紫微斗数Q&A

出生時間の調べ方と、わからないときに命盤でわかること(紫微斗数)

出生時間の調べ方を、母子手帳や産院の記録から順に紹介します。出生時間がわからなくても、紫微斗数の命盤は年月日で作成できます。聞く・探す、性格で照らす、大きな出来事で照らす、の三つで時刻を絞る方法がわかります。

出生時間がわからなくても、命盤を捨てる必要はありません。欠けているのは生まれた時刻だけで、年月日はそのまま使えます。紫微斗数(しびとすう)は2時間ごとの「刻」で命宮の位置を決めるため、時刻が欠けると命宮がどのマスに入るかが決まりません。ここでは出生時間の調べ方と、それでもわからないときに時刻を使える範囲まで絞る方法を順に書きます。聞こえのいい命盤を当てずっぽうで選ばないためです。

七殺遷移甲寅天同疾厄乙卯武曲財帛丙辰太陽子女丁巳破軍夫妻戊午天機兄弟己未太陰父母辛酉貪狼福徳身壬戌巨門田宅癸亥廉貞天相官禄甲子天梁奴僕乙丑紫微旺天府得命宮庚申木三局命主 廉貞 身主 文昌陽男
サンプル命盤:命宮を示しています。あなた自身の命盤ではありません

出生時間がわからないと、命盤で何が欠けるか

出生時間は命宮がどのマスに入るかを決めます。命宮が動けば十二宮が一周ずれ、四化の位置も一緒に移ります。ただし、生年の化禄・化権・化科・化忌がどの星につくかはその年の天干で決まり、時刻が変わっても別の組み合わせにはなりません。時刻は文昌星(もんしょうせい)、文曲星(もんごくせい)、火星(かせい)、鈴星(れいせい)、地空星(ちくうせい)、地劫星(ちこうせい)の位置も変えます。さらに時刻は身宮がどの宮に重なるかも決めます。身宮が示すのは、社会に出てからあなたの時間が主に仕事、恋愛、外出、家のどこに使われるかで、これが欠けると候補の命盤を比べる手がかりが一つ減ります。

信頼できる出生時間がなければ、手元にあるのは同じ日の命盤が何枚もある状態で、どれがあなたのものかわかりません。性格の説明が合わず、宮と人生の対応もずれてしまい、その後の解釈にはどれも確かな出発点がありません。

生年月日だけで占えるか

紫微斗数で使うのは生まれた年・月・日・時刻で、八字(四柱推命の四つの柱)は使わないため、八字がわからなくても命盤の作成には影響しません。本当に欠けるのは時刻です。時刻がないと一枚の命盤が何枚にも分かれ、性格の傾向として見ることはできても、恋愛やお金の細かい判断には向きません。命盤を正確にするには、先に時刻を確定させます。

方法1:出生時間を聞く、記録を探す

まず聞ける人に全部聞きます。お母さん、お父さん、出産に立ち会った親族は、「明け方ごろ」「お昼を食べていたころ」のような幅で覚えていることがよくあります。

日本で生まれた人なら、最初に見るのは母子健康手帳(母子手帳)です。出産の記録の欄に、生まれた時刻が書かれていることが多くあります。手帳が見つからない、書かれていないときは、生まれた産院に問い合わせると、分娩記録が残っていれば教えてもらえることがあります。ただし記録の保存期間には限りがあります。海外で生まれた人は、現地の出生証明書に時刻が書かれていることが多いので、現地時刻であることをメモしておきます。戸籍謄本には生まれた時刻は載っていません。

相手には何時かを言わせようとせず、そのときの様子を話してもらいます。「真夜中」「明け方」「夕方」といった言い方だけでも、十二の時刻を隣り合う二つか三つまで絞れます。

時刻を空けたままでも命盤は作れます。命盤作成で各時刻の候補を並べて比べ、性格と大きな出来事で一つずつ消していきます。

旧暦や万年暦で出生時間は調べられるか

旧暦や万年暦は日付の換算をするだけで、何時に生まれたかは教えてくれないので、時刻がわからないのは当然です。時刻を得るには元の記録に戻ります。母子手帳や出生証明書に書かれた時刻、産院の記録、あるいは年長の家族が覚えている「明け方前」「昼ごはんの後」などを確認します。時刻がわかったら、十二の刻に置き換えます。

