紫微斗数の天巫星とは:旧暦の生まれ月での配置と寅申巳亥
天巫星は旧暦の生まれ月だけで置く副星で、1・5・9月は巳、2・6・10月は申、3・7・11月は寅、4・8・12月は亥に入り、寅申巳亥の四つの宮にしか入りません。置き方、閏月生まれの数え方、古書の記述、盤上での読み方をまとめました。
天巫星(てんぶせい)は紫微斗数(しびとすう)の副星の一つで、主星や輔星(補佐の星)よりも軽い星です。旧暦の生まれ月だけで置き方が決まり、当サイトの命盤のマスにも表示されます。天巫が入るのは寅・申・巳・亥の四つの地支だけで、同じ月に生まれた人の天巫はみな同じ地支にあります。人によって違うのは、その地支があなたのどの宮にあたるかです。
天巫星の置き方
安星の口訣は「正五九月在巳、二六十月在申、三七十一在寅、四八十二在亥」です。旧暦の1月・5月・9月生まれは巳、2月・6月・10月は申、3月・7月・11月は寅、4月・8月・12月は亥に置く、という意味です。表にするとこうなります。
| 旧暦の生まれ月 | 天巫の位置 |
|---|---|
| 1月・5月・9月 | 巳 |
| 2月・6月・10月 | 申 |
| 3月・7月・11月 | 寅 |
| 4月・8月・12月 | 亥 |
当サイトでは命盤作成プログラムで4千枚あまりの命盤を作って照合し、この表と完全に一致することを確かめています。
ここでいう月は旧暦の月で、新暦(西暦)の月ではありません。日本ではふだん旧暦を使わないので、誕生日を旧暦に直すと、月の数字が新暦とずれることがよくあります。たとえば新暦2月上旬生まれでも、旧暦ではまだ前の年の12月ということがあります。命盤を作成すれば自動で換算されます。換算のしくみは「旧暦の誕生日の換算」をご覧ください。
閏月生まれの数え方
閏月に生まれた人は、当サイトでは閏月の15日を境にしています。15日までならその月、16日以降なら翌月として数え、天巫もその月で置きます。たとえば閏4月10日生まれなら4月として数えて天巫は亥、閏4月20日生まれなら5月として数えて天巫は巳です。なぜこう区切るのかは「閏月生まれの命盤の作り方」をご覧ください。
寅申巳亥はどんな位置か
寅・申・巳・亥の四つの地支は盤の四隅にあり、天馬星(てんませい)もこの四つにしか入りません。天巫は月の順に三つずつ巡り、4か月で一周するので、1年のうちに四つの宮それぞれに3回ずつ当たります。これは置き方そのものの構造で、天巫と天馬に決まった関係があるわけではありません。一方は生まれ月、もう一方は生まれ年の地支で決まるので、同じ宮に入るかどうかは人によって違います。
古書に書かれていること
当サイトが収めている『紫微斗数全書』では、天巫は置き方が書かれているだけで、論断の文章には一度も出てきません。骨髄賦、太微賦、諸星問答論、各宮の論断のどこにも登場しません。天巫は宗教との縁がある、霊感が強い、修行に向いている、とよく言われますが、当サイトの古書にはその出典が見当たりません。当サイトは天巫だけで、その人が宗教や精神世界と縁があるかどうかを判断しません。「神仏との縁」のような問いを命盤でどう見るかは「命盤で神仏との縁はわかるか」をご覧ください。
盤上での読み方
当サイトの読み方では、天巫はその宮にほんの少し色を添える星です。まずその宮の主星と四化を読み、次に左輔星(さほせい)・右弼星(うひつせい)・文昌星(もんしょうせい)・文曲星(もんごくせい)・天魁星(てんかいせい)・天鉞星(てんえつせい)といった補佐の星が来ているかを見ます。天巫はいちばん最後に見て、それまでに読んだ方向は変えません。ほかにどんな副星があり、重さの順番はどうなっているかは「主星・補佐星・煞星・雑曜の分け方」をご覧ください。
無料で命盤を作成して、寅・申・巳・亥の四隅のマスから天巫を探してください。旧暦の生まれ月と照らし合わせて、どの宮に入っているか確かめてみましょう。