紫微斗数Q&A

編入・転部の占い:向いているかを学業運と遷移宮で見る

編入や転部・転科の占いでは、まず、嫌なのはこの学問なのか、このキャンパスなのかを分けます。紫微斗数では向き不向きを命宮と官禄宮、場所を遷移宮、書類と先生を父母宮で見ます。動く時期は大限と流年で確かめます。

編入や転部を占うとき、まず分けたいのは、あなたが嫌なのはこの学問なのか、このキャンパスなのかです。学問が合っているかは命宮と官禄宮、キャンパスで心地よく過ごせるかは遷移宮、出願や先生とのやりとりは父母宮で見ます。この四つの宮のうち二つがはっきりぶつかっているなら、移っても同じ息苦しさを新しい学部に持ち込むことがあります。

廉貞子女甲寅夫妻乙卯破軍兄弟丙辰天同命丁巳武曲天府父母戊午太陽太陰福徳己未貪狼田宅庚申紫微天相奴僕壬戌天梁遷移癸亥七殺疾厄甲子財帛身乙丑天機旺忌巨門廟官禄宮辛酉土五局命主 武曲 身主 文昌陽男
サンプル命盤:官禄宮を示しています。あなた自身の命盤ではありません

この大学のこの学部が受け入れてくれるかどうかは、命盤には出ません。命盤が分けてくれるのは、今回は方向を変えたいのか、住所を変えたいだけなのかです。休学や再受験(いわゆる仮面浪人)を考えているなら、見る宮も時期も変わるので、別に判断してください。

転部・転科か、他大学への編入か:向き不向きと場所を分ける

転部・転科は、学び方と卒業後の毎日が自分に合うかという問いで、主に命宮と官禄宮で見ます。授業にはついていけるのに、思い描く将来の毎日が受け入れられないなら、それは官禄宮のサインです。同じ教科書を前にじっと座っていられないなら、命宮の燃料が合っていません。他大学への編入や転学は、このキャンパス、この街にいられるかという問いで、主に遷移宮で見ます。慣れた土地を離れて楽になるのか、かえって窮屈になるのかがここに出ます。二つの問いを一つにしてしまうと、よくある間違いが起きます。本当は寮や通学がつらいのに専攻を変えてしまう、あるいは専攻がまるで合っていないのに、見栄えのよい大学に移ることだけを考える、という間違いです。

父母宮は手続きの宮です。転部も編入も、出願、成績、指導教員の了承、募集人数を通らなければなりません。こうしたことは官禄宮より父母宮に出ることのほうが多いのです。父母宮に天梁星(てんりょうせい)や天相星(てんそうせい)があると、出願、成績、先生の了承という公式の道が進みやすくなります。巨門星(こもんせい)が父母宮にあると、口に出したとたんに火がつきやすいので、向き不向きの話は日々の過ごし方として伝え、誰が正しいかの話にしないのがよいでしょう。化忌が父母宮にあると、家族との転部の話し合いが長引き、親の意見がこだわりになって、出願の時期を口論の中で逃しやすくなります。

命宮と官禄宮:この学び方に腰を据えられるか

命宮は燃料です。天機星(てんきせい)が命宮にあると、頭を使うこと、変化があることで力が出るタイプで、企画、情報、研究は受け止めやすく、4年間の暗記中心の学びでは先に息が詰まります。武曲星(ぶごくせい)が命宮にあると、基準と結果を求め、工学や技術の実践が合います。太陽星(たいようせい)が命宮にあると、人に見てもらうことで力が出るので、窓口や発表の多い分野で元気が出ます。太陰星(たいいんせい)が命宮にあると、細やかさと裏方の質を求め、表舞台の取り合いに放り込まれると空回りします。

七殺星(しちさつせい)・破軍星(はぐんせい)・貪狼星(どんろうせい)の「殺破狼」が命宮にあると、同じ教科書を4年間めくり続けるのは苦手です。医学や法学も十分に学べますが、現場があり、事例があり、手を入れる余地のある学び方を選ぶ必要があります。

官禄宮は、学び終えたあとに過ごす毎日です。巨門星が官禄宮にあると、研究や、ものごとをはっきり言葉にする分野が合います。天梁星が官禄宮にあると、教育、医療、人の困りごとをきれいに片づける分野が合います。貪狼星が官禄宮にあると、芸術や人と関わる分野で生き生きし、実験室にこもるだけでは空っぽになります。

天同星(てんどうせい)が官禄宮にあると、授業にはついていけるのですが、「もう1年いれば慣れる」という一言が、変えるべき専攻を1年ずつ先送りにしがちです。官禄宮に化忌があると、転部がこだわりになりやすく、専攻がまだ合っていないうちから、自分を「選び間違えた」という言葉に縛りつけてしまいます。仕事のリズムとの合わせ方は仕事運はどこを見るかにあります。

命宮が舞台を求めて官禄宮が細かい作業を求める、あるいは命宮が安定を求めて官禄宮が勢いを求めるという組み合わせは、2年生から3年生のころに表に出ます。こうした命盤では、転部を成績だけで決めず、新しい学部の授業の受け方、その先の働き方で過ごしたいかを自分に問いかけてください。化科が命宮や官禄宮にあると、この時期は専門性を人に見せるのに向いていて、作品、レポート、転部の面接の記録を残しておきましょう。化権が入ると、進み具合を自分で背負うことになります。指導教員との関係が管理されるだけで話し合いがなければ、移っても同じように消耗します。四化の働き方は四化とはにあります。

