財帛宮の紅鸞星が表すもの
財帛宮の紅鸞星(こうらんせい)を持つと、お金の多くは人付き合いからやってきます。好かれ、信頼されることで機会が人より増えますが、そのぶん使うお金も人より多くなります。
好かれると、機会をくれる人がいる
収入は人間関係と結びつくことが多く、顧客があなたを気に入る、上司が目をかけてくれる、友人が案件を紹介してくれる、といった形です。親しみやすさが、そのまま元手になります。
取引を強い方法で進めることはあまりなく、相手を心地よくすることに頼ります。この方法は、サービス、飲食、小売、広報のような分野で特に強みになります。
人気は確かに仕事を呼びますが、条件は文書にしておく必要があります。好意と条件を分けて話すほうが、人はむしろ長く付き合いたいと思います。付き合いだけで支えた案件は、たいてい一年目がいちばん多くなります。
人付き合いに使ったお金が戻ってこない
関係を保つためのご馳走や贈り物を合計すると、実は少なくありません。
気分がいいと買い、雰囲気に流されて、帰ってから使わないと気づきます。
好意の価値を、きちんと計算する
交際費の予算を決めます。気前よくして構いませんが、自分で計算できる範囲の中で行います。
価格の話をするときも、遠慮せずに金額を伝え、条件を書き出します。あなたは好かれる価値があり、報酬を受け取る価値もあります。関係がいいからといって、安くしたり無料にしたりする必要はありません。
財帛宮の紅鸞星、同じ宮の主星が変わると
武曲星(ぶごくせい)と同じ宮なら、人付き合いが運んでくるのは具体的な注文で、お客さんはあなたを好きなうえに、計算の確かさも信用しています。太陰星(たいいんせい)と同じ宮なら、お金は住まいや美しいもの、細く長く続く商売と結びつきやすくなります。貪狼星(どんろうせい)・廉貞星(れんていせい)と同じ宮なら、付き合いそのものが商売で、会食やイベントで決まる話のほうがオフィスより多く、交際費もいちばんかさみます。
天同星(てんどうせい)と同じ宮なら、お金は楽に入り、お客さんはリピーターが多いのですが、催促が苦手なので支払いが後回しにされがちです。巨門星(こもんせい)と同じ宮なら、お金は話す力で稼ぎ、講義や相談、商品の紹介はうまくいきますが、約束を大きく言いすぎると、あとで埋め合わせに手間がかかります。
人付き合いのお金が煞星と化忌に出会うとき
地劫星(ちこうせい)・地空星(ちくうせい)が紅鸞星と同じ財帛宮にあると、人付き合いで入るお金は入るのも早く、漏れるのも早くなります。友人の案件をこなしたのに残金が入らない、渡した義理が戻ってこない、ということが起こりがちです。擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、商売の中で客の奪い合いや値引き要求が起き、好感だけでは価格競争に耐えられないので、条件で守る必要があります。火星(かせい)か鈴星(れいせい)が同じ宮にあると、稼ぎのペースに波があり、忙しい月は一か月で三か月分になる一方、暇な月は誰も来ません。繁忙期に多めに取っておけば、閑散期に値下げして頼み込まずにすみます。
財帛宮の主星に化忌(かき)がつくと、お金のことが気にかかり、知り合いにお金を請求しづらいところで止まりがちです。お客さんと仲がいいからこそ、手付金を先に受け取り、付き合いを支払いの代わりにしないでください。取引相手が友人のときも契約はきちんと交わし、一つのお金の件で関係が止まらないようにしましょう。
財帛宮に紅鸞星がある人は、営業向きなのか
財帛宮に紅鸞星があると、営業やサービス業に向いているのか、とよく聞かれます。人付き合いは確かにあなたの元手ですが、紅鸞星が示すのは、お金と人が一緒に動くということだけで、どの職業しかできないとは言っていません。エンジニアでも人付き合いで仕事を受けられますし、営業でも専門知識で勝負する人はいます。現実的な見分け方は、人と話し終えたあとに元気が出るか、ぐったりするかです。話し終えてまた話したくなるなら、人相手の仕事はあなたにとってプラスになります。終わったらひとりになりたくなるなら、人付き合いは脇役にして、主力は専門性に置いてください。