離婚するべきか占い:夫妻宮だけでなく田宅宮とお金で見る
紫微斗数の離婚占いでは、離婚するべきかを命盤が決めることはありません。夫妻宮で関係の構造、田宅宮で家という器を分けて読み、福徳宮でこの家で休めているかを確かめてから、大限と流年でタイミングを見ます。
離婚するべきか。紫微斗数(しびとすう)の離婚占いでも、命盤がイエスかノーかを出すことはありません。見られるのは二つの宮です。夫妻宮は、二人の間にまだ話し合えるルールがあるか。田宅宮は、この家にまだ住み続けられるか。そこに福徳宮を加えると、あなたを押しつぶしているのが二人の付き合い方のルールなのか、この家でもう息をつける場所がないことなのかが分かれて見えてきます。このページでは、喧嘩の仕方や距離の取り方ではなく、「関係」と「家」と「あなたの休息」がどこでゆるみ、どこで張りつめているかを見ていきます。
先に、命盤より優先することを書いておきます。家の中で身体的な暴力、脅し、行動や経済面の支配があるなら、まず身の安全を確保してください。日本では、DV相談ナビ(#8008)にかけると最寄りの配偶者暴力相談支援センターにつながり、DV相談+(0120-279-889)でも相談できます。危険が迫っているときは110番に通報してください。これは命盤で扱える範囲ではありません。
離婚するべきか、まず二つの宮を分けて読む
夫妻宮は、親密な関係にまだ話し合えるルールがあるかを見ます。約束をどう置くか、境界線をどう守るか、同じ問題がくり返し出てくるか。化忌がここにあるなら、こうした課題が何度も出てくるという意味で、必ず離婚するとは言っていません。夫妻宮に主星がない場合は対宮の官禄宮の星を借りて見ます。こういう人は結婚生活を分担作業のように過ごすことがあり、気持ちが薄れても、家事と家計はいつも通り回り続けます。殺破狼が夫妻宮にあると変動は大きいものの、それで離婚する運命と導き出すことはできません。この点は夫妻宮の殺破狼で説明しています。
田宅宮は家を見る宮です。住んでいる場所だけでなく、「まだ一緒に住みたいか」という安心感も含みます。見るのはこの家がまだ二人の家らしく感じられるかで、不動産の価格とは関係ありません。破軍星(はぐんせい)や七殺星(しちさつせい)が田宅宮にあると、引っ越し、改装、別居が比較的よく起こり、家はもともと壊しては組み直されやすい形です。太陰星(たいいんせい)や天府星(てんぷせい)が田宅宮にあると、家をしっかり守ろうとし、家と自分の立場が結びついているので、離れることが特に難しくなります。
二つの宮は突き合わせて読みます。夫妻宮が張りつめていても田宅宮が安定しているなら、二人は擦り減りながらも日々はいつも通り回っていることが多いでしょう。田宅宮も張りつめているなら、一緒に住むこと自体が疲れのもとで、別居、引っ越し、家の処分が最大の課題になります。
家にまだ住み続けられるか:田宅宮で見る
離婚するべきかを問う人の中には、気持ちはとうになくなっているのに、まだ同じ家に住んでいる人もいれば、気持ちはまだあるのに、同居している親、住宅ローン、誰も先に出ていこうとしないことなどで、家にもう住み続けられない人もいます。田宅宮に化忌があると、家のことに触れるたびに痛みが出て、修繕、名義、この家を残すかどうかで揉めます。田宅宮に地空星(ちくうせい)・地劫星(ちこうせい)があると、心の落ち着き先がなく、どう住んでも仮住まいのように感じます。
子女宮は田宅宮の対宮です。子どもがいる、あるいは二人で営む店や一緒に飼っているペットがあるなら、この家は二人だけのものではありません。子女宮がにぎやかで田宅宮が空いていると、子どもや共同で営むことのためにまだ一緒に住んでいて、気持ちはもう薄れている、という形がよく見られます。住まいを買う時期と住まいの基本は家を買う時期は田宅宮で見るで説明しています。離婚の問いでも田宅宮を見ますが、問うのはこの家がまだ二人の暮らしを収められるかどうかです。お金と家の分け方(財産分与)は、弁護士やお金の専門家ときちんと計算してください。
