仕事とお金

新しい職場の占い:試用期間を乗り切れるかを官禄宮と遷移宮で見る

紫微斗数で新しい職場の占いをするときは、試用期間を乗り切れるかを官禄宮のリズムが合うか、遷移宮で新しい場への慣れ方、奴僕宮で仲間として受け入れられるかを見ます。短い時間軸は負荷の目安で、合否の判定ではありません。

新しい職場で試用期間を終えて本採用まで進めるか。新しい職場の占いとして紫微斗数(しびとすう)の命盤で見るのは、あなたがどれだけ早くなじめるかで、人柄の良し悪しとは関係ありません。もう入社しているので、問いは「見つかるかどうか」から「この働き方に腰を据えられるか」に変わっています。官禄宮は仕事の進め方がこの仕事に合うかを、遷移宮は新しい場に入った最初の1週間にあなたが乗っていけるか固くなるかを、奴僕宮はチームがあなたを仲間として扱うかを表します。流年(年運)はこの1年を、流月(月運)はこの数か月を見ます。最終的に本採用になるかは人事と契約の問題で、命盤からわかるのは傾向だけです。

武曲天相福徳甲寅太陽天梁田宅乙卯天機奴僕丁巳紫微遷移身戊午疾厄己未破軍財帛庚申子女辛酉廉貞天府夫妻壬戌太陰兄弟癸亥貪狼命甲子天同巨門父母乙丑七殺廟官禄宮丙辰金四局命主 貪狼 身主 文昌陽男
サンプル命盤:官禄宮を示しています。あなた自身の命盤ではありません

試用期間はまず官禄宮のリズムを確かめる

天府星(てんぷせい)や天相星(てんそうせい)が官禄宮にある人は、ルール、引き継ぎ、標準の手順を求めます。新しい会社の手順がばらばらで誰も教えてくれないと、試用期間はいきなり水に放り込まれたような感覚になります。これは能力とは関係なく、先にやり方をはっきり説明してくれる人が必要なだけです。七殺星(しちさつせい)や破軍星(はぐんせい)が官禄宮にある人は、勝負の場と前進を求めます。最初の3か月が書類の記入、研修、人の顔色をうかがうことだけだと、まず苛立ちが募り、ふるまいが「不安定」と受け取られます。

武曲星(ぶごくせい)が官禄宮にある人が試用期間でいちばん困るのは、出せる成果がないことです。大きな展望を語られるより、やり遂げられる仕事を一つ任されるほうが役に立ちます。天同星(てんどうせい)や太陰星(たいいんせい)が官禄宮にある人は、慣れてから正確さが出るタイプなので、最初の数週間の印象だけで評価されると損をします。自分の学びの曲線を上司に伝えておくとよいでしょう。官禄宮に化忌がある人は、試用期間を自分を裁く時間にしてしまい、がんばるほど固くなりがちです。化権がある人は、入社してすぐ責任を任されます。担いきれればチャンスですが、線を引かないと働きすぎになります。

遷移宮:新しい場に入ると、乗っていけるか固くなるか

遷移宮は外に出ること、環境を変えること、新しい会社での最初の1週間の手触りを表します。遷移宮が力強いか、流年が遷移宮に重なる人は、環境を変えることがもともと得意なので、試用期間はウォーミングアップのようなものです。遷移宮に煞星(さっせい、凶星のこと)や化忌があると、新しい席、新しい通勤、新しい町にまず注意を取られ、仕事ぶりが環境のノイズで遅れがちです。乗り切れないという意味ではありません。先に生活を整えようというサインです。道順、昼ごはんをどこで食べるか、隣の席が誰か、どれも仕事ぶりに影響します。

遷移宮が空宮のときは、なじみ方を対宮の命宮から主星だけ借りて読みます。新しい場に入るとき、もとの自分を丸ごと持ち込むので慣れるのは早いのですが、ペースは自分でつかまないと環境に流されがちです。空宮の星の借り方は紫微斗数で命宮に星がない(命無正曜)とは:主星のない宮の読み方にまとめています。この時期にいちばん誤りやすいのは、「まだ慣れていない」を「向いていない」と取り違えることです。

