遷移宮の天馬
遷移宮の天馬星(てんませい)を持つ人は、外へ出るのが向いています。外に出かけ、街を変え、よその土地で力を伸ばすなど、機会はもともといた場所の外にあることが多く、よその土地にいるほうが、地元にいるより生き生きと動けます。
機会は外にあります
慣れた環境より、よそでのほうが力を出しやすい傾向です。場所が変わると自分を整え直し、自分から人と知り合おうともします。適応力は人より強く、慣れない環境のほうが、かえって元気が出ます。
動く必要がある、環境を変える必要がある仕事と暮らしが合います。海外・遠方への赴任、他地域との往来、旅、街から街への移動などです。
ずっと漂っている
場所を変え続けて、どこにも長くいられず、持ち出せるものが積み上がりません。
どの街にも知り合いは何人かいても、長く付き合える仲間はいません。何かあったとき、誰に頼ればいいか分かりません。
もとの問題が解決していないので、街を変えても一時的に見えなくなるだけで、しばらくするとまたついてきます。
動くたびに一つ持ち帰る
出かける前に、今回何を成し遂げるのか、はっきりさせます。テーマがあれば、動くことが背景を変えるだけにはなりません。
一つか二つの街で決まった付き合いを育て、定期的に会いに戻ります。帰りを待つ人がいてこそ、安心して外へ走れます。
場所を変えるたびに、作品、人脈、まとまったお金のどれかを持ち帰ります。
遷移宮の天馬星、同じ宮の主星が外での姿を決めます
遷移宮が寅・申・巳・亥にあるときだけ天馬星に出会い、同じ宮の主星が外でのあなたの姿を決めます。紫微星(しびせい)・天府星(てんぷせい)と同じ宮なら、外では落ち着いていて節度があり、どこへ行ってもすぐに足場を固めます。天機星(てんきせい)・太陰星(たいいんせい)と同じ宮なら、外では細やかで観察好きで、街を移るとまず住まいと生活の輪を探します。七殺星(しちさつせい)と同じ宮なら、外では勢いがあり、新しい土地に着くとすぐに道を切り開こうとします。天同星(てんどうせい)と同じ宮なら、外では気さくで付き合いやすく、どこへ行っても友だちができますが、遊びに夢中になって本来の用事を忘れることもあります。
遷移宮は命宮の真向かいにあり、ここに天馬星があると、機会は故郷の外にあることが多く、命宮の主星の持ち味は外に出てこそ本当に生きてきます。
外での天馬星に陀羅・火星・地劫・化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、出かけると遅れに出会いやすく、身分証、ビザ、交通と、どの関門でも少し待たされるので、計画には余裕をとっておくのが一番です。地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、外での出費が予想を超えやすく、引っ越し代、敷金、急な出費が次々に続くので、出発前に予算を三割多めに見ておきましょう。火星(かせい)が同じ宮にあると、外での決断が速く、機会が来るとすぐに引き受け、引っ越しも転職も数日で決まり、細かいことは進みながら補うことになります。
化忌(かき)が遷移宮の主星につくと、外ではひとつのことが気にかかりがちで、地元のペースになじめないこともあれば、家のことがずっと気がかりなこともあります。慣れるための期間を自分に与え、三か月はこの土地が合うかどうかを急いで判断しないことです。
遷移宮に天馬星があると、海外へ出なければならないのか
遷移宮に天馬星があるのを見て、外へ出てこそ成功すると聞き、海外へ行かなければならないのかと尋ねる人がいます。この宮の天馬星が示すのは、機会がもとの輪の外にあることが多いということで、街を変える、業界を変える、地域をまたいで協力する、どれも外へ出ることに入り、海外とは限りません。大事なのは外で積み重ねを残せるかどうかで、遠くへ行くより方向を持って行くほうが大切です。新しい土地では、最初の一か月は広げることを急がず、住まい、交通、食事の三つを落ち着かせてから、先のことを考えましょう。