紫微家
2027年の運勢

2027年の運勢を生年月日で見る:未年に気をつけたい干支と過ごし方(紫微斗数)

2027年の運勢を生年月日から紫微斗数で読む方法です。丁未年に「太歳」と緊張関係になる未・丑・子・戌年生まれの意味、年の切り替わる日、十二支それぞれの命盤で先に見る宮、丁年の四化を紹介します。

2027年は丁未(ひのとひつじ)の年です。生年月日から2027年の運勢を見るとき、紫微斗数(しびとすう)ではまず二つを確かめます。一つは生まれ年の干支と、その年の干支「未」との関係です。中国や台湾の民間信仰ではこの関係を「犯太歳(はんたいさい)」と呼び、2027年は未年・丑年・子年・戌年生まれが当たります。もう一つは命盤の上で「未」の宮がどこにあるかで、こちらは干支に関係なく誰にでも当てはまります。名前が挙がった干支でも、その年のいくつかの事柄に気を配る目安というだけで、一年中うまくいかないという意味ではありません。

2027年はいつから始まるか:日本の1月1日とは違う

日本では年賀状と同じく1月1日に干支が替わると考えるのが一般的です。中国や台湾の民間では、干支は旧正月(春節)で替わります。2027年の旧正月は新暦2月6日です。紫微家の命盤でも流年(年運)は旧暦1月1日で切り替わり、2月6日から流年の命宮が未の宮に移ります。

これとは別に、立春で年を替える数え方もあります。四柱推命や九星気学、一部の民間の説がこの方法で、2027年の立春は2月4日です。これは太歳の数え方で、紫微斗数の流年が宮を移る日とは違います。2月4日と5日の二日間は、命盤の上ではまだ丙午の流年です。

生年月日から自分の干支を確かめるときも同じです。1月1日から2月上旬に生まれた人は、旧暦ではまだ前の年に当たることがあります。干支別の運勢を見る前に、旧暦の生まれ年を確かめてください。一年ごとの全体の流れはこの一年でも見られます。ここ数年の大きな流れは干支の年ではなく大限(10年運)で決まります。詳しくはここ数年の流れの見方をどうぞ。

2027年に太歳と緊張関係になる干支:未・丑・子・戌

2027年丁未年の太歳は未(南西)にあり、値・冲・害・破の四つの地支の関係を示した図

太歳はその年の干支そのものを神格化した考え方です。2027年は未が太歳に当たります。生まれ年の地支(十二支)が未と次の四つの関係になる人を、中国の民間では「犯太歳」と呼びます。

干支未との関係昔から言われる注意点
未年(ひつじ年)値太歳(同じ未)責任が表に出てくる
丑年(うし年)冲(ちゅう、丑と未は正面)立場や居場所が動く
子年(ねずみ年)害(子と未)言葉の行き違い、契約
戌年(いぬ年)破(未と戌)計画が途中で変わる

表は注意の向きを示しただけで、実際の重さは一人ひとりの命盤で変わります。丑年だから冲で引っ越さなければならない、子年だから害で話し合いを避けなければならない、ということはありません。

残りの八つの干支は2027年の名前に入りません。午と未は六合、亥・卯・未は三合の一部(半合)で、同じ年の地支どうしが引き合う関係です。犯太歳には数えませんが、一年が順調だという意味でもありません。

干支未との関係見どころ
午年(うま年)午未の六合。犯太歳ではない協力の話は増えるが、お金と立場は書面で
卯年(う年)、亥年(いのしし年)亥卯未の半合。犯太歳ではない人間関係は話しやすいが、物事は自分で進める
寅年、辰年、巳年、申年、酉年犯太歳ではなく、合・冲・害・破もない干支の層では何もないので、未の宮と四化をそのまま見る

民間では丑・戌・未の三つの地支の「刑」を挙げることもあります。紫微家の犯太歳の表は値・冲・害・破だけを収め、刑は別に扱うので、この表には入れていません。

太歳と日本の厄年はどう違うか

日本の厄年は数え年の年齢で決まり、八方塞がりは九星気学の星で決まります。太歳は生まれ年の地支とその年の地支の関係で決まるので、同じ年でも当たる人が違います。「その年に気を配る」という点では日本の厄年に近い考え方ですが、厄年や八方塞がりとそのまま置き換えることはできません。

犯太歳は何がぶつかっているのか

十二支を十二の席だと考えてみてください。2027年、未年生まれは太歳と同じ席に座り(値)、丑年生まれは太歳の真向かいに座り(冲)、子年生まれは太歳とかみ合わず(害)、戌年生まれは太歳とかすっています(破)。昔の説では、こうした年は変化や言い争い、計画の変更が起きやすいとされます。実際にすることは、契約の前に条項をもう一度読む、転職するなら次の職場を決めてから辞める、といったことです。そのために一年中何もしない必要はありません。

命盤に移すと、重さが変わります。2027年は誰でも流年の命宮が未の宮に入ります。未年生まれは生まれ年の地支も未なので、干支の層の「値」がちょうど流年の命宮と同じ地支に重なります。これは本命の命宮とは関係がなく、本命の命宮は別の地支にあることもあります。丑年生まれの地支である丑は未の対宮、つまり流年の遷移宮に当たるので、「居場所が動く」には宮の構造の裏づけがあります。害の子と破の戌は、未の三方四正(未・丑・亥・卯)に入りません。この二つは干支の層の目安にとどまり、中心はあくまで未の宮です。

生年月日から命盤を作り、まず未の宮を探す

犯太歳は民間の干支どうしの関係です。命盤ではまず、地支が「未」と書かれた宮を探します。紫微家では流年の命宮はその年の地支に従うので、2027年の丁未年は未の宮に入り、太歳の宮と同じ宮になります。手順は流年の十二宮の見方にまとめています。未の宮が本命の命宮なら、あなた自身の状態が大きく出ます。官禄宮なら、役職や表に出る機会がこの一年に取り上げられやすくなります。夫妻宮なら、約束や関係の呼び名、付き合い方がこの一年の課題になりやすくなります。

対宮と三合は決まっています。未の宮を読むときは、向かいの丑の宮も一緒に動きます。三合の亥・卯の二つの宮は同じ組として照らし合います。十二宮の対宮と三合は次のとおりで、毎年覚え直す必要はありません。知りたい宮から四つの宮をつなげて見てください。

本宮対宮三合の二宮
命宮遷移宮財帛宮、官禄宮
兄弟宮奴僕宮疾厄宮、田宅宮
夫妻宮官禄宮遷移宮、福徳宮
子女宮田宅宮奴僕宮、父母宮
財帛宮福徳宮官禄宮、命宮
疾厄宮父母宮田宅宮、兄弟宮
遷移宮命宮福徳宮、夫妻宮
奴僕宮兄弟宮父母宮、子女宮
官禄宮夫妻宮命宮、財帛宮
田宅宮子女宮兄弟宮、疾厄宮
福徳宮財帛宮夫妻宮、遷移宮
父母宮疾厄宮子女宮、奴僕宮