生まれた時刻は十二の刻のどれになるか

十二の刻はそれぞれ2時間を受け持ち、換算は難しくありません。難しいのは、子の刻が夜の23時に始まり、午前0時をまたぐことです。この時間帯に生まれた人は、当日の「夜子(やし)」とする数え方もあれば、翌日の「早子(そうし)」とする数え方もあり、命宮がまるごと一マス移ります。だからまず正確な時刻を確かめることです。当サイトでは23時以降に生まれた人をすべて翌日の早子の刻として数えます。「子の刻」という言葉だけで命盤を決めないでください。

方法2:性格から逆にたどる

生まれた時刻が違うと、命宮の主星も変わります。外向的で体面を気にする人、内向的で気持ちを大切にする人、じっとしていられず環境をよく変える人。子どものころからずっと変わらないあなたの性格を候補の命盤と照らし、命宮の主星が自分らしいかを中心に見ます。一つの煞星(さっせい)だけで慌てないことです。ある時刻の命宮が、あなたのやり方と明らかに合わなければ、その候補はたいてい消せます。

命宮が合ったら、次に身宮の位置が、あなたが後に時間を使ってきた場所と合うかを見ます。身宮が官禄宮にあれば仕事が長く生活の中心になりやすく、夫妻宮にあれば恋愛が大きな比重を占めます。命宮と身宮の両方が合って初めて、その候補は信頼しやすくなります。十二宮の読み方の順序は命盤の見方を参考にしてください。

方法3:大きな出来事で命盤を照らす

性格だけでは分けられなければ、結婚、引っ越し、転職、海外に出た、家族の形が大きく変わったといった年を、各候補の大限(10年運)と流年(年運)の宮と照らします。ある命盤の大限がちょうど恋愛や仕事の宮を通っていて、その年に実際にそのことに取り組んでいたなら、その命盤は信頼しやすくなります。逆に、大限があなたの経験とまったく合わなければ信頼度は低く、合わないものは合わないので、後から理由をつけて説明しないことです。何枚かの候補をどう比べるかは定盤:この命盤が自分のものか確かめる方法にあります。

時刻がはっきりしなくても、大限と流年は見られるか

出生時間がわからない、母は明け方ごろとしか覚えていない、出生証明書に時刻がない。どれも欠けているのは時刻で、このとき最初に使えなくなるのが大限と流年です。大限は命宮から数え始めるので、時刻が一マス違えば、それぞれの10年が入る宮がすべてずれます。まだ決まっていない命盤で、この10年の重心が恋愛か仕事かを判断することはできません。流年はさらに細かいので、時刻を絞り込む前に、流年の化忌でその年の出来事を説明しないでください。

前に挙げた文昌星、文曲星、火星、鈴星、地空星、地劫星も、候補の命盤ごとに位置が違うので、照らし合わせるときは一緒に見ます。旧暦・新暦はどの日かを決めるもので、時刻とは別の話です。暦の入れ方は命盤作成は旧暦か新暦かで書いています。

どうしても確定できないとき

聞ける人がいない、どの候補の性格も自分に当てはまる、大きな出来事でも絞り込めない。その場合はいったんここで立ち止まりましょう。聞こえのいい命盤を無理に一枚選ばないことです。日付から、その日に出てくる主星の組み合わせを見て性格の傾向として参考にするのはかまいませんが、恋愛やお金の細かい判断には使いません。時刻が不確かな命盤は、決断の材料に向きません。時刻が一マス違うとどうなるかは占いに生まれた時間は必要かで書いています。時刻がはっきりしているのに、ほかのサイトで作った命盤が当サイトと違う場合は、サイトによって命盤が違う理由を見てください。

今日できることは、母子手帳を探すか家族に一言聞いて、時刻の幅を決めることです。幅が決まったら、無料で命盤を作成し、候補の命盤を並べて見比べてください。