子どものために離婚しないという選択
子どものためにまだ離婚しないと考えるなら、まず子女宮の責任と夫妻宮の構造を切り離して見ます。天梁星(てんりょうせい)や天同星(てんどうせい)が子女宮にあると、家族がそろった家を守ることを自分の義務と考えやすくなります。七殺星や破軍星が子女宮にあると、この宮は長く膠着した状態に耐えられず、我慢して続けるのは大人が自分を納得させる理由がほしいだけ、ということもあります。
子女宮に化忌があると、面会交流、しつけ、誰が先に出ていくかが、すべて揉めごとの種になります。奴僕宮と父母宮はこの宮の三合で、親が何と言うか、誰が子育てを手伝えるかも決断に影響しますが、それは考える材料の一つにすぎません。
夫妻宮からは、二人がこれからどう付き合えるかは見えず、子女宮がどれほど良くても、二人で子どもを育てられることを示すだけで、気持ちの問題には答えられません。子どものことは、法律の面でも生活の面でもきちんと話し合う必要があります。
結婚生活がもう限界と感じるとき:二種類の疲れ
結婚生活がもう限界だと感じるのは、ある日突然決まることはほとんどなく、たいていは数えきれない夜が積み重なった結果です。同じ「もう限界」でも、中身は大きく違います。一つは、同じことで3年も揉めている場合です。お金の分け方、誰が子どもを見るか、週末どちらの実家に帰るか、毎回同じ一言で止まります。これはルールの問題で、どれほど激しく揉めても、少なくとも二人はまだ話しています。もう一つは、あまり揉めなくなったのに、家に帰ると仕事より疲れ、ドアを閉めても当番中のようで、眠りさえ浅い場合です。これは休息の問題で、表面は穏やかでも、実はもう空っぽになっています。
どちらも疲れていますが、手をつける順番が違います。ルールが壊れているなら、まず話し直せる項目を一つ探します。休息がなくなっているなら、まず自分の時間と場所を取り戻さないと、どれほど良い取り決めも続きません。
夫妻宮:このルールはまだ変えられるか
生年化忌が夫妻宮にあると、同じ種類の言い争いが場面を変えてまたやってくる形がよく見られます。今日は家事、来年は子どもの学校で、核心はたいてい「どちらの希望が先に満たされるか」です。この構造が見えたら、くり返される問題を書き出しておき、毎回一から揉め直さないほうが役に立ちます。
夫妻宮に主星がなく官禄宮の星を借りる場合、結婚生活は分担になりやすく、誰が稼ぎ、誰が送り迎えをし、誰が親の相手をするかで回ります。分担そのものは悪くありませんが、分担しか残っていないと、二人は自分たちが同僚のように感じます。「片づけるためではなく、一緒にする」時間をはっきり予定に入れるのが、できることです。
化権が夫妻宮にあると、誰が先に切り出すか、誰が去るか残るかを主導するかがはっきりしてきます。生年化忌が夫妻宮にあるのは一生を通じて恋愛でくり返し出会う課題で、離婚するとは言っていません。大限の化忌も夫妻宮に入ると、この10年に特にはっきり表れます。二つの層は分けて見ます。
福徳宮と命宮:この家で休めているか、自分がまだいるか
福徳宮は、一人のときの状態と、何をすれば本当に充電できるかを見る宮です。この結婚があなたを一人のときに安心させているのか、空っぽにしているのかもここに出ます。化忌が福徳宮にあると、夜に同じ一言を朝まで考え続け、残っても耐えているだけになりがちです。生年化忌が福徳宮にあると、もともと心が空回りしやすく、結婚して一人の相手と一つの家の責任が増えると、考えることはさらに増えます。結婚そのものに問題があるとは限りませんが、家の外にも充電できる場所が必要です。化禄が福徳宮にあると、一人の時間に手放しやすくなりますが、それでも考えておきましょう。あなたが手放せないのはこの人なのか、「結婚している」という状態なのか。
福徳宮に主星がない場合は対宮の財帛宮の星を借ります。お金が足りるかどうかが、そのまま心が落ち着くかどうかになりがちです。多くの夫婦は気持ちのことで揉めているつもりで、その下には住宅ローン、学費、収入の不安定さがあります。家計を一度広げて見るほうが、気持ちを語り合うより眠れるようになることもあります。
