入門

紫微斗数の紫微在午:紫微星が午に単独で入る命盤、十四主星の並びと命宮の星

紫微斗数の紫微在午は、紫微星が午の宮に単独で入って廟となり、向かいの子の宮に貪狼星が入る配置です。十四主星の位置と輝度、二つの空宮、紫微在午になる五行局と生まれ日、命宮ごとの命・財・官の星を表で示します。

紫微斗数(しびとすう)の「紫微在午」とは、紫微星(しびせい)が命盤の午の宮に入っている配置のことです。紫微星はここで「廟」となり、向かいの子の宮には貪狼星(どんろうせい)が入ります。これは紫微星の位置の話で、命宮の位置ではありません。紫微星がどの地支に入るかは五行局と旧暦の生まれ日で、命宮がどの地支に入るかは旧暦の生まれ月と生まれた時刻で決まります。紫微星の位置が決まれば、残りの十三の主星もそれに従って並びます。下の図は紫微在午の配置で、星の位置と輝度は当サイトの命盤作成で実際に出したものです。

紫微在午のときの十四主星の位置と輝度(十二の地支)

紫微在午になる五行局と生まれ日

水二局なら旧暦の10日・11日生まれ、木三局なら7日・15日・17日、金四局なら10日・20日・23日・29日、土五局なら1日・13日・25日・29日、火六局なら2日・16日・30日生まれの人が紫微在午になります。五行局は命盤の中央に書かれています。調べ方は五行局とはをご覧ください。夜11時以降に生まれた人の生まれ日の数え方は、夜の子の刻に生まれたら何日生まれになるかにまとめています。

紫微在午の三合の組に入る星

三合(四つ目ごとに結ばれる三つの宮)の組で見ると、寅・午・戌は武曲星(ぶごくせい)と天相星(てんそうせい)、紫微星、廉貞星(れんていせい)と天府星(てんぷせい)です。申・子・辰は破軍星(はぐんせい)、貪狼星、七殺星(しちさつせい)です。亥・卯・未は太陰星(たいいんせい)、太陽星(たいようせい)と天梁星(てんりょうせい)で、未宮には主星がありません。巳・酉・丑は天機星(てんきせい)、天同星(てんどうせい)と巨門星(こもんせい)で、酉宮には主星がありません。

二つの空宮(主星のない宮)のうち、未は向かいの丑宮の天同・巨門を、酉は向かいの卯宮の太陽・天梁を借ります。読み方は紫微斗数で命宮に星がない(命無正曜)とは:主星のない宮の読み方にあります。

この命盤は全体に輝度(星の明るさ。廟・旺・得地・利益・平和・不得地・陥の順に弱くなります)が高めです。紫微星は午で「廟」、卯宮に同宮する太陽星と天梁星はどちらも「廟」、亥の太陰星も「廟」です。天府星、天相星、七殺星も「廟」です。弱めなのは丑の天同星と巨門星で、どちらも「不得地」、巳の天機星は「平和」です。くわしい比較は輝度一覧表で確かめられます。

紫微在午と紫微在子のちがい

紫微在午の命盤を半回転させると紫微在子になります。十四主星はそれぞれ対宮へ移り、どの星とどの星が同宮し、どれと向かい合うかは変わりません。ちがうのは輝度です。紫微在子では紫微星が「平和」、太陽星は酉宮で「平和」、太陰星は巳宮で「陥」になります。同じ組の星でも、入る地支が変わると力の出しやすさが変わります。この二つの命盤を読むとき、いちばん気をつけたいところです。

大限が紫微在午の宮に入ったとき

『紫微斗数全書』巻三「紫微入限吉凶訣」に「紫微入限本為祥、只恐三方殺破狼」とあります。紫微星のある宮に大限が入るのは本来めでたいことで、気をつけるのは三方に七殺・破軍・貪狼がそろうときだけだ、という意味です。

大限(10年運)が午の宮に入ると、二つの三合の宮は寅宮の武曲・天相と戌宮の廉貞・天府で、三方に殺破狼は入りません。対宮の子には貪狼星があります。この一句に照らすと、三方に殺破狼が見えない紫微の大限は、古書では吉とされます。向かいの貪狼星のはたらきで、この10年は外での人づきあいがにぎやかになりがちです。大限の読み方は大限と流年の見方をご覧ください。

命宮の地支ごとに見る命宮・財帛宮・官禄宮の星

紫微在午の命盤では、命宮は十二の地支のどこにでも入ります。命宮から宮の順に数えて五つ目が財帛宮、九つ目が官禄宮です。

命宮の地支命宮財帛宮官禄宮
子貪狼破軍七殺
丑天同・巨門空宮(太陽・天梁を借りる)天機
寅武曲・天相廉貞・天府紫微
卯太陽・天梁太陰空宮(天同・巨門を借りる)
辰七殺貪狼破軍
巳天機天同・巨門空宮(太陽・天梁を借りる)
午紫微武曲・天相廉貞・天府
未空宮(天同・巨門を借りる)太陽・天梁太陰
申破軍七殺貪狼
酉空宮(太陽・天梁を借りる)天機天同・巨門
戌廉貞・天府紫微武曲・天相
亥太陰空宮(天同・巨門を借りる)太陽・天梁

命宮が申・子・辰なら、命宮・財帛宮・官禄宮はそのまま殺破狼になります。殺破狼とはをご覧ください。命宮が午なら紫微星が命宮に入る人で、紫微星が命宮にある人にまとめています。命宮が卯なら太陽星と天梁星の同宮で太陽・天梁を、命宮が亥なら太陰星が命宮に入る人で太陰星が命宮にある人をご覧ください。廉貞・天府、天同・巨門、武曲・天相の組み合わせは、廉貞・天府、天同・巨門、武曲・天相で読み方を説明しています。

表に載せたのは主星だけです。同じ紫微在午で命宮が同じ宮にあっても、補佐の星、煞星(さっせい、凶星のこと)、四化は人によってちがいます。地支と十二宮の並べ方は命宮の地支と十二宮で説明しています。

無料で命盤を作成して、紫微星が午に入っているかを確かめてください。そうであれば命宮の地支を探し、上の表と照らし合わせると、命宮・財帛宮・官禄宮にどの星が入っているかがわかります。