命宮の太陽
命宮に太陽星(たいようせい)がある人は、熱を外へ向けて放つタイプです。人手が足りなければ真っ先に手を挙げ、不公平を見れば口を開き、いちばん恐れるのは自分が役に立てないことです。光の強さは、太陽がどの地支の宮に入るかで決まります。太陽の三方四正に七殺・破軍・貪狼が入ることはありません。太陽が単独で入る場合、子・午の対宮は天梁、巳・亥の対宮は巨門、辰・戌の対宮は太陰です。
旺の宮と陥の宮では、輝き方が違う
太陽が寅・卯・辰・巳・午の宮に入ると旺です。命宮にある人は外向きで勢いがあり、したことが周りの目に入りやすい反面、燃やしすぎないよう気をつけます。酉・戌・亥・子・丑に入ると太陽は輝きを失い、熱心さは変わらないのに、していることを誰も覚えていなかったり、手柄を人に譲るのが習慣になったりしがちです。未・申の二宮はその中間です。
同宮する星も、太陽の持ち味を書き換えます。丑・未で太陰と同宮すると、外向きな性質に細やかさが加わります。寅・申で巨門と同宮すると、口数が多く、筋道を語りたがります。卯・酉で天梁と同宮すると、世話好きで人のために前へ出ます。残る六宮では、太陽が単独で入ります。
自分を燃やして、みんなの電源になる
会議が止まれば最初に口を開き、食事会では自然と段取りを引き受け、家に帰ってから本当は出かけたくなかったと気づきます。手を貸すほど人が列をなして頼ってきて、境界線が少しずつ削られていきます。
無理を続けるのも日常です。ちょっとした不調は我慢し、疲れても「大丈夫」と言います。太陽が「旺」の人は人前で踏ん張り、太陽が「陥」の人は心の中で踏ん張ります。見え方は違っても、すり減るのは自分です。
太陽が命宮にある女性は、男性とどこが違うか
太陽の熱は男女で変わりません。命宮に太陽がある女性も、人手が足りなければ真っ先に手を挙げ、不公平を見れば口を開きます。違いが出るのは、周りの期待です。男性が外で動き、みんなのために前へ出れば頼もしいと言われますが、女性が同じことをすると、家のことは大丈夫かと聞かれがちです。これは役割への要求であって、太陽という星とは関係がありません。
『紫微斗数全書』巻三「太陽入女命吉凶訣」の冒頭には「太陽正照婦人身、姿貌殊常性格貞」とあり、別の一首には「太陽女命有奇能」とあります。前の句は、当時の女性を見る物差し、つまり容貌と貞節で語っています。後の句が星の性質を語っており、才能と力量がある、という意味です。今日読むなら後の句だけで十分で、その熱は仕事にも、公の場にも、家庭にも生かせます。
旺の宮と陥の宮の違いは、男女どちらでも同じです。寅から午に入れば熱心さが人の目に入りやすく、酉から丑に入れば、したことが覚えられにくいので、やり終えたことを自分の口から伝える必要があります。
先に上限を伝えてから、手を出す
引き受ける前に一度立ち止まり、これは自分でなければならないことか、と考えます。できることはやり、できないことはその場で断ります。疲れたと認めても、あなたが暗くなることはありません。
太陽が「陥」の宮にある人は、もう一つ練習したいことがあります。終えたことを自分から伝え、人が気づくのを待たないことです。今週引き受けた頼まれごとを書き出し、あなたでなくてもよいものを二つ削ってみてください。