紫微家

兄弟宮の禄存

兄弟宮の禄存星(ろくぞんせい)を持つと、きょうだいや同期、ルームシェア仲間の間に頼れる資源があります。いつも誰かが融通でき、いつも一件は精算がはっきりしないものが残ります。そしてこの配置では、擎羊星(けいようせい)が必ず命宮に入ります。

紫微天府財帛甲寅太陰子女乙卯貪狼夫妻丙辰廉貞天相命戊午天梁父母己未七殺福徳庚申天同田宅辛酉武曲官禄壬戌太陽奴僕癸亥破軍遷移身甲子天機疾厄乙丑巨門旺禄存兄弟宮丁巳火六局命主 破軍 身主 文昌陽男
サンプル命盤:兄弟宮の禄存(あなたの命盤ではありません)

擎羊星は必ずあなたの命宮にあります

擎羊星は、禄存星から順行で一つ先の宮に固定され、陀羅星(だらせい)は一つ手前の宮に入ります。そのため禄存星が兄弟宮にあれば、擎羊星は命宮、陀羅星は夫妻宮に入ります。きょうだいなど対等な間柄のことに向き合うあなたは、擎羊星のまっすぐさと性急さを自分で帯びています。

よくあるのは、同世代の間に資源も人情もあるのに、話し方が相手の予想より硬く、お金の貸し借りや生活費の分担が一言でこじれる形です。夫妻宮の陀羅星は、恋愛や結婚の事柄を長引かせ、すり合わせにも時間がかかります。命宮の擎羊星の読み方は、擎羊星が命宮に入るで別に読めます。

あなたたちの間には、実のある気遣いがあります

きょうだいや親しい同期との間では、あまり遠慮しませんが、本当に必要なときには人を動かし、お金を借りられます。あなたもまた頼りにされる側で、家で立て替えが必要なとき、友人がお金に困ったとき、最初に思い浮かぶのがあなたです。この関係を大切にしているので、あまり断りません。

貸すのは簡単でも、取り戻すのは難しい

トラブルの多くは、義理でお金を貸すことから生まれます。返済期限を切り出せず、催促もできず、相手も触れないまま、そのお金は口にできない話になります。生活費の分担も同じで、誰が多く出したか、誰が先に立て替えたかを、みな心の中で帳簿につけているのに、誰も開こうとしません。

もう一つの面は、当たり前のように頼られることです。あなたが安定して頼りになるので、もっと多く担って当然と思われ、長く続くと疲れます。疲れると、命宮の擎羊星の火が、一気に言葉になって出やすくなります。

義理とお金を分けて置く

お金を貸すときは、一つの財務判断として、金額、期限、返し方をはっきりさせてから渡します。はっきりしないものは、あげたものと考え、心に記録しないことです。

生活費、家賃、共同の出費は、分担方法を一度で決めてグループチャットに書いておくほうが、毎年お正月に揉め直すより得です。きょうだいは助け合えますが、一度の手助けを次の義務にしないようにしましょう。

兄弟宮の禄存星、天魁星と天鉞星はどこにあるか

丙年と己年に生まれた人は、禄存星が兄弟宮にあるとき、天魁星(てんかいせい)が向かいの奴僕宮に入ります。壬年に生まれた人は、天鉞星(てんえつせい)が奴僕宮に入ります。きょうだいの側は守りが固く、友人の側にも引き立ててくれる人がいて、同世代と友人の両方の線に重みがあり、どちらでもあなたの言葉が通ります。

ほかの年なら、禄存星が兄弟宮にあっても天魁星・天鉞星は奴僕宮に入らず、きょうだいの間の支え合いは、主に自分たちで積み上げていくものになります。

兄弟宮の禄存星に火星・鈴星・地空星・地劫星・化忌が重なるとき

地空星(ちくうせい)が兄弟宮に同居すると、きょうだいで一緒に貯めようと決めたお金や、一緒に買おうと決めたものが、口約束で終わりがちです。地劫星(ちこうせい)が同居すると、きょうだいに貸したお金は思ったより遅く戻るか、少し減って戻ってきます。火星(かせい)・鈴星(れいせい)が同居すると、ふだんは遠慮し合っているのに、お金の話になると急に気が立ち、家計の分担や家の財産の分け方でいちばん言い争いになります。

兄弟宮の主星に化忌(かき)がつくと、きょうだいとの間に手放せないことがあり、たいていは古い貸し借りです。陰でそれぞれ不満を言うより、みんながそろっているときに持ち出しましょう。

兄弟宮の禄存星、いずれきょうだいの面倒を見ることになるのか

兄弟宮に禄存星があると、いずれきょうだいの面倒を見ることになり、家で何かあると全部自分にかかってくるのかと聞かれることがよくあります。兄弟宮が表すのはあなたと同世代の付き合い方で、きょうだい本人の状況はその人自身の命盤で見ます。ここでの禄存星は、あなたたちの間に確かな支え合いがあり、あなたが頼られる側になりやすいという意味です。面倒を見るのはかまいませんが、無理のない範囲で。家で分担すべきことをきょうだいと一緒に書き出し、一人ひとつずつ受け持ちましょう。