奴僕宮の天同
奴僕宮に天同星(てんどうせい)がある人は、友人や同僚との付き合いが気さくで、話しやすく、食べたり遊んだりが好きで、みんなといると気楽です。ただ、本当に用事を進めるときは、自分が先頭に立つ人になりたくないこともよくあります。
仲間内で、みんなをくつろがせる人
食事の約束には時間を守りますが、会議の約束になると引き延ばしたくなります。話が通じやすく、手柄を取りにいかず、自分から責任を引き受けることもあまりしません。人望があり、人との衝突が少ないのは、譲ることで成り立っています。
同宮する星で人付き合いの形が変わります。太陰と同宮なら友人に細やかで思いやりがあり、巨門と同宮なら輪の中で口数が多く、不満も多くなり、天梁と同宮なら友人の面倒をよく見て、半分は先輩のようです。友人本人がどんな人かは、本人の命盤で見ます。
付き合いやすく、責任も押し付け合いやすい
共同作業では誰もが「いいね」と言いますが、締め切りが来て初めて誰もやっていないと分かります。あなたが急ぐほうなら、最後は一人ですべて背負い、先延ばしするほうなら、仕事があなたのところで止まります。
貸した物やお金も、そのままになりやすく、誰にも悪意はなく、引き延ばしているうちに忘れてしまいます。催促するのは気が引けても、心にはずっと残り、会うときに少し気まずさが生まれます。
遊びは一緒に、用事ははっきり決める
一緒に仕事をするときは、誰がどの部分を担当し、いつ出すかを、その場で人を特定して決めます。「みんなで」という言い方でごまかさないようにします。
友人に物やお金を貸すときは、メッセージに書いて記録を残し、返す日を約束します。気がかりが一つ減り、友情も長続きしやすくなります。本当に助けが必要なときは、まず事情をはっきり話すと、友人もどう寄り添えばいいか分かります。
奴僕宮の天同星の明るさ
天同星が巳・亥で奴僕宮にあると廟で、身近な友人は付き合いやすく、集まっても重圧はほとんどありません。向かいの兄弟宮の天梁星(てんりょうせい)は陥なので、きょうだいの間の面倒見はかえって少なめです。辰・戌の天同星は平どまりで、向かいの巨門星(こもんせい)は陥なので、仲間内のうわさ話が多く、あなたの耳にも入れば、あなた自身も話の種になります。
子宮の天同星・太陰星(たいいんせい)は二つとも明るく、友人との付き合いが何年も続きます。午宮の天同星・太陰星は二つとも弱く、友人は付き合いやすいものの、一緒に重荷を背負うのはあまり得意ではありません。奴僕宮に天同星がある人は、遷移宮が決まって武曲星(ぶごくせい)なので、外での仕事ぶりは硬派でも、友人づきあいは柔らかめです。
奴僕宮の天同星に煞星や化忌が重なるとき
陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、みんなで約束したことが先延ばしになり続け、集まりもよく延期になります。天同星・太陰星と卯・酉の天同星は陀羅星に出会いません。火星(かせい)か鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、ふだん和やかな仲間内でもときどき爆発が起こり、たいていは長くためた不満が原因です。
庚年生まれで天同星の化忌(かき)が奴僕宮に入る人は、ある友人のことが手放せず、助けたいのにどこから手をつければいいか分からないことがよくあります。同じ年に武曲星の化権(かけん)が決まって遷移宮に入るので、外で物事を処理する力は強く、気持ちのことより先に、実際の小さなことから助けていけます。
交友宮に天同星の化忌があると、友人に足を引っぱられるのか
天同星の化忌が奴僕宮にあり、ネットでこれは友人に足を引っぱられ、危険な目にもあうと読んだ人がいます。当サイトの読み方では、化忌はそのことが引っかかりやすく、気にかかりやすいという意味で、何かが起こるという予告ではありません。この宮の天同星の化忌は、友人への気持ちが深く、相手が沈んでいるとあなたも一緒にふさぎ込むことが多いのです。友人づきあいはいつもどおり続けてかまいません。ただ、友人一人ひとりの悩みを全部自分で背負わないようにしましょう。