遷移宮の化禄とは
遷移宮の化禄(かろく)を持つと、外に出ると人気があり、機会も多くなります。外の土地、新しい環境、見知らぬ人の場がよく資源をもたらします。外の人が助けてくれる分、お返しもし、機会を成果にしていく必要があります。
外では、機会が比較的多い
新しい同僚、顧客、旅先で知り合った友人に、あなたを助けたいという人がよくいます。環境を変えることは、あなたにとって、挑戦より機会のほうが多いのです。
外の土地ではのびのびできて、人の目に留まり、覚えられやすくなります。
外の資源を使い切って、戻ってくる
集まりは多いのに、本当に前に進む話は少なく、人に何度も頼ってお返しが少ないと、人情を使いすぎることになります。
外に出ると家にいるときより気前がよくなり、ご馳走、贈り物、お土産で、一度の旅でまとまった額が消えていきます。
機会を成果に換える
出かける前に、この旅で何を持ち帰るかを考えておきます。協力関係でも、資料でも、あとでも連絡が取れる人でも構いません。
助けてもらったら忘れずにお返しし、出かけるときの出費は先に上限を決めます。付き合いだけで成果がなければ、持ち帰るのは疲れだけです。
太陽星・武曲星・天機星の化禄が遷移宮に入るとき
庚年生まれで太陽星(たいようせい)が化禄となって遷移宮に入ると、あなたは外に出たとたんに人の目に留まります。壇上に立つ、グループを率いる、対外的な窓口になる。評判は地元より、よその土地で早く広まります。『紫微斗数全書』巻二がわざわざ取り上げている形があり、天梁星(てんりょうせい)が子で命宮に入り、太陽星が午で遷移宮に入り、しかも庚年生まれの場合、この太陽星の化禄は、外で学識と文章によって名を上げることを示します。太陽星が亥・子で陥になると、外での機会はあなたが先に力を出してこそ訪れ、見返りは一歩遅れます。
己年生まれで武曲星(ぶごくせい)が化禄となって遷移宮に入ると、外に出るのは稼ぐためで、実際に稼げます。転勤や出向、営業回り、よその土地での受注など、収入が確かです。武曲星は辰・戌・丑・未で廟となり、当サイトでは時間をかけて積み上げる形と読みます。最初の出向ですぐに成果が出るとは限らず、二度目、三度目でようやく見えてきます。
乙年生まれで天機星(てんきせい)が化禄となって遷移宮に入ると、住む街や環境を変えること自体が機会になり、変えるたびにアイデアと人脈がひとつ増えます。天機星は子・午で廟となり、変化がうまく運びます。丑・未では陥となり、変えるのが頻繁すぎて、いつも移動の途中にいるのに、やり終えたことがひとつもない状態になりがちです。
外での動きに陀羅・地空・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)が化禄と一緒に遷移宮に入ると、外での機会はあっても、手続きが長引きます。ビザ、出張申請、よその土地での契約が、一つずつ時間をかけて進みます。地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、外で目にする機会は多いのに、実際にまとまるものは少なく、帰ってくると名刺の束はあっても、その後も連絡を取り合うのは数人だけです。
遷移宮の向かいは命宮です。命宮に化忌があると、外ではどこでも助けてくれる人がいるのに、心の中ではいつも自分はまだ足りないと感じていて、外に出たほうがかえって思い切って動けます。火星(かせい)が同じ宮にあると、思い立ったらすぐ出かけ、予定も急に変えるので、機会はすばやくつかめますが、お金と体力も早く使ってしまいます。
遷移宮に化禄があるのに、よその土地でうまくいかない
武曲星の化禄が遷移宮にあれば外に出て運が開けると読んだのに、よその土地ではどこもうまくいかないと感じる、という人がいます。化禄が示すのは、外に資源があり、助けてくれる人がいることで、環境を変えれば必ずなじめるという意味ではありません。遷移宮も一つの星だけで見るのではなく、向かいの命宮の様子や、煞星(さっせい、凶星のこと)が同じ宮にあるかどうかによって、感じ方が変わります。まず、うまくいかないのが環境が合わないせいなのか、機会が来たのに受け止めきれていないせいなのかを見分けてください。よその土地でこの一年に出会った人と機会を書き出してみると、恩恵は意外に多く、まだ成果になっていないだけだと気づくことがよくあります。