体調不良が続くときの占い:疾厄宮と福徳宮で見る消耗(病名はわからない)
体調不良が続くとき、紫微斗数の命盤で病名はわかりません。体調の占いとして見るのは、疾厄宮という体の計器盤と、父母宮・田宅宮・官禄宮・福徳宮のどこから消耗が入るかです。休みを増やしたい時期の見方と、生活への落とし込み方がわかります。
体調不良が続くとき、命盤で病名を探さないでください。健康で気をつけることの全体は健康運の見方のページにまとめてあります。ここで扱うのは、「なかなか良くならないのに、はっきりした病名もない」ときに、紫微斗数(しびとすう)の体調の占いとしてどの宮を見るかです。疾厄宮は計器盤で、対宮の父母宮は目上の人からの圧力、三合の田宅宮と兄弟宮は住まいと同世代とのやりとりでの消耗を表します。福徳宮では休めているかどうか、官禄宮では働きすぎがどこから来るかを見ます。宮を照らし合わせてはじめて、回復が遅いのか、心が自分を止めさせないのか、問題が実は生活の組み立てにあるのかが分かります。
体調不良が続くときは、まず疾厄宮という計器盤を見る
疾厄宮は三つのことを表します。体質の土台、ストレスが体に書き込まれる道筋、生活リズムによる消耗です。武曲星(ぶごくせい)が疾厄宮にある人は、小さな不調では受診せず疲れても口にしないので、症状がはっきりしてから対処することがよくあります。七殺星(しちさつせい)が疾厄宮にある人は動きが速いぶんぶつけやすく、働きすぎにもなりやすいのです。太陰星(たいいんせい)が疾厄宮にある人は、環境や生活リズムの変化に敏感で、季節の変わり目や夜ふかしのあとに、なんとなく全体の調子が崩れたと感じやすくなります。天同星(てんどうせい)が疾厄宮にある人は、もともとの体は丈夫ですが、ゆるみすぎたり補いすぎたりすると、食欲と生活リズムが先に崩れます。疾厄宮に主星がないときは、対宮の父母宮からだけ主星を借ります。親や上司からの圧力が強まると、体がいつも同じところで抗議しがちです。
正しい読み方は疾厄宮で大きな病気はわかるのかをご覧ください。ランプがつくのは手入れをしようという合図で、重い病気の予告ではありません。同じ疾厄宮でも、規則正しく暮らして落ち着く人もいれば、何年も無理を続けてから不調が出る人もいます。違いは毎日の過ごし方にあります。
体調不良の原因が別の宮にあることもある
疾厄宮の三方四正は、疾厄宮・父母宮・田宅宮・兄弟宮です。目上の人からどう押さえつけられているか、家での暮らしが順調か、同世代とのやりとりでどれだけ消耗しているか。どれも最後には体のサインになることがあります。田宅宮が張りつめているとき、たとえば家の中がもめている、修繕に気を取られている、寝る場所が落ち着かないときは、前からの不調がぶり返しやすくなります。兄弟宮が張りつめているとき、同世代との比較やきょうだいとの引っ張り合いがあると、肩や首のこりや睡眠にも響きます。
福徳宮と官禄宮はこの三方には入っていませんが、いちばんよくある入口です。休日も仕事のメッセージに返信している、休むことに罪悪感がある。それでは疾厄宮がどれほど良くても取り戻せません。官禄宮が重すぎるときによくあるのは、役割を抱えすぎている、締め切りがあいまい、リズムが自分に合っていない、といった形です。遷移宮も一度見てください。出張が多い、通勤が長い、生活の範囲がいつも動いていると、生活リズムは安定しません。問題が出るのは体でも、出どころは道の途中にあるかもしれません。十二宮をまとめて読む方法は十二宮の総覧にあります。
特に休みを増やしたほうがよい年
生まれつきの命盤は土台で、いつサインが目立つかは大限(10年運)と流年(年運)が決めます。大限が疾厄宮を通るとき、あるいは流年の四化が疾厄宮・福徳宮・父母宮に入るときは、前からの不調がぶり返す、睡眠が乱れる、長く張りつめていたことが体に表れる、といったことがよく見られます。これは手入れをしようという合図で、大きな病気になるという意味ではありません。時期の照らし合わせ方は大限と流年の見方にあります。
化忌が疾厄宮に入ると、手放せないことがよくあります。症状を何度も調べてしまう、あるいは無理をして止まろうとしない。変えるべきは自分の世話のしかたです。化権が官禄宮か父母宮に入ると、なおさら休みを取りにくくなります。四化の読み方は四化とはをご覧ください。
宮に戻して、生活に組み込む
命盤を見終えたら、やることを宮に戻して考えます。疾厄宮にランプがついているなら、生活リズムと休息を先に予定に入れます。福徳宮が張りつめているなら、まず睡眠を取り戻します。官禄宮が張りつめているなら、仕事の範囲をはっきり伝えます。父母宮が張りつめているなら、親や上司との関係で一歩引けるところは引きます。田宅宮が張りつめているなら、まず寝る場所の扉がきちんと閉まるようにします。具合が悪いときは、命盤より先に医療機関で相談してください。
命盤が示すのは、生活のリズムとストレスがたまる場所です。疾厄宮と福徳宮をいまの大限と合わせて見たい方は、健康運の見方で入口を一つずつ分けてみてください。