未の宮に十四主星がないときは、向かいの丑の宮からだけ主星を借ります。亥・卯は照らし合うだけで、主役を移してくることはしません。主星のない宮の読み方は紫微斗数で命宮に星がない(命無正曜)とは:主星のない宮の読み方、四つの宮のつなげ方は三方四正の見方で説明しています。

大限は10年、流年は旧暦の一年を受け持ちます。先に大限がどの宮を通っているかを見て、次に未の宮がこの一年どこに当たるかを見ます。二つの層が同じ三合の組に重なり、同じ宮の組が続けて指されると、その年は特に出来事が多く感じられます。時間の層の重ね方は大限と流年の見方、流月・流日は流月・流日の見方をどうぞ。紫微家では運勢のページで今月と今日を扱っています。小限は命盤に描いていません。詳しくは小限とはをどうぞ。

2027年の丁年の四化:太陰・天同・天機・巨門

流年の四化と未の宮は別の線です。2027年の天干は丁で、化禄は太陰星(たいいんせい)のある宮、化権は天同星(てんどうせい)のある宮、化科は天機星(てんきせい)のある宮、化忌は巨門星(こもんせい)のある宮に入ります。まずこの四つの星が本命のどの宮にあるかを探してください。その宮が丁年の四化の入る場所です。生年四化も命盤に残っていて、こちらは生まれ年の天干による一生の下地です。丁年の四化とは分けて読みます。

四化の意味は四化とは、丁年の四化、流年の十二宮、流年の禄存・擎羊・陀羅まで含めた読み方は2027年の流年運勢にまとめています。太陰星、天同星、天機星、巨門星の個別ページもあります。

干支別:2027年の生まれ年ごとの運勢

ここからは十二支ごとに、2027年に全員に共通する部分を書きます。流年の命宮は未から十二宮を逆回りに並べるので、生まれ年の地支の宮が流年の何宮に当たるかは、同じ干支の人なら誰でも同じです。ただしその宮が本命の何宮か、四化がどこに入るかは人によって違います。同じ年でも人によって結果が違うのは、本命が違うからです。

未年(ひつじ)生まれ:値太歳の年は未の宮を三層に分ける

生まれ年の地支は未、ひつじ年

2027年の未年生まれは値太歳です。生まれ年の地支も未、その年の地支も未で、民間では「本命年」と呼びます。年配の人はこの年を大吉か大凶のどちらかで語りがちですが、言い切りすぎです。値太歳でよくあるのは、責任が増え、人に見られる機会が増えることです。上司に名前を呼ばれ、仕事が直接あなたのところに来ます。どれだけ、どう引き受けるかは自分で決められます。

見ること未年生まれ・値太歳の年
地支の重なり生まれ年も未、その年も未。値太歳は太歳入命とは違う
表に出てくること見られる機会と自分にかかる責任が増える。担えるかは未の宮と四化次第
仕事とお金積み上げてきたものが取り上げられやすい。体面のための出費は自分のためか人に見せるためかを考える
受け止め方線引きをはっきり言う。契約は読んでから。感情が高ぶったときは返信・注文・結論をしない

未年生まれは、太歳がもう命宮に入ったと思いがちですが、三つの層に分けて考えます。2027年は干支にかかわらず全員の流年の命宮が未の宮で、生まれ年の地支・太歳・流年の命宮が同じ宮を指します。本命の命宮の地支そのものが未のときだけ、太歳入命と呼びます。干支の値太歳は民間の層、未の宮は流年の層、命宮が未にあるのは命盤の宮の層です。

1967年の丁未生まれの人には、2027年にもう一つ層が加わります。本命年に、同じ組の天干の四化が重なるからです。生年四化の禄・権・科・忌はもともと太陰・天同・天機・巨門にあり、流年でも同じ組が指されるので、同じような事柄にもう一度、より集中して出会います。重さはやはりこの四つの星がどの宮にあるかで決まります。ほかの未年生まれ(乙未・己未・辛未・癸未)も値太歳ですが、生年四化はこの組ではありません。

未の向かいは丑なので、流年の命宮の対宮は丑の宮です。丑年生まれの冲太歳と同じ年に起こりますが、一方は宮の対宮、もう一方は干支の冲で、分けて読みます。未の宮が官禄宮、財帛宮、命宮なら役職とお金が取り上げられやすく、疾厄宮や福徳宮なら生活のリズムと一人の時間を先に整えます。

仕事では、これまで黙ってやってきたことが認められ、昇進や案件、プロジェクトの責任者の話が来やすくなります。受けるかどうかは、未の宮が官禄・命・財帛の組にあるか、大限が仕事の線を通っているかで考えます。望む役職や条件は先に口にしてかまいませんが、言っただけで決まるわけではありません。体面のための出費、たとえば車や身の回りの物を替える、行事を華やかにする、といったものは、使う前に自分のためか人に見せるためかを考えてください。大事なのは見栄かどうかより、その出費が手元の現金を圧迫しないかです。

恋愛では関係の呼び名を問われやすい年です。結婚や子どものことは夫妻宮、子女宮と大限で見るもので、本命年そのものが決めるわけではありません。年長の家族の体調や書類のことは父母宮と、疾厄宮の対宮、流年の四化がこの二つに入るかで見ます。自分の責任でないことは引き受けず、線引きをはっきり伝えましょう。重圧が強いと食欲と睡眠が先に乱れやすいので、疾厄宮を見て生活のリズムを整え、毎日少しだけ、人の用事を片づけない時間を残しておきます。丁年の化忌は巨門星にあり、巨門星のある宮がこの年に言葉の行き違いや考えすぎが出やすい場所です。

丑年(うし)生まれ:冲太歳、丑は流年の遷移宮

生まれ年の地支は丑、うし年

丑と未は冲で、丑年生まれの地支はその年の未の真向かいにあります。民間では冲太歳と呼び、立場が動きやすく、計画が蒸し返されやすいとされます。冲は変化の目安で、吉凶をそのまま決めるものではありません。動かすべきことを先に自分で並べておくと、たいてい落ち着いて対応できます。流年の命宮は全員未にあり、丑年だから丑に移るわけではありません。太歳の席に押し出されるのは本命で未にある宮で、丑の宮はその対宮、流年の遷移宮です。

宮2027年の流年での役本命で当たりうる生活の領域
未太歳・流年の命宮未にある宮が指される。命・官禄・田宅など人による
丑流年の遷移宮(未の対宮)外出、環境の変化、外での評価。生まれ年の地支がここ
卯、亥流年の財帛宮、流年の官禄宮(未の三合)お金と職務が命宮と同じ組で書き換わりやすい

丑年生まれの2027年でいちばんはっきりしているのは、流年の命宮が未、その対宮の遷移宮が丑で、丑がちょうど生まれ年の地支だという点です。遷移宮は移動、交友の入れ替わり、外でどう見られるかを受け持ち、三合は福徳宮と夫妻宮、対宮は未の流年の命宮です。ですから冲の年には、動くかどうか、心が落ち着くかどうか、関係の呼び名を話し直すかどうかが同時に来やすくなります。

