紫微家

命宮の地空星が表すもの

地空星(ちくうせい)が命宮に入る人は、つかみどころのない事に出会っても無理に踏ん張らず、物事を割り切って手放し、もとの枠から抜け出すこともできます。地空星は六煞星の一つで、物事から一歩引くこと、理想、突然の心変わりをつかさどり、命の中が空っぽという意味ではありません。地空星の位置は生まれた時刻で決まり、子の刻または午の刻生まれなら、地劫星(ちこうせい)と同じ宮に入ります。

太陽巨門田宅庚寅天相官禄辛卯天機天梁奴僕壬辰紫微七殺遷移癸巳疾厄甲午財帛乙未子女丙申廉貞破軍夫妻丁酉兄弟戊戌天同太陰父母庚子武曲貪狼福徳辛丑天府得地空命宮身己亥木三局命主 巨門 身主 天同陰女
サンプル命盤:地空が命宮にある例(あなたの命盤ではありません)

損得にあまりこだわらない

目の前の取り分を、あまり細かく気にしません。人が激しく奪い合うものを、そこまで重要だと思わないことが多く、縛られにくく、割に合わない勝負から降りる勇気もあります。物事を測るときは、まず価値があるかを問い、得か損かは後回しです。

他の人がまだこの一歩の勘定をしているうちに、この事がやる価値のあることかをすでに考えています。発想と方向転換が求められる職務が向いており、単に誰が長く耐えられるかを競う場では損をします。大きな方向は見えていますが、間に誰かが手を動かす必要があることを忘れがちです。

話はとても明確で、行動はぼんやりしている

考えは多く、動きは少なめです。方向は分かっていても、最初の一歩を形にする辛抱が足りず、話す内容は人に伝わっても、成果が見えません。

難しい事に出会うと、一歩引き、それは重要ではないと自分に言う習慣があり、長く続くと、本当は争う価値のあったものを逃します。

最初の一歩を書き出し、それをやってから次へ

考えは形にして初めて意味を持ちます。いちばん小さく、今日動ける事を一つ選び、終えてから次の事を話します。そうすれば、あなたの先見に支えが生まれます。

争うべきときは、とどまります。引く前に一度問います。この事は、本当に価値がないのか。

命宮の地空星、同じ宮の主星によって大きく変わります

天府星(てんぷせい)と同じ宮なら、本来は守りたい、蓄えたいのに、地空星が大事な場面で「こんなものを守って何になる」と思わせ、しばらく貯めてきたものをあっさり手放してしまうことがあります。太陽星(たいようせい)と同じ宮なら、人のために尽くすことをいとわず、見返りにもこだわらないので、たくさん尽くしても覚えてもらえたかどうかをあまり気にしません。貪狼星(どんろうせい)と同じ宮なら、興味の幅が広く、試したいことが多いのに、熱はすぐに冷め、新鮮さがなくなると次へ移ります。

命宮に主星がなく地空星だけの人は、向かいの遷移宮の星を借りて読み、外の人や環境から受ける影響がとくに大きくなります。また、文昌星(もんしょうせい)は決まって地空星の次の宮に入るので、地空星が命宮にあれば文昌星は兄弟宮にあり、二つが同じ宮に入ることはありません。あなたの考えは、同世代と話し合ったり文章にしたりしてはじめて、少しずつ形になります。

命宮の地空星に擎羊星・陀羅星・火星・鈴星・化忌が重なるとき

擎羊星(けいようせい)が命宮に同居すると、ある事を意味がないと感じたとたん、あいさつもせずにきっぱり手を引きます。陀羅星(だらせい)が同居すると、手放したいのに手放せず、ひとつのことが心の中で長く回り続け、なかなか決められません。鈴星(れいせい)が地空星と同じ宮に入るのは、寅・午・戌年の辰の刻か戌の刻に生まれた人だけで、考えが突然わいてきて、しかも深く胸にしまい込みます。

生年の化忌(かき)が命宮の主星につくと、ある事の意味がとくに気になり、納得できないと止まってしまいます。これは気がかりで、運命が悪いということではありません。その事の意味を一文に書いてみて、書けたら取りかかり、書けなければいったん置いておきましょう。

命宮の地空星、恋愛はずっと空回りするのか

命宮に地空星があると恋愛は一生うまくいかないと聞いた、どの恋も真剣だったのに最後はいつも空っぽで終わる、という相談がよくあります。当サイトの読み方では、命宮の地空星は、あなたが恋愛に高い理想を描き、現実の付き合いがその絵となかなか重ならないので、空回りしたと感じるという意味で、相手に出会えないと決めつけるものではありません。現実的な一歩として、恋愛でいちばん大事にしていることを三つ書き出し、次の関係が始まったら最初に話しておきましょう。気持ちが冷めてから言うのでは遅すぎます。