と資源を見つけやすいです。
何かに出会っても、自分を追い込みにくいほうです。
楽しみで、穴を覆う
心が空になると買い、少し心地よくなっても、問題はそのままです。日々が順調なので、向き合うべきことがどんどん先送りになってしまいます。
満足が簡単すぎると、趣味も表面にとどまり、深いところまで進みません。
楽しみを、補給にする
自分だけのための時間を少し残し、やり遂げたいことをひとつ持っておきます。
気持ちがいらだつときは、まず体に良いことをひとつして、それから買うかどうかを決めます。余裕があるときは、心からやりたいことをひとつ増やすほうが、物をひとつ買うより満たされます。
天同星・貪狼星・天機星の化禄が福徳宮に入るとき
丙年生まれで天同星(てんどうせい)が化禄となって福徳宮に入ると、あなたは生まれつき満ち足りやすく、おいしいコーヒー一杯や、早起きしなくていい朝ひとつで、気分が戻ってきます。天同星は巳・亥で廟、子・申で旺となり、このおおらかさが安定しています。午では陥となり、満足するのが早すぎて、努力すべきことまで一緒に緩んでしまいます。
戊年生まれで貪狼星(どんろうせい)が化禄となって福徳宮に入ると、あなたは趣味が多く、しかも玄人の域まで楽しめます。写真、料理、ドラマ鑑賞も、詳しくなるまで突き詰めます。貪狼星は辰・戌・丑・未で廟となり、趣味は長い年月をかけて積み重ねてこそ力になります。巳・亥では陥となり、遊びにお金を使うのが早く、ひと月にいくつも道具を買っては、一度使っただけでしまい込みます。
乙年生まれで天機星(てんきせい)が化禄となって福徳宮に入ると、あなたのくつろぎ方は頭を使うことです。本を読む、調べる、物事の仕組みを分解して考える。腑に落ちると、とても楽しくなります。天機星が丑・未で陥になると、頭が止まらず、休みの日まで仕事のことを考えてしまうので、スマートフォンを見ない時間をつくってください。
気持ちに火星・鈴星・陀羅・化忌が重なるとき
火星(かせい)・鈴星(れいせい)が化禄と一緒に福徳宮に入ると、休みになるとかえってじっとしていられず、予定をぎっしり詰めて、遊び終わると仕事より疲れています。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、小さなことが心の中で何度も再生され、暮らしは順調なのに、夜になると昼間のひとことをまた思い返してしまいます。地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、趣味に使うお金が予算を超えがちで、買った物のほうが使った物より多くなります。
福徳宮の向かいは財帛宮です。財帛宮に化忌があると、お金のことが引っかかったとき、楽しみで自分の気持ちを楽にしようとします。心の余裕でしばらくはしのげても、帳尻は残ったままです。二つは同時に起こり、打ち消し合うことはありません。引っかかっているお金の問題を先に片づけてこそ、楽しみが本当に気持ちを満たしてくれます。
福徳宮の貪狼星の化禄に、地空星が重なるとき
福徳宮に貪狼星の化禄があり、同じ宮に地空星(ちくうせい)もあるが、これはよいのか悪いのか、と尋ねる人がいます。二つはそれぞれ別に読みます。貪狼星の化禄は、趣味が多く、楽しむ力があることを示し、地空星は、そうした趣味への執着が薄く、しばらく楽しむと手放せることを示します。合わせると、何にでも手を出すけれど、どれも深くはならない形になりがちです。のめり込みにくいのが長所で、特技にまで育ちにくいのが代償です。三年以上続けてもまだ好きなものをひとつ選び、上級の講座に申し込むなどして一段上を目指し、ほかのものは息抜きと考えてください。