紫微天相同宮とは:紫微星と天相星が命宮にある人の性格

紫微天相が同じ宮に入るのは辰と戌だけ

紫微星(しびせい)と天相星(てんそうせい)が同じ宮に入る組み合わせ(紫微天相)は、辰の宮と戌の宮にしか現れず、対宮には必ず破軍星(はぐんせい)が単独で入ります。天相は天府星(てんぷせい)から順に数えて四つ目、天府は紫微と寅・申の軸をはさんで対称の位置にあるので、計算すると、紫微が辰か戌にあるときだけ天相が同じ宮に入ります。輝度はどちらも同じで、紫微が「得地」、天相も「得地」です。

貪狼夫妻身甲寅天機巨門兄弟乙卯天梁父母丁巳七殺福徳戊午田宅己未廉貞官禄庚申奴僕辛酉破軍遷移壬戌天同疾厄癸亥武曲天府財帛甲子太陽太陰子女乙丑紫微得天相得命宮丙辰土五局命主 廉貞 身主 文昌陽男
サンプル命盤:紫微天相がそろって命宮に入る例(あなたの命盤ではありません)

紫微天相が命宮にあり、命宮が辰なら、財帛宮は子で武曲星(ぶごくせい)と天府、官禄宮は申で廉貞星(れんていせい)が単独、遷移宮は戌で破軍です。命宮が戌なら財帛宮は午、官禄宮は寅で、星の組み合わせは同じです。三方四正は破軍、武曲天府、廉貞で、七殺星(しちさつせい)は入りません。辰と戌は昔から「天羅地網」(天の網と地の網)と呼ばれ、紫微がここに入ると、器はあっても力を発揮しにくいと読まれがちです。三方の星が力を引き出してくれるかどうかが鍵になります。

この宮で四化するのは紫微だけで、乙年に化科、壬年に化権です。当サイトの四化表では天相は四化しません。対面の破軍は甲年に化権、癸年に化禄、三方の武曲と廉貞にもそれぞれ四化があるので、紫微天相の変化はたいてい周りから伝わってきます。甲年は破軍が化権となり、環境から変化を迫られる力がもっともはっきりします。壬年は紫微が化権、武曲が化忌となり、立場は手に入るものの、お金のプレッシャーも一緒にやってきます。

紫微天相は内なる葛藤が少なく、勢いも控えめ

紫微は立場と主導権を、天相は秩序と公平を求めます。一方が方向を決め、もう一方が物事を丸く収め、人間関係に気を配ります。二つの望みはあまりぶつからず、場を支えてくれる人がいるのが長所です。足りないのは、力ずくで前に進む勢いです。

推進力は対面の破軍から来ます。破軍は変えたい、取り替えたいと望み、紫微天相は安定と体面を望むので、外からはたびたび動けと迫られ、あなたはまず手順を踏み終えたいと考えます。命宮にあれば、礼儀正しく決まりを守る人が多く、調整、管理、制度設計に向いています。問題が起きるのはたいてい、決めるべきときにまだ全員に配慮しようとするときです。官禄宮なら、手順と信頼が求められるポスト、たとえば管理職、法務、プロジェクト管理が合います。夫妻宮なら、二人とも立場や役割分担を大事にし、けんかは少ないものの、不満を胸にしまい込みがちです。この組み合わせがいつ動くかを知るには、破軍の宮に四化がついているかを見ます。

天相を紫微の宰相と見て、この組み合わせなら必ず管理職になると考える人もいます。紫微天相が表すのは秩序を重んじ、調整がうまいことで、役職の高さは三方の武曲天府と廉貞に力があるかどうかで決まります。対面に破軍があるから結婚や仕事が不安定だと言う人もいますが、遷移宮の破軍が示すのは外での変化が多いことで、本人が変化を好むとは限りません。変わりゆく状況の収拾役として送り込まれる人であることが多いのです。

夫妻宮の紫微天相

夫妻宮の紫微天相は、辰か戌の宮にしか入りません。対宮の官禄宮は破軍。三合の遷移宮は武曲天府。福徳宮は廉貞。命宮は七殺。

紫微天相が夫妻宮にあると、恋愛では立場、役割分担、礼儀を重んじます。人前では二人ともきちんとしていたく、それぞれの役割ははっきりさせておきたいのです。落ち着いていて振る舞いがきちんとし、存在感のある人に惹かれやすいでしょう。