未の宮が本命の官禄宮なら職務が動き、対宮の夫妻宮、三合の命宮と財帛宮も一緒に動きます。田宅宮なら家と住まいが動き、対宮の子女宮、三合の兄弟宮と疾厄宮も一緒です。夫妻宮なら、関係の呼び名と約束が話題になります。命宮なら対宮が遷移宮なので、自分の状態と外に出ることが切り離せません。大限が同じ組のどれかを通っていれば、同じ宮の組が続けて指され、何もかもが動いている感じになります。転職、引っ越し、海外へ出ることを考えるなら、未の宮が官禄・田宅・遷移宮そのもの(本命の遷移宮が未なら太歳が遷移宮に入る)かを見て、次に丑の宮の主星を見ます。丑の宮が空宮なら向かいの未の宮の主星を借ります。大きな決定には余裕を残し、何社か比べ、契約は一条ずつ読み、その日のうちに決めないことです。起業、借金での投資、人の保証人になることを同じ年にするなら、一つずつ、それぞれ逃げ道を用意してから進めます。

本命に七殺星(しちさつせい)があれば変化には慣れていますが、何を動かすかは選びます。2027年の丁年の四化は七殺星を指していないので、冲の年だからと大きく動く必要はありません。本命に天同星があれば、天同化権でその宮の責任があなたに回ってきます。巨門化忌が遷移宮や夫妻宮に入るなら外での場面や関係での言葉を、官禄宮に入るなら職務の変化に関わる口約束を、書面に残しましょう。恋愛で話さずに置いてきたことは、2027年に両親への紹介、住宅の購入、子どもを持つかといった話をきっかけに表に出やすくなります。本命の夫妻宮か福徳宮が未・丑の宮か四化に指されるときがこの年の中心で、そうでなければふだんの歩み寄りです。話は何回かに分け、ためこんで一度に爆発させないことです。独身でとても違うタイプの人に出会い、惹かれるけれど付き合うのに力がいるときは、遷移宮と夫妻宮の組に化忌か化権があるかを見ます。あれば決めるのをゆっくりにし、なければふつうの縁として受け止めます。流月・流日はどの月が慌ただしいかを見るもので、退職や引っ越しの日を選ぶためのものではありません。変化は計画した時期に合わせ、生活費3か月分の現金を予備として残し、体を使うときは先に体をほぐし、休みも予定に入れます。

子年(ねずみ)生まれ:害太歳、子は流年の奴僕宮

生まれ年の地支は子、ねずみ年

2027年の子年生まれは害太歳で、生まれ年の子とその年の未が六害の関係です。冲が正面からぶつかるのに対し、害は互いにかみ合わず、話が人づてに伝わるうちに形が変わるイメージです。民間ではそのため言い争い、誤解、陰口がよく挙げられます。「足を引っ張る人が出る」と読む人もいますが、実際には契約があいまい、口約束が食い違う、相手の言葉を悪意と受け取ってしまう、ということがほとんどで、わざわざあなたに敵対する人はまれです。

層子年生まれの丁未年
地支の緊張子と未の害。未の対宮は丑で、害太歳と対宮は別のこと
起きやすいこと口約束、共有されていない進み具合、相手の言葉を悪く想像することが誤解になる
仕事とお金協力は文字で残し、帳簿は分ける。出どころのわからない得な話や人づての投資はいったん止める
向き合い方その場で確かめ、うわさを証拠にしない。自分の手でやり終えられることに目を戻す

子年生まれに共通するのは、流年を未から並べると子の宮が流年の奴僕宮になることです。奴僕宮は同僚、友人、協力相手を受け持ち、対宮は兄弟宮、三合は父母宮と子女宮です。害の年の言い争いや口約束の食い違いは、この組、つまり同じ立場の人との協力、年長者からの紹介、作品や年下の人の側に、同じ時期に出やすくなります。四化が子・午・申・辰のどれかに入れば、奴僕宮のこの線がその年の中心になります。入らなければ、ふだんどおり人と付き合えば十分です。子の宮に主星がなければ対宮の午の宮から主星を借り、三合の宮の星は照らし合うだけです。

職場では、互いに相手がもう知っていると思い込むことがいちばんの摩擦になります。同僚との分担、取引先の見積もり、上司と話した条件は、この一年はメールやメッセージで残しましょう。子年生まれの反応の速さと細やかさは、進み具合を皆に共有することに使い、相手の考えを心の中で推し量りすぎないことです。お金は、ふだんの収入なら記録を続ければ十分です。出どころのわからない得な話、人づての投資、知人の知人からの出資の誘いは、調べてから決めます。貸し借り、分配、保証は、文字になっていなければまだ話がまとまっていないと考え、金額が大きいものは専門家に相談してください。

恋愛では、パートナーの様子がおかしいと感じたら、怒る前に実際に何で忙しいのか、あの言葉はどういう意味だったのかを一言聞きましょう。新しく出会った人の条件が整って見えるときは、数か月付き合ってから判断します。相性は夫妻宮と大限で見るもので、害太歳では決まりません。体のリズムは疾厄宮の星と、流年の四化がこの宮や三合(田宅宮・兄弟宮)に入るかで見ます。干支の動物を体の部位に当てはめる民間の連想もありますが、気にする必要はありません。考えすぎるときは、汗をかく運動をしてみてください。家で言い合いになったら、その件は話し終えてから眠り、昼間の言葉を夜中まで繰り返し考えないことです。

子年生まれというだけで見ると、うまくいかないことをすべて害太歳のせいにしてしまい、未の宮だけを見ると、この10年の大限がどの宮を通っているかを見落とします。大限が官禄宮を通り、未の宮が命宮か財帛宮に当たるなら、命・財・官の同じ組が続けて指され、何もかもが動いている感じになります。丁年の四化が入る四つの宮が未の宮と重なれば、その宮はこの年に出来事が特に多く、重ならなければ二つの線を並べて読みます。害の年に実際にできることは、大事な連絡は文字で残す、自分についてのうわさを聞いたら確かめてから反応する、毎月一度は請求書と契約を見直し、自動引き落としや自動更新で余計に払っていないかを確かめる、の三つです。

戌年(いぬ)生まれ:破太歳、古い習慣を手放して核を守る

生まれ年の地支は戌、いぬ年

戌年生まれの地支は戌で、その年の未と破の関係です。昔の説では、破は値・冲・害・破の中でいちばん軽いとされ、よくあるのは物事が途中でつまずく、決めていた約束が急に日程変更になる、といったことです。義理堅く約束を大事にする人ほど、決まったことが変わるのを強く気にします。

未と戌の破は、計画が途中で変わるという昔からの注意です。命盤に移すと重さは変わります。2027年の流年の命宮の三方四正は未・丑・亥・卯で、戌はこの四つに入りません。破太歳は干支の層の目安にとどまり、中心は未の宮が本命のどの宮にあるかです。未の宮が田宅宮なら住まいや賃貸契約、水漏れや鍵が途中で変わりやすく、奴僕宮なら協力の約束、保証、友人への貸し借りが変わりやすく、財帛宮なら帳簿と損切りの線を先に決めます。戌の宮は生まれ年の地支のある宮で、本命で戌が何宮かを見ると、その宮に小さな変化が出やすいとわかります。重さは四化が入るかどうかで見ます。未の宮に主星がなければ丑の宮から、戌の宮に主星がなければ対宮の辰の宮から借ります。