遷移宮・文昌星と文曲星・父母宮:変えるのは住所か、試験か

遷移宮が力強ければ、県をまたぐ移動や大学を替えることは進めやすくなります。遷移宮が弱いと慣れた土地を離れにくいので、キャンパスごと替えずに転部だけで済ませられないかを先に考えてみてください。遷移宮に化禄や化科があると、大学や街を替えること自体がこの時期の練習で、編入は流れに沿った選択に近くなります。遷移宮に化忌があると、引っ越し、新しい寮、新しい人の輪に先に注意を取られ、専攻の勉強が始まる前からホームシックになりがちです。天馬星(てんませい)が遷移宮についていると、もともと一か所にじっとしていない人で、キャンパスを替えるのは流れに乗るようなものです。地空星(ちくうせい)や地劫星(ちこうせい)が近いと計画が空振りしやすいので、出願の日程ははっきり決め、そのとき考えるという進め方は控えましょう。

文昌星(もんしょうせい)は暗記、規則、筆記試験に、文曲星(もんごくせい)は表現、実技、面接に向いています。この二つの星が命宮や官禄宮にあると、転部試験や書類審査に強くなります。遷移宮にあると、地元を離れての進学や他大学で力を出しやすく、父母宮にあると、先生の推薦や公式の書類が鍵になります。ただ、道具が使いやすいというのは試験に強いという意味で、新しい学部があなたに合うかどうかは別の話です。

六吉星をどう道具として使うかは六吉星・六煞星の一覧にあります。文昌星・文曲星が擎羊星(けいようせい)や陀羅星(だらせい)と同じ宮にあると、必死に準備しても肝心なところが緊張で押し出されがちです。地空星や地劫星と一緒だと、計画が途切れたり、書類がそろわなかったりします。

父母宮は指導教員や家族からの後押しも表します。太陽星や天梁星が父母宮にあると、親や目上の意見が重く、転部が親孝行の問題になりやすくなります。殺破狼が父母宮にあると、家庭そのものの変化が大きく、あなたは早くから自分で選ぶことになります。父母宮に化権があると、あなたの言葉に重みが必要になります。志望理由には、気持ちより、これまでに何をしてきて何に向いているかを書きましょう。試験運に関わる宮の見方は試験運にあります。

授業についていけない:続けるか、履修を減らすか、いま移るか

学部の授業がつらくなっても、すぐに書類を出すのは待ってください。まず、今年が特につらいだけなのか、それとも大限(10年運)がすでに重心をこの専攻から移しているのかを確かめます。

まだ続けられるのは、命宮と官禄宮のリズムにはまだ納得できていて、問題がある年の授業量、ある科目の教え方、寮やサークルに集中しているときです。専攻そのものはまだ受け入れられます。この場合は、履修を減らす、コースを替える、副専攻を取るほうが、すぐの転部より効果があります。移ったほうがよいサインは、この学問の毎日にもう長いあいだ腰を据えられない、大限が重心を遷移宮や実践の方向へ移している、化忌がくり返し同じ向き不向きのずれを照らしている、福徳宮が授業のたびにぼんやりして、一学期休んでも興味が戻らない、といったことです。両方が半々のとき、あるいはちょうど大限の境目にいるときは、まず履修を減らす、コースを替える、聴講してみる、という順に試してください。単位を一つ落とした週に、残りの数年の方向を決めることはありません。

生年四化の化忌が官禄宮にあると、ある科目にこだわりが生まれやすいので、まず勉強の仕方を変えてみて、すぐに書類を出す必要はありません。大限の化忌が官禄宮に入ると、同じ時間割にしがみつくほど中身が空っぽになっていきます。流年(年運)の化忌が官禄宮や福徳宮に入る年は、学籍を変えるより履修を減らすほうが効きます。流年の化科が官禄宮や父母宮に入る年は、書類が人の目に届きやすくなります。成績が勉強の仕方の段階で止まっているなら、成績が伸びないときを参考にしてください。

大限のテーマは方向を変えているか

大限が官禄宮、父母宮、命宮を通るときは、学業、立場、方向を形にすることがこの10年の主な課題に近く、転部や編入のチャンスは広がりやすくなります。大限が遷移宮を通るときは、キャンパスや街を替えること自体がテーマで、転部より編入のほうが道に合っています。

大限が財帛宮を通るときは、まず学費と生活費を考える必要があり、無理に移るとお金と予定の両方が苦しくなります。大限が疾厄宮や福徳宮に来ているときは、出願の前に、体と心が授業に耐えられるかをまず確かめてください。時期の分け方は大限と流年の見方にあります。

出願する年に流年の化忌があるなら、まず成績、作品、志望理由をそろえ、感情的になって今の学籍を手放さないでください。無料で命盤を作成したら、命宮の性格、官禄宮の職務、遷移宮と父母宮にいまどの運が来ているかを照らし合わせてみてください。成績の基準、募集人数、学則といった現実の条件は、大学の募集要項で一つずつ確かめてください。