紫微家

官禄宮の咸池星が表すもの

官禄宮の咸池星を持つ人が仕事でいちばん力を発揮できるのは、親しみやすさと、その場での魅力です。顧客と向き合う、人前に立つ、人を引き寄せる立場で、あなたは人より早くなじみます。

武曲天相遷移甲寅太陽天梁疾厄乙卯七殺財帛身丙辰天機子女丁巳紫微夫妻戊午兄弟己未破軍命庚申父母辛酉廉貞天府福徳壬戌太陰田宅癸亥天同巨門奴僕乙丑貪狼旺忌咸池官禄宮甲子木三局命主 廉貞 身主 天同陰女
サンプル命盤:咸池が官禄宮にある例(あなたの命盤ではありません)

人気で成り立つ立場

営業、広報、サービス業、司会、芸能、ブランドマーケティング、スタイリング。この特性が活きる分野です。顧客があなたを覚え、戻ってきてくれることが、あなたの実績になります。

長時間ひとりで書類に向き合い、人とほとんど接しない仕事には、退屈を感じて、たいてい長く続きません。

主星自体が落ち着いたタイプや技術寄りの場合、咸池星は、話しやすいという印象を上乗せしてくれます。専門職の立場でも、顧客に覚えてもらいやすくなります。

人気は、専門性の代わりにならない

よくある問題は、みんながあなたを好きでも、あなたの専門性が見えていないことです。長く親しみやすさで場を支えていると、昇進のときに、安定感が足りない、中身が浅い、と言われやすくなります。

職場の人間関係にも、節度が必要です。顧客や同僚とあまりに親しくなりすぎると、公私の線がぼやけ、誤解されたり、もめごとに巻き込まれたりしやすくなります。相手があなたに好感を持つことが、あなたの仕事を評価していることとは限りません。

専門性を、人気に追いつかせる

長く積み上げられる専門をひとつ選び、資格、作品、実績を残します。人気はそこにプラスされるものとなり、すべてをそれに頼らずに済みます。

顧客や同僚との付き合いは、仕事の場を中心にします。付き合いには終わりの時間を決め、私的な誘いは親しさの深さを見て決めます。

官禄宮の咸池星、同じ宮の主星で職場での魅力が変わります

太陽星(たいようせい)・天梁星(てんりょうせい)と同じ宮なら、職場で面倒見がよく人を育てるのをいとわないので、みんな一緒に働きたがり、上司も安心して人を預けます。廉貞星(れんていせい)・天相星(てんそうせい)と同じ宮なら、印象や決まりを大切にし、会社の代表として外に出るときも品があります。巨門星(こもんせい)と同じ宮なら、話す力で食べていくタイプで、プレゼン、交渉、教えることでよく力を発揮します。

官禄宮の咸池星は命宮・財帛宮と同じ組にあるので、あなたの人気は仕事の力の一部であり、収入にも直接響きます。

職場で擎羊星・火星・鈴星・地空星・地劫星・化忌が重なるとき

擎羊星(けいようせい)が官禄宮に同居すると、職場でとても目立ち、同僚と手柄を争いやすく、一度の会議でしこりを残すこともあります。火星(かせい)・鈴星(れいせい)が同居すると、仕事の機会は急に来て、一度の会食で提携が決まり、細部を詰めないうちに走り出しがちです。地空星(ちくうせい)が同居すると、仕事の構想は見事なのに、実行では細部でつまずき、地劫星(ちこうせい)が同居すると、人脈づくりにかけた時間とお金が、なかなか成績に結びつきません。

官禄宮の主星に化忌(かき)がつくと、仕事でずっと手放せないことがあり、たいていは職場の人間関係の誤解です。グループの中で説明するより、相手と二人で話すほうがはっきりします。

官禄宮の咸池星、芸能や営業に向いているのか

官禄宮に咸池星があると、芸能、司会、営業のように人気がものを言う仕事に向いているのかと聞かれることがよくあります。官禄宮の咸池星は、人と向き合う立場でうまく立ち回れ、お客さんや観客に覚えてもらいやすいという意味です。向いているかどうかは、基礎を長く磨く気があるかどうかで決まります。人気はあなたを目立たせ、専門性があなたをそこにとどまらせます。まず人前に立つ機会か、お客さんに会う機会を一つ見つけ、やってみて楽しいかどうかを確かめましょう。楽しくて長く続けられるものこそ、あなたの道です。