層見るもの混同しやすい点
生まれ年の戌未と戌の破干支の目安で、お金を失うという意味ではない
未の宮2027年の流年の命宮・太歳の宮干支の破とは別のこと
戌の宮本命で戌にある宮戌は流年の命宮ではない

丁年の四化は破太歳で変わりません。指される四つの星は太陰・天同・天機・巨門のままで、それぞれのある宮に禄・権・科・忌を運びます。破の年は大事なことに代わりの案を用意しましょう。資料をもう一部保存する、提案を二案用意する、出張に半日の余裕をとる、といったことです。お金では、物が壊れたときの修理、反則金、医療、ご祝儀のような急な出費のために、毎月決まった額を予備費に回しておくと慌てません。値上がりを追う投資は失敗の余地が小さいので、損切りと代わりの案を先に決めます。未の宮や四化が財帛宮に入るならなおさらで、入らないからといって値上がりを追ってよいわけでもありません。大きな決定は三日置いてから決めます。

パートナーとは、言い間違い、うっかり忘れた、電話に出なかったといった小さなことで冷戦になりやすい年です。どちらが先でもいいので、小さなことはその日のうちに話しましょう。友人とは、貸し借り、保証、共同事業をこの年は書面にします。家では水漏れ、家電、鍵などの住まいの小さな不具合を早めに直します。田宅宮が未の宮に指されるならなおさらです。夫妻宮の三合は遷移宮と福徳宮なので、外で受けた不満を家に持ち込まないことです。ひねった、筋を痛めたといった小さなけがは「そのうち治る」で済ませず、休んで動きをゆっくりにします。小さなことが重なってすべてうまくいかない気がするときは、一つずつ片づけ、気分が沈んでいるときは大きな決定をせず、まず眠りましょう。破太歳は昔から軽いとされるので、安太歳は心の安らぎがほしいときにすれば十分です。行動では二つで足ります。大事な約束は二度言って書き残すこと、鍵、財布、身分証を決まった場所に置くことです。

本命の命宮に破軍星(はぐんせい)があるなら、破軍星の2027年の「必要か、手が勝手に動いているだけか」を物差しにし、未の宮はこの年どの領域で壊すかだけを答えます。戌年の破太歳と破軍星の命宮が重なっても、2027年に必ず大きな変化があるわけではありません。破軍星は丁年の四化に指されていないので、未の宮が官禄宮や遷移宮なら構造を動かす話、疾厄宮や福徳宮ならペースの話になります。命宮に天梁星(てんりょうせい)があるなら天梁星の2027年の線引きを参考に、破の年に人の後始末を抱え込みやすい点に気をつけ、責任を本来の人に返す練習をしてください。

午年(うま)生まれの運勢:午未の六合は追い風、お金は書面で

生まれ年の地支は午、うま年

午年生まれは犯太歳に入りません。地支の午とその年の未は六合で、昔から人の縁と協力が多く、紹介を頼みやすい組み合わせとされます。これは地支の層の後押しで、物事が実るかは命盤で見ます。未の宮は太歳でもあり流年の命宮でもあり、太歳の席に押し出されるのは本命で未にある宮です。

層2027年の午年生まれに実際に言えること読みすぎやすい点
午未の六合紹介、相棒、共同の仕事の機会が出やすい機会が多くても、話せば決まるわけではない
未の宮=流年の命宮本命で未にある宮が、その年に指される領域午年生まれが太歳入命になるわけではない
午の宮=流年の兄弟宮同じ立場の人、きょうだい、同世代との協力の線に生まれ年の地支が重なる人脈が増えても、お金がついてくるとは限らない

未の宮が本命の奴僕宮なら、この年に太歳が指すのは協力の輪で、対宮は兄弟宮、三合は父母宮と子女宮です。官禄宮なら職務が指され、対宮は夫妻宮、三合は命宮と財帛宮で、六合の年の人脈はまず仕事の紹介として出てきます。夫妻宮なら約束と関係の呼び名が話題になりますが、まとまるかはこの宮の星と大限で見ます。未の宮に主星がなければ、向かいの丑の宮から借ります。

流年の命宮を未に置いて十二宮を逆回りに並べると、午の宮は流年の兄弟宮になります。兄弟宮の対宮は奴僕宮、三合は疾厄宮と田宅宮です。六合の年によく言われる「一緒にやる」は、命盤では同じ立場の協力、友人の輪、同僚の相棒という組が動くことが多く、体と住まいのことも増えることがあります。そのため人の縁は良いのに物事がそろわない、ということがよく起こります。兄弟宮と奴僕宮は向き合わせて見ます。一方は同じ立場の人情、もう一方は協力の約束です。

紹介の案件、社内推薦、共同経営は、まず奴僕宮と官禄宮が太歳や四化に指されているかを見ます。指されていなければふつうの紹介として扱い、必ず受ける必要はありません。お金の話をする相手が親しいほど、分け前、期間、抜けるときの条件を書き出します。六合の年にいちばん問題になりやすいのはお金です。協力は主なもの一つと次のもの一つを選び、ほかは今回は見送ると伝えましょう。2027年に知り合った人を、名前、出会い方、何で協力できるかの一覧にし、年末に実際に終わった協力を確かめるのもよい方法です。

本命に太陽星(たいようせい)があれば人前で先頭に立ちやすく、太陰星があれば少数の深い関係を好みます。2027年に太陽星は指されませんが、太陰星は化禄で、その宮に資源と助けてくれる人が集まりやすくなります。天同化権が奴僕宮や官禄宮に入れば人をまとめる責任と職務の責任が、天機化科が兄弟宮や遷移宮に入ればアイデアと外での場面が目に留まりやすくなり、巨門化忌がこれらの宮に入るなら、言葉、契約、口約束はいったん止めてから出します。大限が奴僕宮か官禄宮を通っているなら、この年は付き合いと協力の誘いが特に多くなり、疾厄宮か福徳宮なら生活のリズムと一人の時間を先にし、予定を詰め込みすぎないことです。睡眠と体力は疾厄宮と福徳宮で見ます。兄弟宮の三合には疾厄宮が入るので、六合の年に動き回る日が続くなら、疲れ具合はまずこの宮で確かめ、眠る時間と休む時間を意識して空けてください。

2027年の流年の夫妻宮は巳にあり、午ではありません。六合で話がしやすく紹介が増えても、プロポーズ、結婚、同居、子どものことは夫妻宮と大限で見ます。家のことは父母宮と田宅宮を見て、未の宮か四化がこの二つに入るときだけ、家のことがその年の中心になります。独身の人は「一緒にいて自然」だけで判断せず、奴僕宮と兄弟宮の組に化禄か化科が入るか、出会った場が太歳の指す宮かを見ます。そうでなければ、ふつうの紹介として受け止めてください。

