夫妻宮の禄存
夫妻宮に禄存星(ろくぞんせい)が入る人は、恋愛が現実的です。払うべきものは払い、気遣うべきことは気遣いますが、甘い言葉や記念日の演出は後回しになりがちです。
禄存星(ろくぞんせい)は生まれ年の十干で配置され、子・寅・卯・巳・午・申・酉・亥の八つの地支にしか入らず、辰戌丑未には入りません。擎羊星は必ず禄存星から順行で一つ先の地支に、陀羅星は一つ手前の地支にあるので、禄存星が夫妻宮にあるとき、擎羊星は兄弟宮、陀羅星は子女宮にあります。
兄弟宮と子女宮のあいだに挟まれて
この並びでは、愛情は守られますが、片側には同世代、もう片側には次の世代がいます。きょうだいや同世代の事柄は直接持ち込まれて、意見も強くなり、子や年下の事柄は長引いて、時間をかけてすり合わせることになります。
関係が外の人に壊されるほどではありませんが、二人のお金と時間は、両側の人や用事と一緒に分けることになりがちです。誰に何を渡し、何を残すかをはっきりさせてこそ、この現実的な強みが守られます。
二人の愛は、行動で示されます
愛情の表し方は実際的で、料金を払い忘れず、家で直すべきところを直し、必要なときにお金を用意しておきます。甘い言葉で関係を確かめ合うことはあまりありません。長所は安定していることで、現実の問題に直面してもお金で別れることが少なく、それは普段から一緒に処理しているからです。
暮らしがビジネスパートナーのようになる
会話が請求書、予定、誰が迎えに行くかだけになり、長く続くと二人が同僚のようになります。デートも省かれがちで、サプライズ、旅行、一緒にする少しよい食事が後回しになり、関係が乾いていきます。
尽くすことを貯金のように考える人もいます。これだけこの家のためにしてきたのだから相手は分かっているはずと思い、言葉にしないので、相手も本当に気づきません。
愛情とお金を分けて話す
お金の話をしない時間を決めて確保します。食事、散歩、映画などです。お金の精算は明日でもできますが、気持ちはその日のうちに伝えるものです。一食、小さな贈り物、短い旅行のような、関係のためのコストは削らないでください。
感謝されたいときは、はっきり言いましょう。我慢の姿を見せて、相手が察してくれるのを待つ必要はありません。
夫妻宮の禄存星、同じ宮の主星で守り方が変わります
武曲星(ぶごくせい)・天府星(てんぷせい)と同じ宮なら、二人はお金の計画がしっかりしていて、貯金も保険も家も一歩ずつ進め、関係は安定していますが、気持ちの表し方は控えめです。天機星(てんきせい)と同じ宮なら、二人ともよく考え、今月いくら残るか、この先どう暮らすかを一緒に計算し、計画は細かいのに、小さなお金で何度も話し合いになりがちです。天同星(てんどうせい)と同じ宮なら、穏やかで心地よい暮らしを求め、冒険を好まず、けんかもあまりしません。
禄存星が夫妻宮にあると、向かいは官禄宮で、あなたの仕事の収入と家の出費が結びつきやすく、転職の前にはまずパートナーのことを考えます。
夫妻宮の禄存星に火星・鈴星・地空星・地劫星・化忌が重なるとき
地空星(ちくうせい)が夫妻宮に同居すると、二人でこれからの暮らしの計画はたくさん立てるのに、実際に貯まるのは計画より少なくなります。地劫星(ちこうせい)が同居すると、二人のお金が外のことに持っていかれやすく、家族の急な出費や友人への貸し付けに回ります。火星(かせい)が同居すると、ふだんは倹約しているのに、けんかになるとお金のことで声が大きくなります。鈴星(れいせい)が同居すると、お金への不満を口にせずため込み、それが長引くと冷ややかな関係になります。
夫妻宮の主星に化忌(かき)がつくと、恋愛の中にずっと気にかかることがあり、たいていはお金かこれからの段取りに関わっています。急ぎの用事のない夜を選んで、数字を広げて一緒に見るほうが、それぞれ推し量るよりずっとよいでしょう。
夫妻宮の禄存星、恋愛には慎重なのか
夫妻宮に禄存星があると、恋愛にとても慎重で、恋をするのが苦手なのかと聞かれることがよくあります。夫妻宮の禄存星は、あなたが恋愛で安定と安心感を重んじ、軽々しくのめり込まず、確かめてから動くという意味です。慎重なのは愛せないからではなく、先にしっかり見極めたいからです。あなたが求めているのは一緒に暮らしていける人で、一時の熱ではありません。なかなか一歩が踏み出せないなら、まず相手をふだんどおりの用事に誘い、二人で過ごして心地よいかどうかを見てみましょう。