父母宮の天馬
天馬星(てんませい)が父母宮に入ると、親や目上の人、先生との間に距離が空きがちです。早くから外へ出て、一緒に過ごす時間が細かく切れ、そのぶん早くから自分の面倒を見ることを覚えます。親や目上の人本人がどんな人かは、その人自身の命盤で見ます。
自分で段取りをつける習慣があります
生活を自分で段取りし、進学や仕事でも家を離れがちで、上の世代と会うのは、年末年始の数日が多いでしょう。あまり不満を言わず、お互い忙しいのは普通だと考えます。
そのため自立していて、人に頼りすぎず、自分のことを早くから処理できます。この力は本物です。
距離が当たり前になる
みんな忙しく、それぞれの暮らしに慣れ、連絡しないのが普通になり、関係が背景のように薄れます。
目上の人に心配をかけたくなくて何でも大丈夫と答えていると、やがて向こうは今のあなたを知らなくなります。
どこへ行くのか、いつ戻るのかも伝えず、家の人は憶測するしかありません。
気遣いを決まりにする
電話するか帰省する時間を決めます。こうしたことは、決めておかないと、いつまでも別の用事に押し出されます。
無事の報告だけでなく、本当の様子も少し話します。あなたが話すからこそ、相手は本当に安心できます。
出かける前に、どこへ行くのか、いつ戻るのかを一言伝えるだけで、多くの心配が省けます。
父母宮の天馬星、主星が目上の人との距離を決めます
天馬星は寅・申・巳・亥にしか入らないので、父母宮がこの四つの地支のどれかにあるときだけ天馬星が入ります。同じ宮の主星が、目上の人との距離を決めます。太陽星(たいようせい)・巨門星(こもんせい)と同じ宮なら、親は仕事で家を空けることが多く、あなたは小さいころから距離を置いて親と話すことに慣れています。天機星(てんきせい)・太陰星(たいいんせい)と同じ宮なら、家が何度か引っ越し、親との付き合いも場所とともに変わってきました。武曲星(ぶごくせい)・天相星(てんそうせい)と同じ宮なら、上司との関係も異動のたびに相手が変わりがちです。紫微星(しびせい)・七殺星(しちさつせい)と同じ宮なら、早くから家を出て自分の力で挑戦したいと思い、親にも止められません。
父母宮は学歴、資格、書類のことも表します。ここに天馬星があると、証明書や資格が移動に合わせて再発行や切り替えを必要とすることがよくあります。
目上の人との間に陀羅・火星・地劫・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、実家に帰って親に会いたいのに、仕事や交通にずっと足止めされ、延びに延びます。火星(かせい)が同じ宮にあると、引っ越すかどうか、外へ出るかどうかをめぐって親とすぐ言い争いになり、言い終わってから、相手はただ手放したくなかっただけだと気づきます。地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、実家に帰るため、あるいは親を呼び寄せるためにかなりのお金を使い、交通費と二か所での生活費がずっと重くのしかかります。
化忌(かき)が父母宮の主星につくと、親との間で距離に関わることが引っかかりがちで、多くは誰が誰の世話をするか、実家に戻るかどうかです。まず親が本当に必要としているものをはっきり聞き、それから自分がどこまでできるかを決めましょう。できないところも率直に伝えます。
父母宮に天馬星があると、親と一緒に暮らす期間は短いのか
父母宮に天馬星があるのを見て、早くに家を離れ、親と長く一緒に暮らせないのかと尋ねる人がいます。この宮の天馬星が示すのは、目上の人との間によく距離があるということで、早くから外で学ぶこともあれば、親が家を空けがちなこともあり、縁が薄いという意味ではなく、暮らしの道筋が二人を遠ざけていることが多いのです。遠くに住んでいるなら、親に数日こちらへ泊まりに来てもらうのもよいでしょう。あなたの暮らしぶりを見れば、親の心の中の距離は縮まり、あなたも親が何を心配しているのかが分かります。