卯年(う)生まれ:卯は流年の財帛宮、亥は官禄宮

生まれ年の地支は卯、う年

卯年生まれは犯太歳に入りません。卯と未は亥卯未の地支の三合(木局)の片側で、半合と呼びます。人間関係は話がしやすいものの、一年が順調だという意味ではありません。半合の年によくあるのは協力の機会が増えることで、新しいプロジェクト、連名、友人からの紹介の案件がやってきます。まとまるかは奴僕宮、官禄宮と、流年の命宮の星で見ます。

地支の三合と宮の三合はどちらも三合と呼びますが、命盤では分けて読みます。亥卯未は干支の層の木局で、卯と未はその半分だけが合っています。本命の命・財・官の宮の三合とは別のことです。命盤の入口は未だけで、年支の宮・太歳の宮・流年の命宮は2027年には同じ宮を指します。半合でも、2027年が未の宮から数えることは変わりません。

卯年生まれに共通するのは、流年を未から並べると卯の宮が流年の財帛宮になることです。財帛宮の向かいは福徳宮、三合は命宮と官禄宮です。半合の年にお金の話、分配、保証をするときは、まず卯の宮の流年の財帛宮が星や四化に指されているかを見ます。亥卯未のもう一方の亥は、2027年に流年の官禄宮になります。亥年生まれの地支の宮で、職務と役割の線です。協力が実るかは、この官禄宮も合わせて見ます。主星のない宮は対宮からだけ主星を借ります。三合の宮の星は照らし合うだけで、地支の半合でもほかの宮の星を借りてくることはありません。

卯年生まれは力があっても自分から取りにいかないことがよくあります。2027年は、一人でやっていたことを分担できる形にしたり、すでに動いている誰かのプロジェクトに加わったりするのに向いています。会議で進み具合を言葉にし、作品には名前を入れ、紹介された案件は条件で判断して、遠慮だけで受けないことです。人脈からのお金の話も協力として扱い、条件をきちんと話します。友人からの借金の申し込み、名義貸し、保証は、この年は断れるなら断り、少なくとも書面にします。奴僕宮と官禄宮が流年の四化や大限に指されていなければ、半合だからと無理に組む必要はありません。大きな貸し借りや契約は専門家に相談してください。巨門化忌が奴僕宮に入るなら協力の条件をなおさら書き、天機化科が官禄宮に入るなら連名や認められる機会が増えます。

半合の年は、同居、両親への紹介、将来の予定を一緒にすることなど、「もう一歩進むか」が話題になりやすくなります。話題になっても、進むべきだとは限りません。進めるかは夫妻宮そのもの、この10年の大限が恋愛の線を通っているか、遷移宮と福徳宮が同じ時期に指されているかで見ます。夫妻・遷移・福徳は一つの組で、夫妻宮だけでは見落とします。卯年生まれは関係の中で相手に合わせがちなので、2027年は「少し考えてから返事するね」と先に言ってみてください。付き合いが増えると、人前で合わせて家に帰ってからも考え続けがちです。毎週決まった一人の時間をとり、睡眠を守り、夜をすべて付き合いに回さないことです。きょうだいや古い友人の線は兄弟宮と対宮の奴僕宮で見ます。連絡を増やすのはよいのですが、必ず案件を持ってきてくれると期待しないことです。友人の紹介や趣味の輪で出会った人とはゆっくり付き合ってかまいませんが、半合だからその人が運命の相手だということにはなりません。体のことは卯の五行から何かを連想して決めつけず、疾厄宮と三合の田宅宮・兄弟宮、流年の四化が入るかで見ます。夜遅くまでの作業や長時間の画面作業は、まず生活のリズムから整えます。

大限が奴僕宮か官禄宮を通っているなら、半合の年はチームを組むことと協力が本題です。大限が疾厄宮か福徳宮なら、同じ半合でも、たいていは疲れるか、案件より気がかりのほうが多い年になります。半合の年に実際にすることは三つです。どんな協力も先に分担と取り分を話す、「いいよ」と言うのを少し遅らせる、自分のものでない責任を抱え込まない。誰かがチームに誘ってくる月は流月・流日の見方で確かめ、その場の勢いで保証人を引き受けないことです。

亥年(いのしし)生まれ:半合、助けてくれる人は奴僕宮と父母宮で見る

生まれ年の地支は亥、いのしし年

亥年生まれは犯太歳に入りません。亥と未は亥卯未の木局の片側で、地支の層では半合です。命盤の命・財・官の宮の三合とは別のことです。卯年生まれは同じ局の反対側で卯が流年の財帛宮、亥年生まれは亥が流年の官禄宮になります。半合が示すのは協力の機会が出やすいことだけで、機会が誰から来るか、実るかは宮で見ます。

亥は生まれ年の地支、未は2027年の地支で、この一年の出来事は未の宮があなたの命盤のどこにあるかから見ます。太歳入命と呼べるのは、本命の命宮の地支が未のときだけです。亥年生まれに共通するのは、亥の宮が流年の官禄宮になることです。官禄宮の向かいは夫妻宮、三合は命宮と財帛宮です。

しばらく連絡していなかった仕事上の縁をつなぎ直すかどうかは、奴僕宮と父母宮がこの年に照らされているかで見ます。奴僕宮は同僚、友人、協力相手、父母宮は年長者、書類、公的な窓口を受け持ちます。流年の四化か大限がこの二つの宮(またはその三合、対宮)を指していれば、この年は人に引き立てられやすくなります。どちらも指されていなければ、昔の知り合いともふだんどおりに付き合い、必ず機会をくれると期待しないことです。助けが役職、紹介、公的な窓口の形で来るかは、亥の宮の流年の官禄宮と、奴僕宮・父母宮が指されているかで見ます。奴僕宮に主星がなければ向かいの兄弟宮から、父母宮に主星がなければ向かいの疾厄宮から借ります。半合は星の借り方に影響しません。

大限が奴僕宮、父母宮、官禄宮を通っているなら、昔の知り合いが具体的な機会を持ってきやすく、疾厄宮や福徳宮なら、同じ人たちが頼みごとや疲れ、心配ごとを持ってくることもあります。化忌が奴僕宮に入るなら古い友人の口約束をなおさら書き残し、化禄が父母宮に入るなら年長者や公的な窓口が手を貸してくれやすくなりますが、手続きは自分で最後までやります。お金は割り切って話しましょう。断りにくくて買ったもの、付き合いで出資したものは、条件を決めた協力なのか、人情の借りなのかを先に考えます。

半合の年は、ずっと言っていた旅行やリフォームを予定に入れるか、関係の呼び名をはっきりさせるかが、食卓の話題になりやすくなります。話に出ても、必ずやるとは限りません。結婚や子どものことは夫妻宮、子女宮と大限で見るもので、亥未の半合では見ません。亥年生まれは関係の中で相手に合わせがちなので、一度「これは私はしたくない」と言ってみると、相手の反応で関係の形が見えてきます。おおらかで気を病みにくい反面、食べすぎ、夜更かし、運動の先延ばしが出やすいので、毎週の運動と寝る時間を決めましょう。独身で、昔の知り合いと再会したり、長く一緒に働いた同僚に心が動いたりしたら、ゆっくり付き合ってみてかまいません。続くかどうかは夫妻宮と大限で見ます。小さなことは相手に合わせてよくても、仕事の選択、お金のやり取り、関係の約束には自分の答えを持ち、大事な決定は一晩置いて、その場で引き受けないことです。体の調子は疾厄宮の星と、三合の田宅宮・兄弟宮、流年の四化が入るかで見ます。