命宮が七殺なので、あなた自身は突き進み、率直で、一人で背負うことに慣れていますが、恋愛には秩序と体面を求めます。対面の官禄宮は破軍で、仕事の変化が多いぶん、家庭の宮はなおさら安定させたくなります。けんかは少ないものの、不満をため込みがちです。まずできることを一つ。月に一度時間をとって、ため込んだ小さなことを一つずつ話してしまいましょう。

福徳宮の紫微天相

福徳宮の紫微天相は、辰か戌の宮にしか入りません。対宮の財帛宮は破軍。三合の夫妻宮は武曲天府。遷移宮は廉貞。命宮は貪狼。

紫微天相が福徳宮にあると、暮らしの質と秩序を大切にします。住まいが整い、食事がきちんとしていて、時間の使い方に筋道があってこそ心が落ち着きます。楽しみ方を知っていて、自分の暮らしが体面を保てているかもとても気にします。

命宮が貪狼星(どんろうせい)なので、外では遊び好きで好奇心旺盛ですが、心には決まりのある帰る場所がほしいのです。対面の財帛宮は破軍で、お金の出入りの波が大きく、心の中のこの秩序がちょうど支えになります。まずできることを一つ。自分が心地よく過ごすためだけのお金をとっておき、毎回理由を探さずに安心して使いましょう。

財帛宮の紫微天相

財帛宮の紫微天相は、辰か戌の宮にしか入りません。対宮の福徳宮は破軍。三合の命宮は廉貞。官禄宮は武曲天府。

紫微天相が財帛宮にあると、お金はたいてい、肩書きのある立場から入ります。管理職、専門職、自分が担当する業務などです。収入にはルールと手順を求め、帳簿がはっきりしていてこそ安心できます。『紫微斗数全書』巻四は財帛宮の天相について「紫微同財気横進」と書いています。紫微と同じ宮なら財の勢いが大きく入ってくる、という意味です。

命宮が廉貞、官禄宮が武曲天府なので、仕事は実力で進め、お金の土台はたいてい悪くありません。対面の福徳宮は破軍で、お金を使うときに気持ちが揺れやすくなります。まずできることを一つ。体面のための出費に上限を決め、受け取るべきお金は期日どおりに受け取りましょう。

官禄宮(事業宮)の紫微天相

官禄宮の紫微天相は、辰か戌の宮にしか入りません。対宮の夫妻宮は破軍。三合の命宮は武曲天府。財帛宮は廉貞。

紫微天相が官禄宮(事業宮とも呼ばれ、仕事を表す宮)にあると、制度が整い、信頼が求められるポジションが合います。管理職、プロジェクト管理、法務、人事、各方面を調整する役割など、流れを滞りなく回し、場をまとめる仕事です。あなたが求めるのは、肩書きがあり、権限と責任のはっきりした仕事です。

三合の命宮が武曲天府なので、あなた自身は現実的で守りが固いでしょう。対面の夫妻宮は破軍で、仕事でルールを重んじるほど、家庭の変化は多くなりがちです。行き詰まるのはたいてい、決めるべきときにまだ全員に配慮しようとするからです。まずできることを一つ。大事な決定には期限を設け、期限が来たら、全員が納得するのを待たずに決めましょう。

子女宮の紫微天相

子女宮の紫微天相は、辰か戌の宮にしか入りません。対宮の田宅宮は破軍。三合の奴僕宮は武曲天府。父母宮は廉貞。命宮には主星がありません。

紫微天相が子女宮にあると、子ども、生徒、部下を導くとき、決まり、しつけ、立場を重んじます。守るべき礼儀や節度を、一つ一つ教えていきます。子どものいない人は、チームや作品を育てるときにも同じやり方になります。

対面の田宅宮は破軍で、家の間取りや段取りがよく変わるので、あなたの決まりごとがかえって下の世代の錨になります。子どもがどんな性格かは、その子自身の命盤を見なければわかりません。まずできることを一つ。決まりとは別に、何か一つ、完全にその子自身に決めさせましょう。