紫微家

官禄宮の天馬

官禄宮の天馬星(てんませい)を持つと、仕事は多くの場合、移動、外回り、他地域をまたぐ性質を帯びます。転職、業界替え、転居も人より頻繁で、そもそもその仕事自体が動くことを求めている場合も少なくありません。

廉貞破軍奴僕乙卯遷移丙辰天府疾厄丁巳天同太陰財帛戊午武曲貪狼子女己未太陽巨門夫妻身庚申天相兄弟辛酉天機天梁命壬戌紫微七殺父母癸亥福徳甲子田宅乙丑天馬官禄宮甲寅水二局命主 禄存 身主 文昌陽男
サンプル命盤:官禄宮の天馬(あなたの命盤ではありません)

仕事は移動と切り離せません

外回り、営業、販路、海外・遠方への赴任、他地域をまたぐプロジェクトといった役割が向いています。定位置にいて、手順が一向に変わらない仕事では、すぐに力が出なくなります。あなたの価値は、外の情報を持ち帰れることです。

同じ場所に長くいられないことも多くなります。苦労には耐えられるのですが、変化が見えないとやる気が出ません。

変えるのが早すぎる

転職が習慣になり、行き詰まるとすぐ辞めたくなり、どの仕事でも成果が出るまで続きません。

役職が変わっても、やっていることはほとんど同じで、年数は増えたのに、力はついてきていません。

履歴書が短期の経歴ばかりで、面接する側には積み上がりが見えず、ただ辞め続けている人に見えます。

同僚があなたをまだ知らないうちに、自分は去る準備をしているので、信頼も積み上がりにくくなります。

移動をキャリアにする

離れる前に、一つ身につけた力か、一つの成果を持ち出せているか確かめます。手ぶらで場所を変えるのは、一からやり直すのと同じです。

一つの仕事は、少なくとも一通りのサイクルを終えるまで続け、成果が人の目に届くまでの時間を取ります。

回った市場、話した顧客、歩いた街を、自分のデータベースにまとめます。他人に持っていかれない資産です。

行った場所の数は重要ではありません。数えるべきは、どれだけ使えるものを残したかです。

官禄宮の天馬星、主星が仕事の動き方を決めます

天馬星が官禄宮にあるとき、この宮の地支は決まって寅・申・巳・亥のどれかで、同じ宮の主星が仕事の動き方を決めます。廉貞星(れんていせい)と同じ宮なら、地域をまたぐ管理や販売網の運営に向き、さまざまな土地で仕組みを作ります。天機星(てんきせい)・太陰星(たいいんせい)と同じ宮なら、企画や調査を担う転勤に向き、あちこちで資料を集めます。紫微星(しびせい)・七殺星(しちさつせい)と同じ宮なら、チームを率いて新しい市場を切り開くのに向き、知らない土地ほど力がわきます。

官禄宮の天馬星から見ると、命宮はちょうど三合の位置にあり、あなたの仕事のペースと、仕事が求める移動がかみ合うとき、いちばん力を発揮します。

仕事の天馬星に陀羅・地空・化忌が重なるとき

陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、異動や転勤の機会が来ても、審査や引き継ぎで長く止まり、実際に動けるころには熱意が半分冷めています。地空星(ちくうせい)が同じ宮にあると、よい思いつきひとつで仕事を変えがちで、新しい職に就いてから想像とずいぶん違うと気づき、また次を探し始めます。

化忌(かき)が官禄宮の主星につくと、仕事で移動に関わることが気にかかりがちです。転勤を受けるべきか、街を変えるべきか、といったことです。行く場合と行かない場合のそれぞれの代償を書き出してから家族と話せば、決めたことが揺らぎにくくなります。

官禄宮に天馬星があると、営業職に向いているのか

官禄宮に天馬星があるのを見て、営業しか向かないのかと尋ねる人がいます。この宮の天馬星が示すのは、移動が必要な仕事に向くということで、営業はそのひとつにすぎず、転勤、地域をまたぐプロジェクト、物流、旅行ガイド、記者、コンサルタントなどもどれも合います。見るべきは同じ宮の主星です。落ち着いた主星なら、決まった拠点があり、ときどき出張する仕事に向き、勢いのある主星なら、一日中外を回る仕事に向きます。自分が動きたいかどうかも大事です。いつも外にいたい人もいれば、三か月に一度出張できれば十分な人もいて、どちらも天馬星です。