紫微家

命宮の化科とは

命宮に化科(かか)が入る人は、話に筋が通っていて、仕事に節度があり、周りはまずあなたの印象と評判を覚え、信頼もしやすくなります。科は名声と秩序をつかさどりますが、必ず有名になるという意味ではなく、人柄の良し悪しとも関係ありません。ここで述べているのは、生まれ年の化科のことです。

紫微貪狼父母己卯巨門福徳庚辰天相田宅辛巳天梁官禄壬午廉貞七殺奴僕癸未遷移甲申疾厄乙酉天同財帛身丙戌武曲破軍子女丁亥太陽夫妻戊子天府兄弟己丑天機得太陰旺科命宮戊寅土五局命主 禄存 身主 天梁陽女
サンプル命盤:太陰化科が命宮に入る例(あなたの命盤ではありません)

まず、あなたの姿が覚えられる

ある場に入ったとき、あなたの印象は、たいてい清潔で、礼儀正しく、はっきり話す人です。いちばん目立つとは限りませんが、信頼される人で、同じ言葉でもあなたが口にすると、周りは本気で受け取りやすく、仕事もあなたに任せやすくなります。

あなたの名前には、よく好評が添えられています。任せて安心、話が明快、書類がわかりやすい。この評判のおかげで、説明の手間が減り、チャンスを求めるときも、疑われる関門がひとつ少なく、毎回ゼロから自分を証明しなくて済みます。

評判が実力より先を走る

間違えるのが怖くて、見栄えのよさを保つことを選び、新しいやり方を試せなくなり、やがて守っているのは、ひとつの姿だけになります。話も、きれいなことばかり選びがちで、指摘すべき問題を残したままにし、あとになって、あなたが最初から気づいていたことを周りは知ります。

周りの期待は高いのに、成果がまだ追いつかず、プレッシャーが先に来ます。評判が先を走ること自体は構いませんが、ずっと中身が追いつかなければ、自分のイメージに追いかけられる形になります。

評判を、形のある成果で支える

褒められるたびに、見せられる成果をひとつ足します。評判は、下に支えがあってこそ安定します。周りの評価は、次の納品のときに、相手に見せるのが態度だけではなく、具体的な完成度であるように、という注意として受け取れます。

言うべき問題は早めに、得意なやり方ではっきり伝えます。評判が長く続くのは、誠実さがあるからです。

紫微星・天機星・太陰星の化科が命宮に入るときの違い

乙年生まれで紫微星(しびせい)が化科となって命宮に入ると、あなたの評判は落ち着きから生まれます。場がどれほど騒がしくても、あなたが口を開くと皆が静かに耳を傾けます。紫微星は十二の地支のどこでも陥にならず、午・未・丑で最も明るく、この評判は自然に身につきます。子では平和で、評判はあっても、場を支える仕事はたいていあなた一人に回ってきます。

丁年生まれで天機星(てんきせい)が化科となって命宮に入ると、周りが覚えているのは、頭が整理されていて考えが頼りになるあなたの姿です。困ったことがあると、まずあなたに相談が来ます。天機星は子・午で廟となり、あなたの提案はよく採用されます。丑・未では陥となり、考えが多く言うこともよく変わるので、結局何を主張しているのか周りがすぐには覚えられません。

庚年または癸年生まれで太陰星(たいいんせい)が化科となって命宮に入ると、細やかでセンスがあり、気配りの行き届いた人という印象を与えます。太陰星は亥・子・丑で廟となり、このよい印象をわざわざ作り込む必要がありません。卯・辰・巳では陥となり、人の評価がとても気になり、イメージを保とうとして自分を疲れさせがちです。

命宮の化科に陀羅星・地空星・地劫星・化忌が重なるとき

陀羅星(だらせい)が化科と一緒に命宮に入ると、評判は時間をかけて磨かれます。最初の数年はあまり注目されず、長く続けてからようやく覚えてもらえます。地空星(ちくうせい)・地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、評判が言葉の上にとどまりがちです。すごい人だと言われても、具体的に何をしたのかと聞かれると、はっきり答えられません。

丁年生まれで天機星と巨門星(こもんせい)が卯・酉で一緒に命宮に入ると、天機星の化科と巨門星の化忌が同じ宮に入ります。筋道立てて話せる一方で、話しすぎて誤解されることもよくあります。庚年生まれで天同星(てんどうせい)と太陰星が子・午で一緒に命宮に入ると、太陰星の化科と天同星の化忌が同居します。見た目の印象はきちんと保てているのに、心の中はよく晴れません。評判と気がかりは同時にあり、打ち消し合うことはありません。

命宮に化科があると、有名になるのか

命宮に化科があると有名になり、人前に出る仕事に向いているのか、とよく聞かれます。化科が示すのは、よい印象を残しやすく、人から信頼されやすいということで、知名度の大きさまでは保証しません。評判を大きくするには、官禄宮と遷移宮があなたを外へ押し出しているかどうかも見る必要があります。まず、長く人目に触れてもかまわない場所を一つ選んでください。たとえば連載、講座、定期的な発表の場などです。一年続ければ、評判に居場所ができます。