右弼化科・左輔化科とは:戊年・壬年生まれの読み方
右弼化科は戊年、左輔化科は壬年に起こります。当サイトの四化表では左輔・右弼は化科にしかなりません。生まれ月ごとの左輔・右弼の位置表、輔弼化科が表す評判、同じ年に四化する星、2028年に誰にでも巡る右弼化科を紹介します。
右弼化科は戊(つちのえ)年、左輔化科は壬(みずのえ)年に起こります。当サイトの四化表では、左輔星(さほせい)と右弼星(うひつせい)は化科にしかならず、化禄・化権・化忌にはなりません。旧暦の戊年に生まれた人は生年四化に右弼化科を持ち、同じ戊の年干で貪狼星(どんろうせい)化禄・太陰星(たいいんせい)化権・天機星(てんきせい)化忌も付きます。壬年生まれの人は生年四化に左輔化科を持ち、同じ壬の年干で天梁星(てんりょうせい)化禄・紫微星(しびせい)化権・武曲星(ぶごくせい)化忌も付きます。2028年の戊申年は1月26日から始まり、この一年は誰の流年(年運)四化にも右弼化科が入ります。左輔化科が巡るのは2032年の壬子年です。
戊年は西暦の下一桁が8の年、壬年は下一桁が2の年です。ただし紫微斗数(しびとすう)の年は旧正月で切り替わります。日本では1月1日に干支が替わると考えるのが一般的ですが、紫微斗数では1月から2月上旬に生まれた人は、旧暦ではまだ前の年に当たることがあります。まず旧暦の生まれ年を確かめてください。
左輔・右弼がどの宮に入るかは生まれ月で決まる
左輔星と右弼星は、旧暦の生まれ月で配置が決まります。左輔は辰宮を正月として順に数え、右弼は戌宮を正月として逆に数えます。
| 生まれ月(旧暦) | 左輔 | 右弼 |
|---|---|---|
| 正月 | 辰 | 戌 |
| 二月 | 巳 | 酉 |
| 三月 | 午 | 申 |
| 四月 | 未 | 未 |
| 五月 | 申 | 午 |
| 六月 | 酉 | 巳 |
| 七月 | 戌 | 辰 |
| 八月 | 亥 | 卯 |
| 九月 | 子 | 寅 |
| 十月 | 丑 | 丑 |
| 十一月 | 寅 | 子 |
| 十二月 | 卯 | 亥 |
旧暦四月生まれは左輔と右弼がそろって未宮に、十月生まれはそろって丑宮に入ります。それ以外の月は二つの星が別々の宮に分かれます。閏月生まれの人の月の数え方は、閏月生まれの命盤作成を見てください。
左輔・右弼の位置は、ほかの二つの星の位置も決めます。『紫微斗数全書』巻三「安三台八座二星訣」には「三台尋左輔将、初一日加在左輔宮、順数至本生日安之。八座尋右弼将、初一加在右弼宮、逆数至本生日安之是也」とあります。当サイトの命盤作成もこの方法に従っています。左輔のある宮を一日として、旧暦の誕生日まで順に数えた宮が三台、右弼のある宮を一日として逆に数えた宮が八座です。
輔弼化科が表す評判
左輔星と右弼星は助けの星で、伝統的には同じ立場の人からの助け、一緒に力を出してくれる人がいることを表します。『紫微斗数全書』巻一「太微賦」に「紫微天府、全依輔弼之功」とあります。紫微星と天府星(てんぷせい)が力を出せるのはすべて左輔・右弼の働きによる、という意味で、主星には支える顔ぶれが要り、その筆頭がこの二つの星だとされます。化科は「人に知られること」で、巻一「諸星問答論」には「科星上界応試、主掌文墨之星」とあり、化科の星は天上で試験に臨む星で、文章や書き物をつかさどる、という意味です。
二つを合わせると、輔弼化科は「協力できる、頼めば手を貸してくれる」という評判が人に知られることです。同僚があなたを推薦する、友人が機会を紹介してくれる、チームの成果にあなたの名前も残る、といった形で表れます。一人で目立つ評判ではなく、集団の中で覚えてもらえる評判です。当サイトの読み方では、左輔は表に立って物事をやり遂げる側、右弼は裏で調整して人をつなぎとめる側で、化科になったときに人に知られるのもそれぞれのその面です。
命宮に入れば、あなたは「頼りになる、一緒に仕事がしやすい人」という印象を持たれます。官禄宮なら、チームでの仕事や協力して出した成果が認められやすくなります。奴僕宮なら、友人や同僚の間での評判がよく、仕事や機会を紹介されることが多くなります。夫妻宮なら、恋愛の中であなたは相手に合わせ、手を貸す側になりやすいということで、相手がどんな人かはここからは分かりません。
右弼化科:戊年生まれと2028年
戊年の四化では、右弼化科と天機化忌が同じ年に並びます。当サイトの読み方では、考えが揺れやすい宮(天機)を、周りの人の助けで決めきれる(右弼)という組み合わせです。二つは別々に読み、打ち消し合うとは考えません。2028年は、本命盤で右弼がある宮において、人の推薦によって認められやすくなる一年です。天機化忌の読み方は天機化忌にまとめています。
巻三「右弼入男女命吉凶訣」には「右弼天枢上宰星、命逢重厚最聡明」とあり(右弼は天上の宰相の星で、命宮で重厚な形に出会えばとても聡明である)、さらに「若無火忌羊陀会、加吉財官冠世英」と続きます(火・忌・羊・陀が会さず、吉星が加われば、財と官で世に抜きん出る)。つまり右弼が命宮にあり、火星(かせい)・化忌・擎羊星(けいようせい)・陀羅星(だらせい)が会さず、吉星が会照してはじめて、古書のいう「よい」形になるということです。
左輔化科:壬年生まれ
壬年の四化では、左輔化科と紫微化権が同じ年に並びます。紫微は支える顔ぶれを必要とし、左輔がまさにその支えです。そのため壬年生まれで、左輔が紫微と同じ宮か三方に入る人は、権を握るときに支えてくれる人がいて、評判もそれについてきます。ただし左輔は生まれ月で配置が決まり、紫微との位置関係は固定されていないので、命盤を作成してみないと分かりません。紫微化権の読み方は紫微化科・化権を見てください。
左輔化科については、先に一つはっきりさせておくことがあります。当サイトの四化表では壬年の化科は左輔ですが、『紫微斗数全書』巻三「安禄権科忌四星変化訣」の歌訣は「壬梁紫府武」と書かれ、化科は天府星です。二つの書き方では出来上がる命盤が変わるので、ほかの人が作った命盤を見るときは、壬年の化科がどの星に付いているかを先に確かめてください。各年干の四化の一覧は四化表にあります。
無料で命盤を作成して、左輔と右弼がどの宮にあるかを確かめてください。化科の付いた宮について、あなたが手を貸したこと、関わった成果を一つの記録にまとめておくと、あなたを推薦する人が話せる材料になります。