昇給占い:給料アップの交渉は官禄宮と財帛宮で見る
昇給を紫微斗数の占いで見るときは、官禄宮で成果と役割、財帛宮でお金の切り出し方を見ます。化禄・化権・化科が官禄宮に入っているか、父母宮の評価、大限と流年の時期から、給料アップを交渉しやすいときがわかります。
昇給を紫微斗数(しびとすう)で占っても、会社が上げるべきかどうか、会社の予算がいくらあるかは命盤には出ません。見えるのは、あなたがどう切り出すか、相手があなたの成果を認めるか、この時期にお金の話が照らされているかです。官禄宮は、あなたが何をしてきたか、その役割に上乗せする価値があるかを表します。財帛宮は、お金の話になったときにはっきり話せるか緊張するかを表し、金額の提示、給料の交渉、数字を口にすることはどれもこの宮の話です。二つの宮を分けて見ると、成果が見てもらえていないのか、あなたがその数字を言えないのかを見分けられます。
給料が上がるかどうかで見る要点は、化禄・化権・化科が官禄宮か、その三方四正に入っているかです。官禄宮に入っていれば職務の中での等級が照らされている形に近く、財帛宮にだけ入っているなら、照らされているのは手元を通るお金や副収入で、本業の月給は動かないかもしれません。
官禄宮はどの命盤でも決まった三つの宮とつながっています。二つの三合は命宮と財帛宮、向かいは夫妻宮です。そのため給料の話には、役割を目立たせる気があるか(命宮)、忙しさがお金に変わるか(財帛宮)、家族があなたの勤務時間をどう見ているか(夫妻宮)が一緒に入ってきます。
役割と数字を分けて考える
官禄宮に化科・化権があるのは、専門性や権限が認められつつあるしるしで、このとき話すのはその役割にどれだけの価値があるかです。官禄宮に化禄しかないときは、仕事は多いのに給料が動かない形がよくあるので、まず成果を確かめられる一覧にしてから切り出します。父母宮は、職場では上司と評価を表し、最後の数字はたいていここを通ります。人事に気持ちをぶつけるより、上司と実績をすり合わせるほうが役に立ちます。
財帛宮に化禄があると、収入の話を持ち出しやすくなりますが、「話せる」を「必ず上がる」と取り違えやすくもなります。財帛宮に化忌があると、お金の話になると緊張し、切り出せないか、切り出すと愚痴になってしまいます。禄存星(ろくぞんせい)が財帛宮か官禄宮にあると、お金の話に落ち着いて臨めますが、それでも相手が応じるという意味ではありません。四化の読み方は四化とはを見てください。
財帛宮の主星で、切り出し方が決まる
武曲星(ぶごくせい)が財帛宮にあると、確かめられる実績を一つずつ示して話すのが合っていて、「大変でした」の一言ではお金に換わりません。天府星(てんぷせい)が財帛宮にあると、守るのは得意でも求めるのは苦手なので、必要なのは希望額を言葉にする練習であり、もう一年我慢することではありません。太陰星(たいいんせい)が財帛宮にあると、場の空気に合わせて譲りがちなので、条件を書いてから会議室に入ります。
貪狼星(どんろうせい)や破軍星(はぐんせい)が財帛宮にあると、大きく切り出せる一方で、交渉を意地の張り合いにしたり、次のもっと大きな約束に乗せられたりしがちです。この命盤の人は、今回求めるのが基本給なのか、賞与なのか、肩書きなのかを先にはっきりさせ、一度に一つだけ交渉します。お金の癖の見方は金運の体質の見方を見てください。
頑張っているのに、なぜ給料が上がらないのか
まず官禄宮の主星を見ます。武曲星が官禄宮にあると、強みは確かめられる成果なので、「大変でした」で等級を上げてもらおうとしてもたいてい通らず、数字を持って話すと受け止めてもらえます。天相星(てんそうせい)が官禄宮にあると、あなたの持ち味は補佐や手順の整備にあることが多く、昇給は手当や加算の形になり、肩書きは補佐役のままかもしれません。紫微星(しびせい)が官禄宮にあると、立場と体面の両方を求めるので、等級が動かないと、数字より先に悔しさが出ます。命宮に太陰星・天同星(てんどうせい)があると、切り出すのが面倒だと感じやすく、成果はあるのに口に出していないだけ、ということがあります。
官禄宮は勢いがあるのに財帛宮に化忌があると、仕事は増えたのに給料は動かない形がよくあります。このときは、役割が本当に大きくなったのか、仕事が増えただけなのかを先に見分けます。
評価は良いのに、なぜ昇給が止まるのか
評価、上司、給与の決裁がどう通るかは、父母宮で見ます。父母宮は官禄宮の三方四正には入っていませんが、最後に判を押す宮であることがよくあります。父母宮に化科があると、書類や評価が目に留まりやすくなります。父母宮に化忌があると、同じ評価書が何度も差し戻され、会社が出し渋っているように見えて、実は手続きが止まっているだけということがよくあります。昇格と立場は別の問題なので、昇進はいつ巡ってくるかを見てください。昇格しなくても昇給はありうるので、二つは分けて話します。
生まれ年は給料と関係あるのか
