父母宮の廉貞
父母宮に廉貞星(れんていせい)がある人は、年長者や上司の前で、敬いつつ腹も立てます。評価を気にし、自分を証明したいとも強く思い、親孝行の仕方はやや素直ではなく、口答えもすれば、成果で語ることもあります。
上の人との間に、引っ張り合いがある
年長者や上司にどう見られるかを、いつも気にしていて、装い、仕事の仕方、交友について自分の主張を持ち、認められたいとも思っています。力量のある人には従い、肩書きを振りかざすだけの人には従いません。
同宮する星で、上の人との距離が変わります。天府と同宮すると、年長者の前で体面を重んじます。天相と同宮すると、決まりを守り、決まりに押さえつけられもします。年長者本人がどんな人かは、その人自身の命盤で見ます。
口答えで、話をはっきり伝える代わりにする
口答えで自立を証明することが、最もよくある引っかかりです。大人として扱ってほしいのに、最も子どもらしい方法を使っています。不満を抱え込み、表面は従いながら、心では最初から従わないと決めているのも、関係を同じように傷つけます。
上の人の高い基準を自分も身につけ、大人になってからそれで自分と周りの人に求めてしまい、結局疲れてしまうのはあなたです。
まず気にかけ、それから理屈を話す
用があってもなくても顔を出すほうが、議論になってからようやく現れるよりよいです。先にあなたの考えを話し終え、それから相手の話を聞き、一言ごとに反論する必要はありません。
上の人とやり取りする書類は、要点を書面にし、やり取りしたメッセージは残します。年長者が高齢になったときの手配は、専門家の意見を複数聞き、言い争いで決めないようにします。
父母宮の廉貞星、明るさで目上との距離が変わります
廉貞星は寅・申で廟となり、単独で父母宮にあると、親や上司との間に引っぱり合いはあっても互いに敬意があり、あなたは相手の力量を認め、相手もあなたの能力を見ています。巳・亥で貪狼星(どんろうせい)と同じ宮に入ると二つとも陥で、目上との関係は良いときと悪いときの差が大きく、小さなひと言で気持ちがひっくり返りやすくなります。
廉貞星と七殺星(しちさつせい)が丑・未にあるとき、七殺星は廟で、上司の前でもノーと言え、いちばん厳しい任務も引き受けます。廉貞星と破軍星(はぐんせい)が卯・酉にあるとき、破軍星は陥で、親と考えが正反対になりやすく、自分を証明しようとするほど関係がこじれやすくなります。
父母宮の廉貞星に擎羊・陀羅・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、親や上司に逆らうときの言葉がさらに重くなり、あとで自分でも悔やみます。廉貞星が単独のときや廉貞星・貪狼星の父母宮では擎羊星に出会いません。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、目上から必要なものがなかなか得られず、決裁、推薦状、家の同意と、どれも一回ずつ余分に待たされます。
丙年生まれの人は廉貞星の化忌(かき)が父母宮に入り、ある親や上司との間にわだかまりがひとつあり、多くはその人が昔口にした評価です。相手の謝罪を待つ必要はありません。まず、そのひと言を自分の中でどれくらいの重さにするかを決め、それから話しに行くかどうかを考えましょう。
父母宮に廉貞星があると、親との縁が薄いのか
父母宮に廉貞星があるのを見て、親と親しくなれず、大人になるほど離れていくのではと心配する人がいます。この宮の廉貞星が示すのは、目上との関係が濃く、引っぱり合いも多いということで、縁が薄いという意味ではありません。激しく言い合うのは、たいてい互いに気にかけているからです。年に一度、二人とも好きなことを一緒にしてみましょう。芝居を観る、なじみの店で食べるなど、関係は理屈で直さなくてもかまいません。一緒にすることが増えれば、言いたいことを切り出すきっかけも見つけやすくなります。