疾厄宮の天喜星が表すもの
疾厄宮の天喜星(てんきせい)を持つと、気力と気持ちが強く結びつき、楽しいことがあると全身に活気がみなぎり、気が塞ぐと体力も落ちます。この宮では、どう消耗し、どう補うかを見ます。特定の病気とは関係がありません。
気分が良ければ、体も良い
調子がいいときは何でもできて、疲れもあまり感じません。良い映画を観る、おいしいものを食べる、好きな人と少し話すと、翌日の気力が変わります。
逆に、何週間も楽しみにできることがないと、先に体が重いと感じ、あとになって実は気持ちが塞いでいたと気づきます。対宮の父母宮には紅鸞星(こうらんせい)が入り、目上の人の状況や家の祝い事が、生活リズムに影響することもよくあります。
良いことが来るのを待って喜ぶ
人からの誘い、休暇、サプライズを待ち、楽しみをすべて外に預けて、普段の日々は重く過ぎていきます。
疲れると大食いや買い物、夜更かしの宴で発散し、そのときは楽でも、翌日はもっと疲れます。
楽しさを習慣にする
毎日、自分が楽しみにできる小さなことをひとつ入れます。散歩、好きな飲み物、決まった友人とのひとことなど。決まった小さなことは、たまの大きな場よりも頼りになります。
休みは自分で予定に入れ、人の誘いを待たなくて構いません。気分が良いことは最も早い回復方法です。気が塞ぐときは、自分から楽しいことを探します。
疾厄宮の天喜星、同じ宮の主星で回復の仕方が変わります
天同星(てんどうせい)と同じ宮なら、回復が早く、ひと晩眠りおいしいものを食べれば戻りますが、休息が羽目外しに変わりやすいところがあります。太陰星(たいいんせい)と同じ宮なら、静かで慣れた場所でないと心が休まらず、旅行から帰るともう一日寝たくなります。貪狼星(どんろうせい)と同じ宮なら、新しいことで元気が出るタイプで、変化のない毎日がいちばんやる気をなくさせます。
巨門星(こもんせい)と同じ宮なら、言いたいことを胸にためるのがいちばん気力を削り、誰かに話して打ち明ければ、それだけで半分楽になります。紫微星(しびせい)と同じ宮なら、大切にされている感覚が必要で、冷たくされた数日は全身に力が入りません。
気持ちと生活リズムが煞星と化忌に出会うとき
火星(かせい)・鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、楽しいときは元気いっぱいなのに、気分が沈むと一気に崩れ、感情の上下がそのまま生活リズムに表れて、一週間よく、一週間悪くを繰り返します。地空星(ちくうせい)・地劫星(ちこうせい)が同じ宮にあると、楽しみにしていたことが空振りしたときに特にがっかりし、予定していた休暇が取り消されると、残業よりも疲れます。擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、自分の調子への要求が高く、疲れても認めず、週末まで無理をして一度に崩れます。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、回復がゆっくりで、一度の夜更かしや長距離の出張から元の元気に戻るまで、しばらく引きずります。
疾厄宮の主星に化忌(かき)がつくと、疲れを隠しがちで、人前では機嫌よく振る舞い、家に帰って初めて一日中無理をしていたと気づきます。にぎやかな集まりのあとには、誰とも話さなくていい夜を一晩取っておきましょう。
疾厄宮に天喜星があると、体は丈夫なのか
疾厄宮に天喜星があるのを見て、体が丈夫で病気をしにくいという意味だと思う人がいます。この宮の天喜星が表すのは、元気と気分が強く結びついていることで、気分がいいときは回復が早く、ふさいでいるときは体力も一緒に落ちます。何かを保証するものではなく、何かの病気を指すものでもありません。実際の使い方は逆向きです。何日も続けてやる気が出ないと気づいたら、最近楽しみにしていることがあるかを自分に聞いてみてください。なければ、問題は体力より毎日の単調さにあることが多いので、帰り道を変える、しばらく会っていない友人を誘うといったことのほうが、無理を続けるより効きます。