父母宮の禄存
父母宮に禄存星(ろくぞんせい)が入ると、年長者、師、上司との間で実のある話をし、お金の扱いも、省けるところは省き、使うべきときに使います。この配置では、陀羅星(だらせい)が必ず命宮に入ります。年長者本人がどんな人かは、その人自身の盤を見る必要があります。
陀羅星は必ずあなたの命宮にあります
陀羅星は、禄存星から順行で一つ手前の宮に固定され、擎羊星(けいようせい)は一つ先の宮に入ります。そのため禄存星が父母宮にあれば、陀羅星は命宮、擎羊星は福徳宮に入ります。あなた自身が陀羅星の遅さと、じわじわ時間をかける性質を帯びていて、決断の前に一度引き延ばし、長く考え込み、物事が一回りしてからやっと落ち着くことがよくあります。福徳宮の擎羊星は、自分への要求を厳しくします。
父母宮のほうは守りが固いのに、あなたのほうは動きが遅くなります。よくあるのは、家の土台があるので急いで家を出ず、自分の決断も長く先送りにする形です。命宮の陀羅星の読み方は、陀羅星が命宮に入るで別に読めます。
上の世代から学ぶのは、堅実さです
家計の切り盛りの流儀が身についています。帳簿をはっきりつけ、物を長く使い、無駄遣いも無責任な貸し借りもしません。
この家庭教育のおかげで、同年代より早く物事が分かり、お金は残すもの、言葉を軽々しく約束してはいけないことを知り、何かあっても落ち着いていられます。
家の土台に頼ると、自分の土台が育たない
家に資源があると、自分のための算段を急がず、自立が必要になって初めて、経験がなかったことに気づきます。生活費の仕送りが足かせになることもあり、毎月決まった額を家に入れると安心できますが、転職も遠くへの引っ越しもできなくなります。
年長者の節約の基準に合わせるために、自分が投資すべきことまでしない人もいて、慎重さが停滞に変わります。
親への仕送りを決め、自分も育てる
家に渡すお金は金額を決めてはっきり伝え、そのつど急な追加を求められないようにします。別に、自分のための蓄えも残します。貯金、能力、家に頼らない計画のどれかです。
年長者の節約術は、そのまま使ってかまいませんし、お金は自分を強くする場所にも使えます。
父母宮の禄存星、天鉞星と天馬星
甲・乙・辛・癸年に生まれた人は、禄存星が父母宮にあるとき、天鉞星(てんえつせい)が遷移宮に入ります。外では陰で手を貸してくれる人によく出会い、目上の人の人脈が外でのつながりを作ってくれることもよくあります。
甲年と庚年に生まれた人は、天馬星(てんませい)が禄存星と同じく父母宮に入るか、向かいの疾厄宮に入ります。同じく父母宮に入る場合、目上の人の資源はその人の移動とともに動き、目上の人が住む街や仕事を変えると、あなたも新しい機会を得ることがよくあります。
父母宮の禄存星に火星・鈴星・地空星・地劫星・化忌が重なるとき
地空星(ちくうせい)が父母宮に同居すると、目上の人があなたのために貯めたお金や立てた計画が、事情が変わって使われなくなりがちです。地劫星(ちこうせい)が同居すると、目上の人の側に思わぬ出費が出て、あなたも一緒に負担することがよくあります。火星(かせい)が同居すると、目上の人はふだん倹約家なのに、お金の話になると急に気が立ちます。鈴星(れいせい)が同居すると、目上の人はあなたへの不満をしまい込み、あなたは人の口から知ることになります。
父母宮の主星に化忌(かき)がつくと、目上の人のある件が気にかかり、たいていは生活費かこれからの介護のことです。まずきょうだいと分担を決めてから、目上の人に話しましょう。
父母宮の禄存星、親は倹約家なのか
父母宮に禄存星があると、親が倹約家なのか、自分に財産を残してくれるのかと聞かれることがよくあります。父母宮が表すのはあなたと目上の人や上司との付き合い方で、親本人の財力はその人自身の命盤で見ます。ここでの禄存星は、あなたが上の世代から守りの姿勢と堅実さを学び、家があなたにくれたのは心の土台で、必ずしもお金ではないという意味です。この土台は財産よりずっと役に立ちます。目上の人に教わったお金のやりくりを書き出し、自分にも使えるものを一つか二つ選びましょう。