奴僕宮:いちばん引っかかりやすいのは人

技術は補えますが、チームに受け入れられないのは補いにくいものです。奴僕宮に化禄や化科、あるいは左輔星(さほせい)・右弼星(うひつせい)があると、教えてくれる人、面倒を見てくれる人に出会いやすくなります。奴僕宮に化忌があり、巨門星(こもんせい)か廉貞星(れんていせい)が入って同じ宮に煞星があると、試用期間のうわさ、比較、誰が教えてくれて誰が教えてくれないかが大きく響きます。職場で見る父母宮は上司と評価を表し、試用期間に点数をつける人はこの宮にいます。父母宮に化忌があると、評価の基準がぶれやすく、あなたがしたことと相手が求めることが噛み合いません。

技術は合格なのに、ランチに誰からも誘われない、グループチャットで既読のまま返事がない、ということで引っかかる人もいます。命盤では、官禄宮より奴僕宮のほうがはっきり出ていることがよくあります。友人や同僚との関係の基調は親友・同僚・頼れる人と厄介な人の見方にまとめています。最初の数か月は、誰にでもいい顔をしようと急ぐより、境界線をはっきり引くほうが役に立ちます。

どの時期の試用期間がつらくなりやすいか

大限(10年運)が官禄宮か遷移宮を巡っているなら、この10年は場を変えることがもともと課題なので、新しい仕事に慣れる時期はその一部にすぎません。大限が疾厄宮か福徳宮を巡っているなら、すでに充電中か体を整えている時期なので、新しい仕事の最初の3か月はとりわけ関門のように感じます。まず睡眠と負荷について話しておき、それから仕事ぶりの話をしましょう。流年の化科が官禄宮に入ると、専門性が目に留まりやすいので、最初の数週間の成果物は記録に残しておきましょう。流年に化忌があるなら、約束を少なくし、早く仕上げ、評価項目に狙いを合わせるのが合っていて、すべての印象を一度に作ろうとしないほうがよいでしょう。時間軸の分け方は大限と流年の見方にまとめています。

流月(月運)が官禄宮、遷移宮、奴僕宮に入ると、その1か月の影響を強く実感するようになります。会議で名指しされる、付き合う相手を間違える、通勤が崩れる、どれも印象に書き込まれかねません。流月が左右するのはこの数週間だけで、大限や流年の代わりにはなりません。命盤からなじみ方の傾向はわかりますが、評価表にどう点がつくかはわからず、労働や人事に関わる判断も任せられません。この1年に官禄宮が照らされているかは今年の運勢で確かめられます。官禄宮、遷移宮、奴僕宮の位置を確かめたいときは、命盤を作成して三つの宮を並べてください。リズムが長く合わないなら、続けるかどうかは改めて転職する前に確かめたい三つのことで考えましょう。

新しい仕事を受けるかどうかと試用期間は別の問題

内定の連絡が来たときに受けるかどうかと、入社した後に試用期間を乗り切れるかどうかは、別の問題です。前者は選択、後者は適応なので、同じ流月(月運)だけで答えようとしないでください。

受けるかどうかは、まず本命の官禄宮の仕事のリズムがその職種に合うかを確かめ、次に財帛宮で給与の構造を、遷移宮で通勤と町を、奴僕宮でチームを見ます。官禄宮に化権がある人は入社してすぐ担う立場になるので、受ける前に負荷を確かめましょう。天魁星(てんかいせい)・天鉞星(てんえつせい)が官禄宮か父母宮にあると、紹介してくれる人が向こうから来やすくなります。頼れる人が機会を運んできても、その仕事があなたに合うかは別に確かめる必要があります。

大限の読み方は前の節と同じです。官禄宮か遷移宮を巡っているなら、この先はこの10年のテーマに沿いやすく、疾厄宮か福徳宮を巡っているなら、新しい職場の最初の3か月はとりわけ険しく感じます。流年の化禄や化科が官禄宮か遷移宮に入ると、経歴が目に留まりやすくなりますが、チャンスが来ることと採用されることは別です。生年四化はベース(基本の傾向)であり、この1社と契約するかどうかは大限のテーマと流年の四化で確かめます。官禄宮とほかの宮の合わせ方は仕事運占い:官禄宮だけでは決まらないにまとめています。