地空星・地劫星が福徳宮や夫妻宮にあると、「力ずくでつかむ」やり方は効き目が薄いということです。証拠、約束、スマートフォンのチェックでこの結婚がまだ続いているかを確かめようとするほど、つかめない感覚が強くなります。変えるべきはつかみ方で、この家はもう空っぽだと急いで決めつける必要はありません。
命宮は、あなたにまだ自分自身が残っているかを見ます。化権が命宮にあると、去るか残るかを自分一人の責任として背負い込みます。化忌が命宮にあると、離婚してもしなくても、まず自分を責めてしまいます。奴僕宮は、友人や手助けに来る人など、血のつながりはないのに結婚に口を出しがちな人を見る宮です。この宮が騒がしいと、愛があるかないかの問題にたどり着く前に、そうした人たちとのやり取りで日々がすり減ってしまいます。
日々の付き合いをまだ続けられるかは、別れるべきか占いで照らし合わせてみてください。
ここ数年、離婚を考えることが多いのはなぜか
大限(10年運)は一つの宮をおよそ10年かけて通ります。大限が夫妻宮を通ると、関係のことが増え、去るか残るかがくり返し持ち出されます。この10年の課題は「二人がどう付き合い続けるか」で、よくあるのはルールの話し直し、寝室を分ける、しばらく別居することで、終わりを意味するとは限りません。大限が田宅宮を通ると、焦点は引っ越し、家の売却、家族の分かれ方、一緒に住むかどうかになりがちです。大限は一つの宮を10年担当するので、夫妻宮と田宅宮が同じ大限で同時に主題になることはありません。結婚と家が一緒に期限を迎えたように感じるのは、大限が夫妻宮を通っている時期に、ある年の流年がちょうど田宅宮に入り、二つのことが同じ時期に押し寄せていることがよくあります。
大限が福徳宮を通ると、焦点はあなた自身が落ち着けるかどうかで、結婚の疲れは大きく感じられますが、暮らし方を整え直すのにも良い時期です。大限が官禄宮や田宅宮を通ると、圧力は仕事や家から来ることが多く、転職、引っ越し、家の売買、親との同居が重なります。そういう時期に結婚生活をもう続けられないと感じるのは、一部は外の出来事に押されているからです。
流年(年運)がさらに夫妻宮・田宅宮・福徳宮に当たると、その年は出来事が増え、別居、手続き、一時的な復縁、家をめぐる話し合い、喧嘩、眠れない夜、小さなことを結末と見てしまうことが多くなります。流年だけに現れていて、大限の主題がこれらの宮にないなら、たいていは特につらい一時期で、結婚全体が崩れたわけではありません。大限が切り替わる前後1〜2年は、古い課題が終わらないうちに新しい課題が始まり、特に気持ちが揺れるので、大きな決断で何かを証明しようとするのには向きません。方法は大限と流年の見方で、どの事柄が増えるかは四化で見ます。
「もう限界」をリストに分ける
「まだやっていけるか」を問う前に、負担を具体的に書き出しましょう。
- くり返し揉めているのは何か。いちばんよく出てくる三つの話題を挙げ、二人とも変える気があるのはどれかを見る。
- 毎週、完全に自分だけの時間があるか。なければ、まずそれを取り戻す。
- お金の状況を二人とも把握しているか。収入、支出、借入を一度広げて見たことがあるか。
- ここ1〜2年、仕事、住まい、家族に大きな変化があったか。疲れのうち、どれだけが結婚の外から来ているか。
リストを書き終えてから命盤で夫妻宮・田宅宮・福徳宮を照らし合わせると、どれが構造で、どれがここ数年の圧力なのかがはっきりしてきます。
命盤を見終えたら、現実的なことに戻る必要があります。安全の問題はないか、財産と子どもをどうするか、二人はまだ話し合えるか。財産分与や親権などは、弁護士に相談し、相手と実際に協議するか、家庭裁判所の離婚調停を利用することになります。夫婦カウンセリングや法律の専門家の力を借りることも考えてください。二つの宮の位置を確かめたいときは、命盤作成の手順と見られることから、または無料で命盤を作成して始められます。