紫微家

財帛宮の天馬

財帛宮の天馬星(てんませい)を持つと、お金は多くの場合、動いた先で入ってきます。営業、フリーランスの受注、他地域への出張、件数や成績に応じた報酬などです。座ってお金が来るのを待つと、かえって稼ぎが遅くなります。

太陰子女乙卯貪狼夫妻丙辰巨門兄弟丁巳廉貞天相命戊午天梁父母己未七殺福徳庚申天同田宅辛酉武曲官禄壬戌太陽奴僕癸亥破軍遷移身甲子天機疾厄乙丑紫微旺天府廟天馬財帛宮甲寅火六局命主 破軍 身主 文昌陽男
サンプル命盤:財帛宮の天馬(あなたの命盤ではありません)

収入は、あなたが動いた先についてきます

収入は、移動と関係することが多いでしょう。顧客に会う、販路を回る、別の街の案件を受ける。オフィスに座って仕事が割り振られるのを待つ収入は、稼ぎも遅く、つまらなくも感じます。

機会への勘も早いほうです。どこに案件があるか、誰が協力相手を探しているか、人より先に知るのは、いつも外を歩いているからです。

遠くまで動くことで、オフィスでは会えない人と知り合うことも多く、次の商売もそうした人から来ることが多いでしょう。

よく動くのに、残らない

動けばお金になり、動かなければお金にならず、繁忙期は華やかでも、閑散期になると不安になります。

交通費、宿泊費、付き合いの費用、移動に使う時間は、入金額には表れません。収入だけを見ていると、月末になって骨折り損だったと気づきます。

機会を逃すのが怖くて何でも受けると、予定が回らなくなり、質が落ち、評判まで傷つきます。

一部を残して、長く走る

入ってきた収入は、まず一部に手をつけずにおきます。動いて稼ぐ収入は波が大きいので、余裕があれば案件を選べます。

交通費、付き合い、時間を見積もりに含めます。あなたが稼いでいるのは、コストを差し引いた残りの額です。

長く続けられるルートをいくつか選んで育てるほうが、何でも少しずつ受けるよりも積み上がります。貯まったものが、本当にあなたのものです。

禄存星と天馬星がそろう生まれ年

財帛宮の天馬星で一番よく聞かれるのは禄馬交馳(ろくばこうち)です。禄存星(ろくぞんせい)と天馬星が同じ宮に入るのは、二通りの生まれ年だけです。甲年生まれで十二支が子・辰・申の人は、二つがそろって寅に入り、庚年生まれで十二支が寅・午・戌の人は、二つがそろって申に入ります。それ以外の年では、禄存星と天馬星は同じ宮に入りません。

同じ宮の主星によって、お金の入り方が変わります。武曲星(ぶごくせい)・天相星(てんそうせい)と同じ宮なら、専門の請負や地域をまたぐサービスで稼ぎ、収入は安定しながらも動きがあります。廉貞星(れんていせい)・貪狼星(どんろうせい)と同じ宮なら、お金は付き合いや接待から生まれ、よく動くほど機会が増えます。太陽星(たいようせい)・巨門星(こもんせい)と同じ宮なら、あちこちで話し、交渉して稼ぎ、営業にも講師業にも向きます。

動いて稼ぐお金に陀羅・火星・地劫・化忌が重なるとき

陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、受け取るはずのお金が手続きで止まり、何度も足を運んでもなかなか入らず、立て替えた費用が重くのしかかります。地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、動いて入ったお金も出ていきやすく、交通費、宿泊費、接待費が大きく削り、月末に計算すると骨折り損です。火星(かせい)が同じ宮にあると、仕事を急いで引き受け、見積もりを詰めないうちに承諾し、動き回ったあとで利益が出ていないと気づきます。

化忌(かき)が財帛宮の主星につくと、移動に関わるお金が引っかかりがちです。遠方の取引先の支払いが遅れる、出張費の精算が通らない、といったことです。こうしたお金の期限は契約書に書き入れ、出発前に手付金の一部を受け取っておきましょう。

財帛宮に天馬星があると、よその土地での商売に向いているのか

財帛宮に天馬星があると、よその土地を回る商売や地域をまたぐ商売、輸出入に向いているのかと尋ねる人がいます。この宮の天馬星が示すのは、お金が動きの中から入るということで、地域をまたぐ仕事、外回り、さまざまな土地の案件はどれも合いますが、うまくいくかどうかは財帛宮の主星と、禄存星や化禄(かろく)が入っているかで決まります。まずオンライン会議で一度話し、相手に本気の意思があると確かめてから出かけましょう。浮いた交通費がそのまま利益になります。遠方の新しい客との初めての面会は、もともと行く予定の旅程にできるだけ組み込みます。