寅年(とら)生まれ:未の宮と、流年の疾厄宮になる寅

生まれ年の地支は寅、とら年

寅年生まれの地支の寅は、その年の未と冲・合・害・破のどれの関係もなく、犯太歳に入りません。未の三方四正は未・丑・亥・卯で、寅は入りません。干支の層には特別な注意がないので、この年は自分の命盤を見ます。寅年生まれに共通するのは、寅の宮が流年の疾厄宮になることです。

2027年に生活のどの領域が動くかは、未の宮がどこにあるかで見ます。未が官禄宮なら、役職、表に出る場面、プロジェクトのペースが指され、仕事の方向を変える、難しい案件に挑む、一つのことを終わらせるのに向く年です。対宮は夫妻宮、三合は命宮と財帛宮で、仕事を動かすと関係とお金にも響きます。未が遷移宮なら、外出や環境の変化、外での場面が増え、対宮は命宮、三合は福徳宮と夫妻宮で、居場所が変わるとまわりの見方も変わります。

未の宮の位置力を入れる方向対宮・三合
官禄宮職務の変更、難しい案件、仕上げ対宮は夫妻宮、三合は命宮・財帛宮
遷移宮外出、場所を変える、外での場面対宮は命宮、三合は福徳宮・夫妻宮
疾厄宮睡眠、負担、小さなけが対宮は父母宮、三合は田宅宮・兄弟宮
福徳宮一人の時間、出費対宮は財帛宮、三合は夫妻宮・遷移宮
夫妻宮話を最後までする。一時の勢いで二人の関係に名前をつけない対宮は官禄宮、三合は遷移宮・福徳宮

恋愛は、まず夫妻宮と福徳宮の線が未の宮か丁年の四化に指されているかを見ます。結婚の時期は結婚のタイミング、紅鸞星(こうらんせい)の層は紅鸞星をどうぞ。指されていなければ、恋愛はふだんのペースで進みます。

寅の宮が流年の疾厄宮になるのは、未の宮の位置とは関係なく、2027年の寅年生まれ全員にある層です。流年は未から逆回りに並ぶので、寅の宮は体質、負担、睡眠、重圧が体に及ぼす影響を受け持ちます。対宮は流年の父母宮で申に、三合は流年の田宅宮と兄弟宮で戌と午にあります。この四つの宮は流年の盤で一つの組なので、体がきついときに、年長の家族の予定、公的な書類、住まいのこと、同じ立場の人からの頼みごとが同じ時期に来やすくなります。寅の宮に主星がなければ、対宮の申の宮から主星を借ります。禄・権・科・忌が寅・申・戌・午のどれかに入れば、疾厄宮のこの線がその年の中心です。入らなければ、ふだんどおり体を整えれば十分です。体のことは健康の見方も参考にしてください。

命宮に破軍星がある人は、破軍星の2027年を物差しに、今回が壊すべきなのか手が勝手に動いているだけなのかを先に分けます。破軍星は丁年に指されていないので、未の宮が官禄宮か遷移宮なら職務や場、田宅宮なら住まいが動き、そうでなければ壊すコストは自分で計算します。命宮に天同星があるなら、天同星の2027年のとおり、天同化権でその宮の責任があなたに回ってきます。大限が官禄宮を通り、流年の未の宮も官禄宮なら、職務の出来事がさらに増えます。命盤を作ったら、本命の下地、いまの大限、未の宮、寅の宮の流年の疾厄宮、四化の入る場所の順に見ます。流月・流日は短い周期の目安で、その日の流日で退職や引っ越しを決めないことです。

辰年(たつ)生まれの運勢:未の宮が官禄・奴僕・遷移にあるときだけ表に出る

生まれ年の地支は辰、たつ年

辰年生まれは犯太歳に入りません。辰と未はどちらも土で、同じ五行どうしの「比和」です。値・冲・害・破の四つは未・丑・子・戌で、辰はその表にありません。表に出る機会が増えるかは、本命のどの宮が未にあるかで決まります。2027年は流年の命宮が未の宮に入り、太歳の宮と同じです。未の宮が官禄宮、奴僕宮、遷移宮のどれかにあるときだけ、公の場や協力の輪から声がかかりやすくなります。

未の宮が本命の官禄宮なら、職務、肩書き、公の場があなたを押し出しやすく、対宮の夫妻宮、三合の命宮と財帛宮も、仕事が動くと関係とお金がついて変わります。奴僕宮なら同僚、協力、友人との行き来が増え、対宮は兄弟宮、三合は父母宮と子女宮です。遷移宮なら外出、交友の入れ替わり、外での評価が大きくなり、対宮は命宮、三合は夫妻宮と福徳宮です。この三つのときだけ、増える誘いからどれを選ぶかを考えます。未の宮が疾厄宮や福徳宮なら、この年の中心は生活のリズム、出費、一人のときの状態で、無理に目立とうとすると力の使いどころを誤りやすくなります。未の宮に主星がなければ対宮からだけ借ります。官禄宮が空なら夫妻宮から、遷移宮が空なら命宮から、奴僕宮が空なら兄弟宮から借ります。

辰年生まれに共通するのは、流年を未から並べると辰の宮が流年の子女宮になることです。子女宮は作品、プロジェクト、教え子、外に出すものを受け持ち、対宮は田宅宮、三合は奴僕宮と父母宮です。機会が本当に来るときは、原稿、提案、人の指導、成果の公開など、何かを外に出すことを求められることが多く、家と住まい、協力の輪、年長者や書類のことも同じ時期に動くことがあります。これは生まれ年の地支の宮が流年で何を受け持つかの話で、性格とは関係ありません。辰の宮に主星があるか、四化が入るかを見て、なければ誘いは選んで受けます。

誘いを受ける前に、命盤を見ながら自分に問いかけてみてください。得意なことと関係があるかは未の宮と官禄宮・命宮の組で、望む資源が得られるかは財帛宮が流年の四化か太歳に指されているかで、やり遂げられるか、一緒にやる人が持ちこたえられるかは子女宮と奴僕宮で見ます。答えられたら引き受け、答えられないなら、たいていは自分を証明したいだけです。未の宮が疾厄宮なら、対宮の父母宮、三合の田宅宮・兄弟宮とつながり、家のことや同じ立場の人との協力が生活のリズムと結びつくので、同じ時期に詰め込まず体力に余裕を残します。

