紫微家
紫微斗数Q&A

大家・賃貸トラブルを占う:田宅宮と奴僕宮で見る解決の時期

大家さんや管理会社との賃貸トラブルを紫微斗数でどう読むか。田宅宮は部屋の状態と敷金、奴僕宮は大家・管理会社・ルームメイトとの交渉を表します。二つを分けると、話し合うか、引っ越すか、書面にするかが見えてきます。

大家さんとのトラブルや賃貸のもめごとをどう収めるか。紫微斗数(しびとすう)では、まず部屋と人を分けて考えます。田宅宮は部屋の状態、敷金、この部屋にまだ住み続けられるかを表します。奴僕宮は大家さん、管理会社、不動産会社、ルームメイトなど、同じ賃貸借契約でつながっている人を表します。部屋の問題で行き詰まっているなら、契約内容を見直すか引っ越します。人間関係で行き詰まっているなら、やりとりを書面に切り替え、手続きを踏みます。隣人の騒音のような問題は隣人とのトラブルをご覧ください。

貪狼父母甲寅天機巨門福徳乙卯天梁官禄身丁巳七殺奴僕戊午遷移己未廉貞疾厄庚申財帛辛酉破軍子女壬戌天同夫妻癸亥武曲天府兄弟甲子太陽太陰命乙丑紫微得天相得田宅宮丙辰金四局命主 巨門 身主 文昌陽男
サンプル命盤:田宅宮を示しています。あなた自身の命盤ではありません

この二つの宮は、命盤の上で決まった重なりを持っています。田宅宮の三方四正は田宅宮・子女宮・兄弟宮・疾厄宮、奴僕宮の三方四正は奴僕宮・兄弟宮・父母宮・子女宮で、二つの組は兄弟宮と子女宮の二マスを共有しています。そのためルームシェアでは両方が同時に影響し合いやすくなります。誰がお金を出し、誰が表に立つか(兄弟宮)、この部屋に誰を住まわせるか、ペットの条項はどうか(子女宮)。部屋と人の問題が同時に持ち上がるのです。

部屋に問題があるのか、大家さんとの関係が難しいのか

まず田宅宮の主星を見ます。天府星(てんぷせい)が田宅宮にあると、部屋の乱れや管理のゆるさに先にいら立ちます。太陰星(たいいんせい)や天同星(てんどうせい)が田宅宮にあると、湿気、暗さ、扉がきちんと閉まらないといったことで、契約の条項より先に「ここには住めない」という感覚がやって来ます。七殺星(しちさつせい)や破軍星(はぐんせい)が田宅宮にあると、住まいは通過点に近く、摩擦が増えると移りたくなり、感情的になって解約しやすくもあります。田宅宮に煞星(さっせい、凶星のこと)や化忌があっても、ひどい大家さんに当たるとは限りません。よくあるのは、修繕のやりとりで気力を使う、住まいの費用で気持ちが張りつめる、という形です。疾厄宮は田宅宮の三合にあり、眠れない、修繕の対応に追われて消耗するというのも、この組が知らせていることです。

次に奴僕宮を見ます。巨門星(こもんせい)が奴僕宮にあると、言葉が細かく記憶も確かなので、口頭の「そのときにまた」があとで言った言わないになります。最初から条項として書いておきましょう。天梁星(てんりょうせい)が奴僕宮にあると、間に入ってとりなしてくれる人が現れやすい一方で、部屋の状態はそれで変わるわけではありません。武曲星(ぶごくせい)が奴僕宮にあると、あなたは規則を重んじ、付き合いは少なめです。遠慮より、敷金の取り決めや入居時のチェックリストのほうが効きます。

敷金が返ってこない、原状回復で話がまとまらないとき

これは父母宮の話です。父母宮は奴僕宮の三合にあり、賃貸借契約、内容証明郵便、調停といった法的な手続きはここに関わってきます。天相星(てんそうせい)が父母宮や奴僕宮にあると、もめごとが「書いてあることが基準」というところに落ち着きやすくなります。化権が父母宮に入ると、書類があなたの机に積み上がります。化忌が父母宮に入ると、同じ条項をめぐって何度も行ったり来たりします。

生年四化の化忌が田宅宮にあると、小さな不具合を大きな被害のように感じたり、もう住まないのに敷金のために動けなかったりしがちです。化忌が奴僕宮にあると、口頭の約束と書面が違ったとき、条項より先にあなたの怒りが出ます。生年四化の化禄や化科が奴僕宮にあると、調整に応じてくれる人が現れやすくなりますが、それでも記録は残してください。四化の読み方は四化とはにあります。

日本の賃貸では、退去時の原状回復の費用を誰が負担するかで敷金の返還がもめることがよくあります。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、普通に暮らしていて生じる傷みや年数による劣化は、原則として借りた側の負担ではないとされています。入居時と退去時に部屋の写真を撮っておくことが、どの命盤の人にとってもいちばんの備えです。

ルームシェアの光熱費の分け方でいつももめる:命盤でわかるか

わかるのは、あなたの習慣のほうです。奴僕宮に主星がない(無正曜の)ときは、対宮の兄弟宮の星を借りて読みます。きょうだいとの間で、どう分けるか、譲るか、取り合うかという習慣が、そのままルームシェアに持ち込まれます。田宅宮に主星がないときは、対宮の子女宮の星を借ります。その部屋が合うかどうかが、「誰の世話をするか」で先に決まることがよくあります。擎羊星(けいようせい)や陀羅星(だらせい)が田宅宮や奴僕宮を照らすと、ことが急ぎすぎるか、だらだら長引くかのどちらかになります。陀羅星が見えるときは、新しい口約束で古い穴を埋めようとしないでください。

なぜここ数年、賃貸のトラブルが続くのか

大限(10年運)を見ます。大限が田宅宮を通ると、住まいのことが大きくなり、もめごとはまず部屋の状態や契約更新に関わるものになります。奴僕宮を通ると、摩擦は人に出ます。父母宮を通ると、たいてい手続きを踏むことになります。財帛宮を通ると、敷金、賠償、修繕費が先にお金の問題として扱われます。流年(年運)の化忌が奴僕宮に入ると言葉がきつくなりやすいので、大事なやりとりは書面にしましょう。流年の化忌が田宅宮に入ると、まず部屋の状態を記録し、感情的になって鍵を返すのは控えます。流年だけが強く、大限がこれらの宮にないなら、たいていはひと巡り振り回されるだけです。時期の重ね方は大限と流年の見方にあります。

いま話し合うか、引っ越すか、手続きを踏むか

相手が度を超えた対応を繰り返す、部屋の状態に安全上の不安がある、契約が一方的に変えられた、そして証拠もそろっているなら、手続きを踏みます。部屋の状態を確認して記録し、内容証明郵便などの正式な書面で通知し、消費生活センター(消費者ホットライン188)や自治体の相談窓口に相談します。話がまとまらなければ、簡易裁判所の調停や少額訴訟という道もあります。そのうえで引っ越すかどうかを決めましょう。もめごとが短期間で見通しが立つもの、たとえば設備の修理の順番待ちや、ルームメイトがもうすぐ出ていくといった場合は、期限を書き留め、その期限を過ぎたら手続きに進みます。今年はただ摩擦が増えているだけ、という場合は、まず部屋の問題か人の問題かを分け、やりとりを書面に切り替え、部屋の状態を写真に残しましょう。契約上の請求や敷金のもめごとは、法律と契約書に沿って扱われます。

無料で命盤を作成して田宅宮と奴僕宮にどの星があるかを見たら、今日はまず部屋の状態を写真に撮り、契約書の敷金と修繕の条項に印をつけてみてください。