子女宮の太陰
子女宮に太陰星(たいいんせい)がある人は、子どもや後輩への接し方が、寄り添って理解する形に傾きます。心が細やかで、感受性も深く、情にもろいことが最もよくあるテーマです。
子女宮の太陰の配置は6通りです。子・午の宮では天同と同宮で、対宮の田宅宮には主星がありません。丑・未の宮では太陽と同宮で、田宅宮には主星がありません。寅・申の宮では天機と同宮で、田宅宮には主星がありません。卯・酉の宮では単独で入り、田宅宮は天同。辰・戌の宮では単独で入り、田宅宮は太陽。巳・亥の宮では単独で入り、田宅宮は天機。どの配置でも、命宮には必ず天相があります、三合の父母宮には必ず天梁があります。
細やかに気遣い、気持ちも分かる
後輩の気持ちが変われば、すぐ察し、その子のために考えてあげます。きつく叱ることは少なく、話して寄り添う習慣があり、生徒や部下はあなたのもとで、たいてい安心だと感じます。
輝度も影響します。亥・子・丑・酉・戌・寅は明るく、申がそれに次ぎ、寄り添い方が安定していて、気配りも行き届きます。卯・辰・巳は陥、午・未は不得地で、自分の心配事が多く、心では気にしているのに口に出さないことがよくあります。同宮に天同があれば、人の育て方がより穏やかになります。天機があれば、考えが多く、計画も細かくなります。太陽があれば、その子が外へ伸びていくよう励まします。子ども本人の性格は、その子自身の命盤で見ます。
情にもろくて、境界線がなくなる
その子が泣くとすぐ譲り、決まりはどんどん後ろへ下がります。気持ちが傷つくのを恐れて、不満を我慢し、最後に一度に爆発します。その子の感情を自分の責任のように感じ、その子が落ち込めば、あなたも一緒に落ち込むこともあります。
決まりは少なくてよい。ただし守る
決めた決まりは、そのとおりに実行し、毎回やり直して話し合う必要はありません。穏やかであることと、一線を持つことは両立できます。
その子の感情は、その子自身が扱い方を学ぶことで、あなたはそばで寄り添えば十分です。プロジェクトを率いるときも同じで、納期ははっきり決め、細部は一緒に磨いてもかまいませんが、期限を何度も延ばしません。まず自分自身を大事にして初めて、その子の成長に付き合う余力が生まれます。
子女宮の太陰星、同じ組の地支での違い
単独の太陰星は酉で旺、卯で陥です。同じ子女宮でも、酉宮のあなたは子どもに付き添う忍耐が十分で、ゆっくり育つのを待てます。卯宮のあなたも同じようにかわいがりますが、自分の気持ちが子どもにつられて上下しがちです。辰・戌も片方が暗く片方が明るく、戌宮は旺、辰宮は陥です。巳・亥は亥宮が廟、巳宮が陥です。
天同星(てんどうせい)と太陰星が子にあれば天同星は旺、太陰星は廟で、子育ては穏やかで楽しいものになります。午では二つとも明るくなく、子どもと過ごす時間は多くても、しつけに回す力は少なめです。太陽星(たいようせい)と太陰星が丑にあれば太陰星は廟で、年下の人の前で細やかさが少し勝ちます。未では太陽星が得地、太陰星が不得地で、外で忙しいことが多く、子どもに付き添う時間は意識して作る必要があります。
子女宮の太陰星に擎羊・陀羅・化忌が重なるとき
擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、ふだんは話のわかる人なのに、口答えされると爆発し、子どもは怖くなってもう話さなくなります。天機星(てんきせい)・太陰星や巳・亥の太陰星では擎羊星に出会いません。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、子どもへの心配が少しずつたまり、口に出さないまま、気づいたときには二人の間の距離になっています。
乙年生まれの人は太陰星の化忌(かき)が子女宮に入り、子どものあることが気にかかって手放せません。たとえば友人関係や気分のことです。庚年と癸年生まれの人は太陰星が化科(かか)になり、年下の人への細やかさが人の目に留まって、学生や後輩によく覚えていてもらえます。手放せないことは、子どもあての手紙に書いてみましょう。渡さなくてかまいません。書き終えれば、自分が本当に心配しているのが何かがわかります。
子女宮に太陰星があると、最初は娘が生まれるのか
子女宮に太陰星があるのを見て、太陰星は女性の星だと聞き、最初の子は娘なのかと尋ねる人がいます。この宮の太陰星が示すのは、年下の人への関わり方が細やかで付き添いを重んじるということで、子どもの性別はこの宮から算出できるものではありません。息子でも娘でも、あなたの細やかさは役に立ちます。ただ、あなた自身の気持ちも子どもに見せることを忘れないでください。感じたことは口にしてよいのだと、子どもが学べます。