紫微斗数の紫微在酉:紫微星と貪狼星が酉に同宮、十四主星の並びと命宮の星
紫微斗数の紫微在酉は、紫微星と貪狼星が酉の宮に同宮し、向かいの卯宮に主星がない配置です。十四主星の位置と輝度、寅と卯が空宮になる理由、紫微在酉になる五行局と生まれ日、命宮ごとの命・財・官の星を表で示します。
紫微斗数(しびとすう)の「紫微在酉」とは、紫微星(しびせい)が命盤の酉の宮に入っている配置のことです。このとき貪狼星(どんろうせい)が同じ酉宮に入り、向かいの卯宮には主星がありません。これは紫微星がどの地支にあるかの話で、命宮の場所とは関係ありません。紫微星の位置は五行局と旧暦の生まれ日で、命宮の位置は旧暦の生まれ月と生まれた時刻で決まります。紫微星が酉に入れば、ほかの主星の位置もすべて決まります。下の図は、当サイトの命盤作成で実際に出した紫微在酉の配置です。
紫微在酉になる五行局と生まれ日
水二局なら旧暦の16日・17日生まれ、木三局なら16日・24日・26日、金四局なら22日、土五局なら16日・28日、火六局なら1日・20日生まれの人が紫微在酉になります。五行局は命盤の中央に書かれています。調べ方は五行局とはをご覧ください。夜11時以降に生まれた人の生まれ日の数え方は、夜の子の刻に生まれたら何日生まれになるかにまとめています。
紫微在酉は寅と卯の二つが空宮
紫微星と貪狼星が酉にあり、向かいの卯宮には主星がありません。となりの寅宮にも主星がありません。卯は向かいの酉宮の紫微・貪狼を、寅は向かいの申宮の天機星(てんきせい)と太陰星(たいいんせい)を借ります。そのため命宮が寅か卯にある人が実際に読むのは、対宮にあるこの二組の星です。空宮(主星のない宮)の読み方は紫微斗数で命宮に星がない(命無正曜)とは:主星のない宮の読み方にあります。
三合(四つ目ごとに結ばれる三つの宮)の組で見ると、巳・酉・丑の三つの宮すべてに主星が二つずつ入ります。酉が紫微星と貪狼星、丑が廉貞星(れんていせい)と七殺星(しちさつせい)、巳が武曲星(ぶごくせい)と破軍星(はぐんせい)で、殺破狼の三つの星がそれぞれ北斗の主星と一つずつ同宮しています。殺破狼とはをご覧ください。申・子・辰は天機・太陰、天梁星(てんりょうせい)、天同星(てんどうせい)です。寅・午・戌は太陽星(たいようせい)と巨門星(こもんせい)で、寅宮が空宮です。亥・卯・未は天相星(てんそうせい)と天府星(てんぷせい)で、卯宮が空宮です。
輝度(星の明るさ。廟・旺・得地・利益・平和・不得地・陥の順に弱くなります)を見ると、紫微星は酉で「旺」、貪狼星は「利益」です。子の天梁星、未の天府星、丑の七殺星は「廟」、午の太陽星は「旺」です。戌の巨門星は「陥」、申の太陰星は「利益」にとどまり、巳の武曲星と破軍星は「平和」です。星ごとの比較は輝度一覧表で確かめられます。
紫微在酉と紫微在卯のちがい
この命盤を半回転させると紫微在卯になります。紫微星と貪狼星は卯に移り、空宮は申と酉に変わります。二つの命盤のちがいは太陽星と太陰星だけです。紫微在卯では、太陽星は子で「陥」、太陰星は寅で「旺」になります。ほかの十二の主星の輝度は同じです。
大限が紫微在酉の宮に入ったとき
『紫微斗数全書』巻三「紫微入限吉凶訣」に「紫微入限本為祥、只恐三方殺破狼」とあります。紫微星のある宮に大限が入るのは本来めでたいことで、気をつけるのは三方に七殺・破軍・貪狼がそろうときだけだ、という意味です。
大限(10年運)が酉の宮に入ると、紫微星と貪狼星が同じ宮にあり、二つの三合の宮は丑宮の廉貞・七殺と巳宮の武曲・破軍で、殺破狼が三方にそろいます。この一句が気をつけるよう言っているのは、まさにこの形です。当サイトの読み方では、この10年は仕事と生活の変化が多くなります。何を変えるかを決める前に、何を残したいかをはっきりさせておくことです。大限の読み方は大限と流年の見方をご覧ください。
命宮の地支ごとに見る命宮・財帛宮・官禄宮の星
紫微在酉の命盤では、命宮は十二の地支のどこにでも入ります。命宮から宮の順に数えて五つ目が財帛宮、九つ目が官禄宮です。
| 命宮の地支 | 命宮 | 財帛宮 | 官禄宮 |
|---|---|---|---|
| 子 | 天梁 | 天機・太陰 | 天同 |
| 丑 | 廉貞・七殺 | 紫微・貪狼 | 武曲・破軍 |
| 寅 | 空宮(天機・太陰を借りる) | 巨門 | 太陽 |
| 卯 | 空宮(紫微・貪狼を借りる) | 天相 | 天府 |
| 辰 | 天同 | 天梁 | 天機・太陰 |
| 巳 | 武曲・破軍 | 廉貞・七殺 | 紫微・貪狼 |
| 午 | 太陽 | 空宮(天機・太陰を借りる) | 巨門 |
| 未 | 天府 | 空宮(紫微・貪狼を借りる) | 天相 |
| 申 | 天機・太陰 | 天同 | 天梁 |
| 酉 | 紫微・貪狼 | 武曲・破軍 | 廉貞・七殺 |
| 戌 | 巨門 | 太陽 | 空宮(天機・太陰を借りる) |
| 亥 | 天相 | 天府 | 空宮(紫微・貪狼を借りる) |
命宮が巳・酉・丑なら、命・財・官の三つの宮すべてに主星が二つずつ入ります。読み方は紫微・貪狼、廉貞・七殺、武曲・破軍にあります。命宮が申なら天機星と太陰星の同宮で、天機・太陰をご覧ください。命宮が午なら太陽星が命宮に入る人で太陽星が命宮にある人を、命宮が未なら天府星が命宮に入る人で天府星が命宮にある人をご覧ください。
表に載せたのは主星だけで、補佐の星、煞星(さっせい、凶星のこと)、四化は人によってちがいます。地支と十二宮の並べ方は命宮の地支と十二宮で説明しています。
無料で命盤を作成して、紫微星と貪狼星が酉宮にそろっているかを確かめてください。そうであれば命宮の地支を探し、上の表と照らし合わせると、命宮・財帛宮・官禄宮にどの星が入っているかがわかります。