関係があるのは、生年四化がどの宮に入っているかです。たとえば己年生まれは武曲化禄、庚年生まれは太陽化禄、丁年生まれは太陰化禄です。この化禄が官禄宮にあるか、命宮や財帛宮から官禄宮を照らしていると、本業の収入の体質が明るくなります。財帛宮にだけあるなら、明るいのは手元を通るお金で、月給とは限りません。当サイトの四化表では、太陰化科は庚と癸の二つの干に出てきます。化科は人目につくことと体面を表し、そのまま給料になるわけではありません。各年の干は四化表で確かめてください。紫微斗数の年の干は旧暦の年で数えるので、1月から2月半ばごろに生まれた人は、旧正月より前なら前の年の干になります。
昇給を切り出しやすい時期:財帛宮や官禄宮が照らされるとき
大限(10年運)の干からは別の一組の四化が出て、その10年だけに働きます。大限の化禄が官禄宮に入ると、仕事上のチャンスや後押しが集まりやすくなりますが、それが等級として書面になっているかはやはり確かめます。化権が官禄宮に入ると、権限と責任が先に動き、給料は一歩遅れることがよくあります。化科が官禄宮に入ると、専門性が見てもらえても、給料がついてくるとは限りません。化忌が官禄宮に入ると、立場と手柄がくり返しつかえるので、気持ちがいちばん高ぶっている週に話をつけるのは避けます。大限の化禄が財帛宮にだけ入り、官禄宮を照らしていないなら、この10年は外からのお金や副業に近く、本業の月給が見直されるとは限りません。
大限が財帛宮に入る10年は、どう稼ぐかがもともと見直される時期で、昇給、給与体系の見直し、賞与の変更はどれもこの時期の課題です。副業や臨時収入の比重が本業の昇給より大きくなることもあります。大限が官禄宮に入ると、役割が先に変わり、お金はそのあとに動くことが多く、役割が変わらないまま手当だけを求めると、相手には不満として聞こえやすくなります。大限が父母宮に入ると、上司があなたを認めているかが勤続年数より重みを持ち、給料の話は評価面談の形で出てきやすくなります。大限が田宅宮・疾厄宮・福徳宮に入ると、家庭や体に心が取られ、無理に交渉しても深い話になりません。
大限がすでに官禄宮か父母宮にあり、流年(年運)がさらに化禄・化権・化科を官禄宮か財帛宮に運んでくる年は、等級、賞与、引き留めの条件を持ち出しやすくなります。流年の化禄・化権が財帛宮か官禄宮に入ると、もっと担当してほしい、残ってほしいと声をかけられる場面が出やすくなります。流年の化科は、成果を表に出し、実績と数字で語るのに向いています。流年の化忌の年は、先に計算を済ませ、条件を紙に書き、感情がいちばん高まる週に話をつけないことです。流年だけが照らされている年は、一時的な手当の上乗せで終わることが多いものです。ある年がどこに入るかはこの一年で確かめられます。
いちばん確かなのは、逆にたどることです。過去に昇給した年、しなかった年、賞与だけが増えた年を取り出し、そのときの大限がどの宮にあったかと照らし合わせます。当てはまるなら、この読み方が成り立ちます。時期の重ね方は大限と流年の見方を見てください。
いつまでも返事がないとき、どの宮でつかえているか
昇給の話がずっと進まないときは、どの宮が動いていないかを分けます。官禄宮の化科は照らされているのに財帛宮が動いていないなら、評価はされているのに給料は変わらない形がよくあります。父母宮に化忌があると、評価と決裁でつかえやすくなります。大限の化権が官禄宮に入ると、先に仕事量が増え、肩書きと給料は少し遅れて来ることがあります。天魁星(てんかいせい)・天鉞星(てんえつせい)が官禄宮の近くにあると、推してくれる人はいますが、給与の見直しはやはり会社の手続きを通ります。
今切り出すか、もう少し待つか
化禄・化権・化科が官禄宮に入り、父母宮もつかえておらず、成果も一覧にまとめられるなら、切り出してかまいません。一度に一つ、基本給か等級か賞与のどれかに絞って交渉します。化禄が財帛宮にだけあるなら、この時期は外の仕事の機会のほうが出やすいので、まず本業の成果を、ほかの人が確かめられる形にまとめておきます。大限も流年もこれらの宮を照らしていないなら、今の等級、相場、あなたが示せる成果を一枚の紙に書いて、合う時期を待ちます。
話す前に命盤が思い出させてくれるのは、どれも現実的なことです。官禄宮はどんな成果を示せるか、財帛宮はどんな形の収入を求めるか、父母宮は誰と話すか、会社の評価基準は何かを問いかけます。奴僕宮が官禄宮よりにぎやかな人は、昇給の話が同僚と比べられたりうわさになったりしやすいので、数字は話すべき相手とだけ話します。仕事とお金を一緒に見る方法は仕事運はどこを見るかを見てください。
会社の予算や労働条件は、制度と契約で決まります。命盤はそれを見通すものではなく、お金や労働法令の専門家の意見の代わりにもなりません。無料で命盤を作成して官禄宮と財帛宮、生年の化禄がどの宮にあるかを確かめるか、財帛宮で見るお金を読んでみてください。切り出す前に、官禄宮の成果と財帛宮で求める数字を、同じ一枚の紙に書いておきます。