本命に紫微星(しびせい)があれば、もともと間に立つ役を頼まれやすく、天相星(てんそうせい)があれば、場を収める役を頼まれやすい星です。2027年の流年の四化はこの二つの星を指さず、指すのは太陰星の禄、天同星の権、天機星の科、巨門星の忌です。天機化科が官禄宮や遷移宮に入ればあなたのアイデアが目に留まり、天同化権が奴僕宮や子女宮に入れば人をまとめることと納品に責任がかかります。紫微星の命宮はそれでも抱え込みすぎることがありますが、それは本命の習慣なので、未の宮の位置でどれを受けるかを決めましょう。体面のための付き合いや見栄の出費は福徳宮と財帛宮にかかっていて、太陰化禄がこの二つに入ると頼みごとはしやすい反面、体面のために使いすぎやすいので、先に出費の上限を決めます。巨門化忌が官禄宮や奴僕宮に入るなら、公の発言、会議の結論、協力の約束は書いてから出し、子女宮に入るなら、納品と作品へのこだわりが強く出ます。

大限が官禄宮か遷移宮を通り、未の宮がさらに命・財・官か遷移を指すなら、この年は誘いがとても多く、引き受ける話を見誤りやすくもなります。大限が疾厄宮、田宅宮、福徳宮を通っているなら、流年がにぎやかでも中心は体、家、一人の時間で、公の場はあまり受けず、作品を出したら区切りをつけましょう。流月はある月の重点を変えるだけで、一年の方向は変えません。流年が官禄宮を通り、ある月に夫妻宮が重なれば、たいていは仕事で立場や相棒のことを整えているので、新しい恋が増えるとは限りません。

巳年(み)生まれ:力をためてきた人は2027年に動くか

生まれ年の地支は巳、み年

動くべきかは、干支の性格からは答えられません。2027年の巳年生まれは、民間では平年です。巳と未には冲・合・害・破がなく、未の値、丑の冲、子の害、戌の破にも入りません。平年は干支の層に重圧がないというだけで、外に出すかどうかは命盤で見ます。動く前に未の宮を探してください。そこが太歳であり、この年の流年の命宮で、本命でそこにある宮の事柄がこの年の中心です。旧暦1月1日(2月6日)以降の未の宮と四化を基準にします。

まず一つの条件を見ます。未の宮が官禄宮か財帛宮にあり、太陰化禄か天同化権がこの二つの宮かその三合に入るときに、長く準備してきたものを外に出すことを考えます。未の宮が疾厄宮や福徳宮なら、先に生活のリズムと一人の時間を整え、出すものは規模を小さくします。未の宮が命宮なら自分の状態が大きく出て、対宮は遷移宮、三合は財帛宮と官禄宮です。外に出て見られることと同時に、お金と職務が受け止められるかも問われます。未の宮に主星がなければ対宮からだけ借ります。官禄宮が空なら向かいの夫妻宮の星を、財帛宮が空なら福徳宮を、命宮が空なら遷移宮を見ます。二年考えてきた起業、出しては引っ込めた履歴書、置いたままの講座も、まず未の宮に当ててみてください。官禄宮か財帛宮に当たれば次の夫妻宮の線を見て、当たらなければ小さく始め、3か月で反応があるかを見ます。一度にすべてを賭けないことです。

巳年生まれに共通するのは、流年を未から並べると巳の宮が流年の夫妻宮になることです。夫妻宮は関係、呼び名、向き合う相手を受け持ち、対宮はちょうど官禄宮で、三合は遷移宮と福徳宮です。ですから巳年生まれがこの年に「動くべきか」と問うとき、作品や計画を外に出すかと、ある人や相棒と組むかの二つを同時に問うていることが多く、二つは互いに影響します。巳の宮を読むときは向かいの亥の宮、つまり流年の官禄宮も一緒に見て、巳の宮に主星がなければ亥の宮から借ります。流年の命宮は未で、三合には卯の流年の財帛宮と亥の流年の官禄宮があります。動く前に未・卯・亥・巳の四つの宮が本命で何宮かを書き出すほうが、準備ができたかを自問するより役に立ちます。本命の夫妻宮が未の宮に直接指されるか、四化が夫妻宮か官禄宮に入るなら、2027年は話を最後までするのに向いています。

流年の四化は、太陰星が禄、天同星が権、天機星が科、巨門星が忌です。禄が官禄宮や財帛宮に入れば物事を進めやすく、権が入れば責任と決定権が一緒に来ます。科が遷移宮や命宮に入れば外で目に留まりやすく、忌が入る巨門星の宮では、話し方、契約、書かれていない条項に気をつけます。禄か権が官禄宮、財帛宮やその三合に入らなければ、一枚の企画書、小さな発表、作品集など小さな形で試し、3か月で反応を見ます。本命に貪狼星(どんろうせい)があっても、2027年の丁年の四化は貪狼星を指しません。貪狼星の宮がちょうど未の宮か、禄や権に照らされるときだけ、機会がその宮に近づきます。本命に天機星があれば、天機化科でその宮のアイデアが目に留まりやすくなりますが、実行するものは一つに絞ります。大限が官禄宮を通り、流年の未の宮が命・財・官を指すなら10年の方向に沿った動きで、大限が疾厄宮か福徳宮なら、公に打ち出すのは骨が折れます。家のことも同じで、父母宮か福徳宮が指されるときだけ、その年の中心になります。本命に貪狼星があるなら、知り合いを全員計画に引き込まないことです。食事や睡眠の乱れ、座りっぱなしの消耗は疾厄宮で見て、未の宮か丁年の四化がこの宮に当たるなら、生活のリズムをこの年の課題にします。座りっぱなしの日は、ときどき立って歩きましょう。

申年(さる)生まれの運勢:申は流年の父母宮

生まれ年の地支は申、さる年

申年生まれの地支は申です。申と未には値・冲・害・破も、合や半合もなく、干支の層では平年です。申は未のすぐ隣ですが、未の三方四正(未・丑・亥・卯)には入りません。申年生まれに共通するのは申の宮が流年の父母宮になることで、未の宮と四化は人によって違います。天機星は丁年に化科になりますが、これは丁年の四化が天機星を指すからで、申年生まれかどうかとは関係ありません。命宮に天機星があれば天機星の2027年を、武曲星(ぶごくせい)があれば武曲星の2027年を読んでください。

未の宮の位置この年に指されやすいこと一緒に動く三合
官禄宮職務、役割、仕上げ命宮、財帛宮
財帛宮帳簿、入金のペース、投資の備え官禄宮、命宮
福徳宮一人のときの出費と気持ち夫妻宮、遷移宮
子女宮作品、教え子、プロジェクトの成果奴僕宮、父母宮

未の宮が官禄宮なら、新しい線を始めると手元の仕上げが遅れがちです。財帛宮なら帳簿と入金のペース、投資の備えを先にし、新しいアイデアは後に回します。福徳宮なら、進路を変える前に福徳宮が指されているだけではないかを考えます。対宮の丑の宮も一緒に動き、未の宮に主星がなければ丑からだけ借ります。未の宮が官禄宮で大限が財帛宮を通る人は、職務で名前を呼ばれ、お金も厳しく、新しいアイデアで仕上げから逃げたくなりがちなので、まず手元の仕事を出せるところまで終えます。未の宮が子女宮で、巨門星が奴僕宮にあって化忌を受ける人は、作品や教え子の線が騒がしくなるので、協力での言葉の行き違いは書面で整理します。

