紫微斗数Q&A

親子関係の占い:親とうまくいかないとき、父母宮と命宮で見る距離感

親とうまくいかない親子関係を紫微斗数で占います。父母宮で目上や権威への向き合い方、対宮の疾厄宮でストレスの出方、田宅宮で同居の摩擦を見て、どちらが正しいかではなく関係の構造と線の引き方を読みます。

親とうまくいかない親子関係を紫微斗数(しびとすう)で占っても、命盤はどちらかの味方にはなりません。見えるのは次のことです。父母宮はあなたが親や権威にどう向き合うか、対宮の疾厄宮はストレスが体調に響くか、田宅宮は一緒に住むときの摩擦の多さ。「自分はもともと目上の人に反発しやすい」のか、「この件は本当に親が口を出しすぎている」のかを先に分けておくと、意地を張るか、ひたすら我慢するかの二択にならずにすみます。父母宮は上司、先生、書類も表します。全体の読み方は父母宮で見る目上の縁をご覧ください。

官禄甲寅廉貞破軍奴僕乙卯遷移丙辰天府疾厄丁巳天同太陰財帛戊午武曲貪狼子女己未太陽巨門夫妻身庚申天相兄弟辛酉天機天梁命壬戌福徳甲子田宅乙丑紫微旺七殺平父母宮癸亥水二局命主 禄存 身主 文昌陽男
サンプル命盤:父母宮を示しています。あなた自身の命盤ではありません

親とうまくいかないとき、父母宮はどんな摩擦を語っているか

巨門星(こもんせい)が父母宮にあると、衝突は言葉づかいから始まりがちです。同じことでも、あなたには責められているように聞こえ、親は筋の通った話をしているつもりです。こうした関係の悪さは、連絡が少ないことより、口を開いたとたんに古傷に触れることに表れます。武曲星(ぶごくせい)や七殺星(しちさつせい)が入ると、家のルールが多く説明が少ないので、言い合いより冷戦のほうが長く続きます。気にしているのはメンツと言うことを聞くかで、大声でけんかすることはあまりありません。

廉貞星(れんていせい)が父母宮にあると、見張られる、比べられるという感覚が長く残り、電話がかかってくるだけで子どもの頃に戻ったような気持ちになります。天梁星(てんりょうせい)が入ると、親はとても面倒見がよく見えますが、意見が心配という形で出てくるので、断ると「人の好意がわからない」と言われます。天同星(てんどうせい)や太陰星(たいいんせい)が父母宮にあると、表面は穏やかでも、言葉は福徳宮にしまいこまれます。関係が悪いといっても派手な衝突や修羅場があるとは限らず、話したくない、話しかけてはやめる、ということがよくあります。化忌が父母宮に入ると、同じ摩擦が何度も出てきます。今週本当に何かが起きたとは限りません。

親とけんかすると眠れない、命盤でわかるか

父母宮の対宮は疾厄宮です。親と言い争うと眠れない、体がこわばる、食欲がなくなる人がいます。これはストレスへの反応で、どちらが正しいかの証拠にはなりません。線引きは紫微斗数で大きな病気はわかるのか:疾厄宮の正しい読み方をご覧ください。

生まれつきの疾厄宮に化忌や煞星(さっせい、凶星のこと)があるのは、人間関係のストレスから回復しにくいということにすぎません。大限(10年運)や流年(年運)が父母宮や疾厄宮をめぐると、電話、帰省、介護、昔の話の蒸し返しが増えます。ある年に特に激しく言い争っても、この10年ずっとそうだということではありません。

命宮と田宅宮:あなたの反応と、逃げ場があるか

命宮では、あなたの最初の反応を見ます。七殺星や破軍星(はぐんせい)が命宮にある人は言い返すのが速く、親には口答えに見えます。天同星や太陰星が命宮にある人はまず引くので、親には冷たく見えます。どちらも性格の問題とされがちですが、実際にはあなたの性格が、指図することに慣れた親とぶつかっているのです。紫微星(しびせい)や太陽星(たいようせい)が命宮にある人は、子ども扱いされることがいちばん耐えられず、指導されると自分で背負えることを証明したくなります。

田宅宮は同居を表します。同じ屋根の下に住んでいると、父母宮の問題は年に一度お正月に言い争うだけでは終わらず、台所の使い方、寝る時間、お金の置き場所で毎日ぶつかります。擎羊星(けいようせい)や陀羅星(だらせい)が田宅宮にあると、家庭内の摩擦が激しくなりやすいので、別々に住んでいる人より早く、具体的に線を引いておく必要があります。一緒に住んでいないなら遷移宮を見ます。実家に帰るとくつろげるのか、かえって張りつめるのか。話の中身より、帰る回数のほうが疲れの元になっていることがよくあります。

兄弟宮:きょうだいが巻きこまれていないか

家の摩擦が、あなたと親のあいだだけにとどまることはあまりありません。兄弟宮では、きょうだいが巻きこまれていないかを見ます。巨門星や廉貞星が兄弟宮にあると、家族会議がよくどちらにつくかの話になります。天同星や天梁星が兄弟宮にあると、きょうだいは仲裁役になりがちで、あなたが線を引こうとすると、先に説得されるのはたいていあなたです。

生年の化忌が父母宮にあるのは、ずっと続いてきた付き合い方の型で、今週何があったかとはあまり関係がありません。大限の化忌が父母宮に入ると、この10年、親、書類、介護の用事が何度もやってきます。天梁星が父母宮にある人は、世話の中に干渉が混ざりがちなので、化忌が出るのを待たずに線を引き始めてかまいません。実家に帰る回数を減らすか、介護のために戻るかは、介護占い:介護のために実家へ戻るべきかをご覧ください。

なぜこの数年、親とのけんかが増えたのか

大限が父母宮をめぐる10年は、親、書類、上司といった役割の用事がもともと多い時期です。介護、相続、親によく似た上司との出会いが代わる代わる出てくることがあります。流年がさらに父母宮や疾厄宮に当たると、けんか、冷戦、急に連絡が増える、態度をはっきりさせるよう求められる、といった具体的な出来事が起きやすくなります。時間の重ね方は大限と流年の見方をご覧ください。

衝突が起きるたびに、自分に聞いてみてください。これは古い問題がまた出てきたのか、この件は本当に親が線を越えているのか、それとも自分の反応を相手の問題にしてしまっているのか。前の二つは、命盤のどの宮で引っかかっているかを探せます。三つめは、まず自分が一度止まってから返事をすることです。無料で命盤を作成して父母宮にどの星があるかを見て、次の電話の前に、言われても、もう取り合わない一言を一つ決めておきましょう。