紫微家

命宮の天姚星が表すもの

命宮に天姚星(てんようせい)がある人は、気が利いて、立ち回りが上手です。話に味があり、人情に通じていて、周りの人を心地よくさせる方法を知っていて、他人の好みや気持ちも見抜けます。天姚星は桃花星(とうかせい、恋愛や人気をつかさどる星)のひとつで、魅力、色気、対人の手腕をつかさどりますが、恋愛が必ず複雑になるという意味ではありません。

天機太陰兄弟壬寅巨門父母甲辰天相福徳身乙巳天梁田宅丙午廉貞七殺官禄丁未奴僕戊申遷移己酉天同疾厄庚戌武曲破軍財帛辛亥太陽子女壬子天府夫妻癸丑紫微旺貪狼利天姚命宮癸卯金四局命主 文曲 身主 天機陰女
サンプル命盤:天姚が命宮にある例(あなたの命盤ではありません)

話し方を、よく知っている

話が心地よく、ポイントも外しません。いつ持ち上げるべきか、いつ黙るべきか、心の中でわかっていて、人の中でも、あまり苦労せずに好かれます。

観察力も優れていて、人の好み、気持ち、関係を見抜きます。この力は、協力の交渉、チームの運営、クレーム対応に使うと、価値が最もよく現れます。天姚星は生まれた月で配置され、天刑星(てんけいせい)とは常に四つ離れた宮にあります。天姚星が命宮にあるとき、天刑星は必ず財帛宮に入ります。人にはぬくもりをもって接しますが、お金の話になると、かえって決まりに厳格です。

別の意味に取られる

誰にでも優しいので、相手が自分に気があると思ってしまうと、事が扱いにくくなります。

手腕で物事を収めても、問題が本当には解決しておらず、それが何度か続くと、あなたは話がうまいだけだと周りは気づきます。

魅力があっても、線引きも必要

人に優しくするのはよいのですが、距離ははっきり伝えます。誰がただの同僚で、誰が近づいてよい人か、心の中で区別しておけば、相手にも伝わります。

コミュニケーション力は、物事に使います。調整、交渉、人の育成に使うほうが、場をしのぐために使うよりずっと役に立ちます。

丑の刻生まれ、同じ宮の主星があなたの持ち味を決めます

天姚星がどの宮に入るかは、生まれた時刻だけで決まります。天姚星は丑宮から正月を数え始め、命宮は寅宮から正月を数えたうえで生まれた時刻の分だけ逆にたどるので、二つを差し引くと月の要素が消えるのです。そのため、命宮に天姚星がある人は、みな丑の刻(午前1時から3時)生まれです。同じ日に生まれても、時刻が一つずれれば、天姚星は別の宮に移ります。

同じ宮の主星が、あなたの魅力の持ち味を決めます。太陰星(たいいんせい)と同じ宮なら、柔らかく繊細で、思わずもう一度見たくなる魅力です。貪狼星(どんろうせい)か廉貞星(れんていせい)と同じ宮なら、人付き合いの手腕が倍になり、場が大きいほど自然体でいられます。七殺星(しちさつせい)と同じ宮なら、魅力に少し距離があり、愛想がよいわけではないのに人の興味を引きます。天機星(てんきせい)・巨門星(こもんせい)と同じ宮なら、武器は話す力で、話題をきちんと受け止められ、いちばん記憶に残りやすいタイプです。

命宮の天姚星が擎羊・陀羅・化忌に出会うとき

擎羊星(けいようせい)が同じ宮にあると、魅力に鋭さが加わり、話はうまいけれど言い方もきつく、冗談ひとつで人を刺すことがあります。近づく人が多いぶん、あなたの容赦ない言葉で傷つく人も少なくありません。陀羅星(だらせい)が同じ宮にあると、人付き合いがあいまいなまま長引きがちです。相手は脈があると思い、あなたはただの礼儀のつもりで、最後には双方が気まずくなります。

生年の化忌(かき)が命宮の主星につくと、人付き合いのうまさがかえって重荷になります。付き合いの誘いは断れず、義理が次々に積み重なり、場では笑っていても、家に帰ると静かにしていたくなります。週に一晩、どの誘いにも応じない夜を決めておきましょう。

命宮の天姚星は、浮気性という意味なのか

命宮に天姚星があると恋愛運が強く、移り気だと言われる人がいます。天姚星が表すのは、場の空気を読み、人情に通じる力です。人を心地よくさせるので近づかれやすいのですが、一途かどうかとは別の話です。命宮に天姚星がある人の多くは、実は恋愛にとても慎重で、ただ好意を寄せる人が多いため、周りからはにぎやかに見えるだけです。誤解されるかどうかは、あなた次第です。個人的な誘いには本当に気のある相手にだけ応じ、グループの場ではいつもどおりにぎやかにしていれば、やがて皆にその違いが伝わります。