申の宮は申年生まれの地支の宮です。流年の命宮を未に置いて十二宮を逆回りに並べると、申の宮は父母宮の線、つまり年長者、先生、上司、資格や公的な書類を受け持ちます。流年の父母宮の対宮は流年の疾厄宮で寅に、三合は流年の子女宮と流年の奴僕宮で辰と子にあります。年長の家族の体調が気がかりなときや上司の意見が多いときは、自分の睡眠と負担も一緒に影響を受けやすく、作品や教え子、子ども、同僚や手伝ってくれる人からも同じ時期に協力を求められやすくなります。実際にすることは、書類を一つ片づける、年長の家族の世話の当番を予定に入れる、納期と分担を決める、といったことが多いでしょう。申の宮に主星がなければ対宮の寅の宮から借ります。四化が申・寅・辰・子のどれかに入れば父母宮の線がその年の中心になり、入らなければ家のことはふだんどおりで十分です。

未の宮が官禄宮で天機星も官禄宮にあって化科を受けるなら、職務でのアイデアが目に留まりやすいものの、成果物は出す必要があります。未の宮が財帛宮で巨門星も財帛宮にあって化忌を受けるなら、お金と契約での言葉の行き違いは文字にし、アイデア型の投資はいったん止めます。二つの線が重なるときだけ重ねて読み、重ならなければ別々に扱います。恋愛は夫妻宮と福徳宮が太歳か四化に指されているかで、体のサインは疾厄宮で見て、疲れたら生活のペースを落としましょう。大限が遷移宮を通り、未の宮が命宮なら、10年のテーマとこの年の流年の命宮が重なって、一年中動いている感覚になります。

酉年(とり)生まれ:未の宮と、流年の福徳宮になる酉

生まれ年の地支は酉、とり年

酉年生まれの地支の酉は、その年の未と冲・合・害・破のどれの関係もなく、民間では平年です。命盤で太歳の席に押し出されるのは本命で未にある宮で、丁未の年は太歳と流年の命宮が未で重なります。

未の宮が本命の官禄宮なら、この年は職務や役割、一つのことを最後までやるかに出会い、対宮は夫妻宮、三合は命宮と財帛宮です。夫妻宮なら関係と呼び名が話題になり、対宮の官禄宮、三合の遷移宮と福徳宮も一緒に動きます。福徳宮なら一人のときの気持ちと出費が大きく出やすくなります。同じ酉年生まれでも、未の宮の位置でこの年の過ごし方はかなり違います。未の宮に主星がなければ対宮の丑の宮から借り、三合の宮は照らし合うだけです。未の宮の補佐の星や煞星(さっせい、凶星のこと)もそのまま読みます。煞星は物事を急に、硬く進ませるもので、悪い兆しではありません。

酉年生まれに共通するのは、流年の命宮を未に置いて十二宮を逆回りに並べると、酉の宮がちょうど流年の福徳宮になることです。福徳宮の向かいは財帛宮、三合は夫妻宮と遷移宮です。気持ち、一人の時間、出費、パートナーと出かけるかどうかが、同じ時期に引っかかりやすくなります。酉の宮に主星がなければ、向かいの卯の宮(流年の財帛宮)から借ります。暮らしが苦しいとき、それはまず帳簿に表れがちです。2027年の流年の夫妻宮は巳にあり、酉ではありません。恋愛は、本命の夫妻宮が未の宮か四化に直接指されているかを見て、そのうえで酉の宮の流年の福徳宮が一人の時間やお金の使い方、外出の摩擦を関係に持ち込まないかを見ます。パートナーがいる人は「どうしてあなたは」という言い方を控え、自分に必要なことを最後まで伝えましょう。福徳宮と夫妻宮は同じ三合の組なので、気持ちがそのまま関係に出ます。買い物や身の回りの物、外食の上限も宮で考えます。太陰化禄が福徳宮か財帛宮に入れば資源は近づきますが、「きちんと見える」ことにお金を使いやすく、巨門化忌が入れば、お金を使うことも話すことも一度止めてから決めます。

酉年生まれは仕事にこだわり、見栄えよく仕上がるまで出したがらない傾向があります。2027年に基準を緩めるかは、未の宮が官禄・命・財帛のどれか(仕事とお金を残す線)か、酉の宮の流年の福徳宮が本命の主星や流年の四化に指されているか(一人のときに張り詰めているか、体面のためにお金を使っていないか)で見ます。どちらも指されていなければ、ふだんどおりで十分です。未の宮が官禄宮か、大限が官禄宮を通り流年の命宮も命・財・官の組なら、まず仕上げてから磨きます。大事なことは十分にやり、ほかは終えたら区切ります。未の宮が疾厄宮か福徳宮なら、生活のリズムと出費を先に整えつつ、仕事はきちんと出します。

本命に廉貞星(れんていせい)や天相星があっても、それは星の下地です。一方は関係を複雑に考えがちで、もう一方は決まりを整えて守りがちです。2027年の流年の四化はこの二つの星を指しません。廉貞星の命宮の人が2027年に考え込むことがあっても、それは本命の習慣です。大限が福徳宮を通り、流年でも酉の宮が福徳宮になると「また気持ちとお金の整理をしている」と感じますが、それは同じ組の宮が続けて指されているからです。大限が官禄宮を通り、未の宮が命宮か財帛宮なら、仕事の線が福徳宮の消耗を上回るので、何でも完璧にしようとせず、担うべき責任を担います。未の宮が疾厄宮なら、対宮の父母宮、三合の田宅宮・兄弟宮とつながり、生活のリズム、家のこと、同じ立場の人との協力が結びつきます。これらを分けて並べられれば、睡眠と体力が持ちこたえられます。

安太歳と、日本の厄除けとの違い

中国や台湾では、犯太歳の年に廟(中国式のお寺)で「安太歳」をする習慣があります。太歳の名を記した札を祀ってもらう儀式で、灯明を上げる「点灯」や、赤いひもを身に着ける習慣もあります。日本の厄除け・厄払いに近い位置づけです。仕組みと限界は安太歳は効くのかにまとめています。

実際にできることは三つです。大きな決定には余裕を残し、契約、投資、転職のどれにも引き返せる道を用意すること。長く放っておいた生活のリズムを元に戻し、疲れたら先に休み、無理をしないこと。お金と責任に関わる話は口約束に頼らず、書き残すこと。心の安らぎのために寺社へ行くのはよいことですが、この三つの代わりにはなりません。

主星から2027年を見たいときは、まず自分の命宮の主星のページを探してください。たとえば紫微星の命宮の2027年です。丁年に指される四つの星にも個別のページがあります。太陰星、天同星、天機星、巨門星です。指されていない十の星も、本命の主星は下地のままで、丁年の四化は上の四つの星がある宮に入るだけです。ほかの主星の年運はコラム一覧にあります。

生年月日から命盤を作成し、まず未の宮に印をつけ、次に丁年の四化が入る四つの宮と、自分の生まれ年の地支の宮を確かめてください。犯太歳の名前を覚えるより、この三つを見るほうが2027年の過ごし方がはっきりします。