紫微斗数の喪門・白虎とは:流年での配置、古書の説と今の読み方
紫微斗数の喪門・白虎は、その年の地支から置く流年の小さな星で、毎年だれの盤にもあり、喪門は流年の福徳宮、白虎は流年の財帛宮に必ず入ります。配置の仕方、2026年と2027年の位置、古書の説、今の読み方がわかります。
喪門(そうもん)と白虎(びゃっこ)は、歳前十二神に含まれる二つの流年(年運)の小さな星で、その年の地支(太歳)から置きます。喪門は太歳のマスから時計回りに二つ進んだところ、白虎は喪門の対宮にあり、二つは盤の中心をはさんで必ず向かい合います。毎年、だれの盤にもこの二つの星があり、しかも喪門は必ず流年の福徳宮に、白虎は必ず流年の財帛宮に入ります。
「喪」の字が入っているので身構える人もいるでしょう。日本では白虎は四神の一つとしても知られています。どちらも古い時代の星の名前で、一年の中の決まった二つの位置を示しているだけです。名前だけでその年に何が起こるかはわかりません。当サイトの命盤のマスにはこの二つの星は表示していないので、下の表で自分で照らし合わせてください。
喪門・白虎の配置の仕方
『紫微斗数全書』巻三〈安喪門、白虎、吊客、官府四飛星訣〉にはこうあります。「流年太歳前二位是喪門、後二位是吊客、喪門対照安白虎、吊客対照安官府」。太歳のマスから前に二つ進んだところが喪門で、喪門の対宮が白虎です。
| 年の地支 | 喪門 | 白虎 | 年の地支 | 喪門 | 白虎 |
|---|---|---|---|---|---|
| 子 | 寅 | 申 | 午 | 申 | 寅 |
| 丑 | 卯 | 酉 | 未 | 酉 | 卯 |
| 寅 | 辰 | 戌 | 申 | 戌 | 辰 |
| 卯 | 巳 | 亥 | 酉 | 亥 | 巳 |
| 辰 | 午 | 子 | 戌 | 子 | 午 |
| 巳 | 未 | 丑 | 亥 | 丑 | 未 |
紫微斗数の年は旧正月で切り替わります。日本の干支のように1月1日では変わりません。2026年の丙午(ひのえ・うま)は2027年2月5日までで、この間は喪門が申、白虎が寅です。2027年の丁未(ひのと・ひつじ)は新暦2月6日からで、喪門が酉、白虎が卯です。この二つは歳前十二神に属し、十二の星の全体は歳前十二神とはで説明しています。
喪門は流年の福徳宮、白虎は流年の財帛宮
当サイトでは、流年の命宮は太歳のマスそのものです。流年の十二宮は流年の命宮から反時計回りに並び、喪門と白虎は同じマスから時計回りに数えるので、両者の距離は毎年同じです。そのため、喪門は必ず流年の福徳宮に、白虎は必ず流年の財帛宮に入ります。当サイトの命盤作成プログラムで一年ずつ確かめても、すべてそうなっていました。流年の福徳宮と流年の財帛宮はもともと対宮の関係で、これが喪門と白虎がいつも向かい合う理由です。
言いかえると、喪門と白虎はその年に新しい位置を一つ増やすわけではなく、流年の福徳宮と財帛宮という二つのマスにもう一枚名札を貼っているだけです。人によって違うのは、この二つのマスがあなたの本命のどの宮にあたるかです。流年の十二宮の見つけ方は流年の十二宮の見方をご覧ください。
2027年の喪門・白虎は、あなたのどの二つの宮か
2027年の丁未年は新暦2月6日から始まり、喪門が酉、白虎が卯に入ります。この二つのマスがあなたの本命のどの宮にあたるかは、命宮がどの地支にあるかで決まります。
| 命宮の地支 | 喪門(酉)はあなたの | 白虎(卯)はあなたの |
|---|---|---|
| 子 | 子女宮 | 田宅宮 |
| 丑 | 財帛宮 | 福徳宮 |
| 寅 | 疾厄宮 | 父母宮 |
| 卯 | 遷移宮 | 命宮 |
| 辰 | 奴僕宮 | 兄弟宮 |
| 巳 | 官禄宮 | 夫妻宮 |
| 午 | 田宅宮 | 子女宮 |
| 未 | 福徳宮 | 財帛宮 |
| 申 | 父母宮 | 疾厄宮 |
| 酉 | 命宮 | 遷移宮 |
| 戌 | 兄弟宮 | 奴僕宮 |
| 亥 | 夫妻宮 | 官禄宮 |
二つの宮は盤の中心をはさんで向かい合うので、必ず対宮の組になります。たとえば子女宮と田宅宮、財帛宮と福徳宮、遷移宮と命宮です。命宮が卯か酉にある人は、喪門か白虎のどちらかが本命の命宮に入りますが、これも位置を示すだけで、その年に何かが起こる印ではありません。
古書は喪門・白虎をどう見たか
巻三はこれらの星の五行を記しています。「喪門木、吊客火、白虎金、官符火」(喪門は木、吊客は火、白虎は金、官符は火)。古書は喪門と白虎を、弔客、官符とともに流年の中で順調でない側に分けています。ただ、二つの星に触れている文を開いてみると、多くは太歳、擎羊星(けいようせい)、鈴星(れいせい)、地空星(ちくうせい)、地劫星(ちこうせい)といった星や、ある主星が陥であることと一緒に書かれていて、条件が重なって初めて論じられています。
同じ書物には逆の例も書かれています。巻一〈諸星問答論〉は天梁星(てんりょうせい)について「太歳冲而為福、白虎臨而無殃」と述べます。天梁が入っているときは、太歳がぶつかっても白虎が来ても、災いにはならないということです。古人も白虎を見るときは、まず同じマスにどの星がいるかを見ていたことがわかります。
今の喪門・白虎の読み方
当サイトの読み方では、喪門と白虎は流年の背景の色で、流年の四化よりずっと軽い星です。本命の性格を読むのにも使いません。名前を気にするより、二つの星がいる宮に目を戻しましょう。流年の福徳宮はその年の気持ち、休息、心の状態を、流年の財帛宮はその年のお金の入り方と使い方を表します。この二つのマスは、もともと毎年一度見ておきたい場所です。
一年の要点は、やはり流年の四化がどの宮に入るかです。流年とはをご覧ください。どの年に何を守ればよいかは守りの年に気をつけること、同じ組の中で名前が穏やかな二つの星は天徳星・龍徳星とはで説明しています。
無料で命盤を作成して、今年の喪門と白虎の地支が、あなたの本命のどの二つの宮にあたるかを確かめてください。この一年、その二つの分野にそれぞれ一つずつ予定を入れましょう。一つはしっかり休むこと、もう一つはお金の出入りをきちんと記録することです。