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紫微斗数講座の前に:独学の順番とおすすめ本

紫微斗数講座に通う前に、独学でどこまで学べるかをまとめました。命盤づくりから十二宮、主星、四化、大限までの勉強の順番、日本で手に入る紫微斗数の本の選び方、講座を選ぶときに確かめたい点を、流派の違いも含めて説明します。

紫微斗数(しびとすう)を学びたいと思っても、何から始めればよいか分からないものです。講座は内容も費用もさまざまで、本は入門書から専門書まであり、流派もそれぞれ違います。結論から言うと、最初の一歩は講座がなくても進められます。順番さえ間違えなければ、本と無料の命盤で、自分の命盤を一通り読めるところまで独学で行けます。このガイドでは、勉強の順番、日本で手に入る本、講座を選ぶときの確かめ方を整理します。

紫微斗数の勉強の順番

細かい暗記から入ると、たいていは続きません。次の順番で、自分の命盤を手元に置いたまま進めるのがおすすめです。

  1. 自分の命盤を作る。 生年月日と生まれた時刻から、十二宮に星が並んだ命盤を出します。旧暦への換算や星の配置を手で計算する必要はありません。無料の命盤で作れます。紫微斗数とは何かをまず知りたいときは、紫微斗数とはから読んでください。
  2. 十二宮の名前と役割を覚える。 命宮・兄弟宮・夫妻宮・子女宮・財帛宮・疾厄宮・遷移宮・奴僕宮・官禄宮・田宅宮・福徳宮・父母宮の十二です。仕事なら官禄宮、お金なら財帛宮というように、知りたいことから宮を引けるようになれば十分です。一覧は十二宮にあります。
  3. 命宮の主星を読む。 命宮にどの星が入っているかが、性格の土台です。十四主星それぞれの特徴は十四主星で読めます。命宮の主星だけでも先に知りたい人は、命宮主星テストが近道です。
  4. 星の輝度(きど)と、星どうしの関係を覚える。 同じ星でも、入る宮によって力の出方が変わります。廟旺利陥とはと三方四正の見方がここにあたります。
  5. 四化を覚える。 化禄・化権・化科・化忌は、紫微斗数の読みの中心です。四化とはから始め、生年四化が自分の命盤のどの宮に入っているかを確かめます。
  6. 大限(10年運)と流年(年運)を読む。 生まれつきの命盤が分かったら、時間の流れを重ねます。大限と流年の見方をご覧ください。
  7. 流派の違いを知る。 ここまで読み進めると、本やサイトによって読み方が違うことに気づきます。飛星派と三合派の違いで整理しておくと、迷いにくくなります。

最初から全部を覚える必要はありません。1から3までを自分の命盤で一周し、気になった宮を4と5で深める、という往復が続けやすい進め方です。

紫微斗数の本:日本で手に入る本の選び方

日本語の紫微斗数の本は、著者と流派で読み方がかなり違います。以下は、国立国会図書館の書誌情報で書名・著者・出版社・刊行年を確かめた本です。内容をここで評価するものではなく、書店や図書館で目次を見てから選んでください。在庫や価格は書店でご確認ください。

入門書

  • 照葉桜子『一番わかりやすい はじめての紫微斗数占い』(日本文芸社、2023年)
  • 照葉桜子著・東海林秀樹監修『一生の運勢を読み解く!紫微斗数占い』(説話社、2017年)

体系的に学ぶ本

  • 東海林秀樹・堀川祐加『紫微斗数占星術教本』(説話社、2022年)
  • 東海林秀樹『完全マスター紫微斗数占い』(説話社、2017年)
  • 東海林秀樹『紫微斗数占星術奥義 決定版』(ワン・パブリッシング、2025年。2004年の初版から改訂を重ねている本です)

台湾の読み方を日本語で読める本

  • 張玉正・林秀靜『〈秘訣〉紫微斗数』(太玄社、2020年)

飛星派・欽天四化の本

  • 東海林秀樹・照葉桜子『実践紫微斗数占術:飛星派における四化飛星の秘宝』(説話社、2024年)
  • 田中宏明『欽天四化紫微斗数の世界』(一粒書房、2018年。2019年に増補版があります)

選ぶときの目安は三つあります。まず、命盤の作り方(星の置き方)が書いてあるか。手計算を教える本もあれば、読み方だけの本もあります。次に、流派が書名や前書きで分かるか。飛星派や欽天四化の本は、宮干から四化を飛ばす読み方が中心です。最後に、自分の命盤で確かめられるか。命盤を手元に置いて読める本のほうが、身につきます。

古典の『紫微斗数全書』は、国立国会図書館で調べた範囲では台湾・香港で出た中国語版が見つかるだけで、同じ書名の日本語訳は見つかりませんでした。当サイトの星と宮のページは、この『紫微斗数全書』の原文を引き、現代の日本語に直して説明しています。原典がどう書いているかを知りたいときは、十四主星や十二宮のページが手がかりになります。

紫微斗数の講座を選ぶ前に確かめたいこと

紫微斗数の講座は、目指すところによって内容も費用も大きく違います。申し込む前に、次の点を確かめておくと失敗が減ります。

  • 流派が書かれているか。 三合派・飛星派・欽天四化など、どの読み方を教えるのかが明記されているか。
  • 命盤の作り方を教えるか、ソフト任せか。 後者でも、星の配置の理屈を説明してくれるかどうか。
  • 目的に合っているか。 自分の命盤を読みたいのか、人を鑑定したいのかで、必要な内容と費用が違います。
  • 総額と修了後の内容。 受講料のほかに教材費や認定料がかかるか、修了後に何ができるようになるか。

自分の命盤を読みたいだけなら、まず本と命盤で1から3まで進めてから、足りない部分を講座で補う順番のほうが、講座を無駄にしません。当サイトでは講座は開いていません。

独学でつまずきやすいところ

  • 生まれた時刻があいまい。 紫微斗数は生まれた時刻で命宮の位置が変わります。分からないときは、時間帯ごとに命盤を作って、自分に当てはまるものを探します。母子手帳に記録があれば、それが一番確かです。
  • 本やサイトで結果が違う。 流派によって、四化の取り方や宮の読み方が違うためです。入力が間違っているとは限りません。当サイトは三合派の読み方で、四化は南派の四化を使い、生年・大限・流年の天干から出します。
  • 当たるかどうかが気になる。 命盤は決まった未来を書いた台本ではなく、傾向を読む地図です。紫微斗数は当たるのかで、確かめ方を書いています。

まず命盤を作成して、十二宮のうち一つだけでも、自分の宮に入っている星のページを読んでみてください。そこから本や講座を選んでも、遅くはありません。