紫微斗数で夫妻宮が殺破狼=離婚?七殺・破軍・貪狼の本当の意味
紫微斗数で夫妻宮に殺破狼があると結婚が不安定になる、離婚しやすいとよく言われます。このページでは七殺・破軍・貪狼の三つの星が恋愛でそれぞれどう表れるかを分け、その誤解がどこから来たのか、夫妻宮をどう見ればいいのかを説明します。
「夫妻宮が殺破狼だから、結婚は不安定になる」。まだ結婚していないのに、この一言で先に怖くなってしまう人がよくいます。紫微斗数(しびとすう)で夫妻宮に殺破狼があるとはどういうことか。このページでは、夫妻宮に七殺星(しちさつせい)・破軍星(はぐんせい)・貪狼星(どんろうせい)のどれか一つがあるとき、恋愛のリズムがどんな形になるかだけを扱います。命宮に殺破狼がある場合は別の話で、この三つの星がなぜいつも三合にあり、それぞれどの星と同じ宮に入るかは殺破狼とはで説明しています。この組み合わせを持つ人の恋愛には確かに独特のリズムがありますが、三つの星はそれぞれ別の付き合い方を表していて、「離婚する運命」は導き出せません。
夫妻宮の殺破狼とはどういう意味か
殺破狼は、七殺星・破軍星・貪狼星の三つの星をまとめた呼び名です。十四主星一覧の中で、いちばんじっとしていられない組み合わせで、動くこと、挑むこと、新しいことを好み、人生がまっすぐ進むことはあまりありません。
この三つの星は、いつも互いに三合の位置にあります。一つの宮にそのうち一つがあれば、残りの二つは必ずその三合の宮に入ります。だから一般に言う「命・財・官に殺破狼」は、命宮に七殺星・破軍星・貪狼星のどれか一つがあり、財帛宮と官禄宮に自然と残りの二つがそろう形です。夫妻宮にそのうち一つがあれば、三つの星は夫妻宮・遷移宮・福徳宮の組に分かれて入り、命宮そのものには殺破狼は入りません。命宮の殺破狼とは別のことです。こういう命盤を口頭で「夫妻宮が殺破狼」と呼び、そこに命宮の殺破狼の説明を当てはめてしまうところから、誤解が始まります。夫妻宮にあるのがどの星かは、分けて見る必要があります。
夫妻宮の七殺・破軍・貪狼は、それぞれどんな形か
七殺星は将の星で、命宮にあると決めたらすぐ動く人です。夫妻宮にあると、「きっぱりして頼りがいのある」人に惹かれやすく、関係の中でも決めるのが早く、引き延ばしを嫌います。喧嘩になると、まず黙り込むことがよくあります。この組み合わせで身につけるべきは喧嘩のときにどちらが先に引くかです。二人とも強く出たときのために、どちらが先に折れるきっかけを作るかを決めておきましょう。喧嘩をするのは自然なことで、見るべきは喧嘩のあとに話がまとまるかどうかです。
破軍星は消耗の星で、まず壊してから立て直します。夫妻宮にある人が恋愛で恐れるのは、衝突より退屈です。関係が決まりきった日課だけになると、破軍星は何かを起こそうとします。暮らし方を変える、起業する、自分をひどく忙しくする。破軍星が夫妻宮にある人と付き合ううえでいちばん現実的なのは、二人でいつも一緒に取り組んでいることを持っておくことです。たとえば新しいことを一緒に習う、旅行の計画を立てる、小さな商売を一緒にやる。
貪狼星は才芸の星であり、欲の星でもあります。夫妻宮にある人は、おもしろくて遊び上手で多才な相手に惹かれやすい一方、同じ「おもしろさ」が、長く付き合ううちに「どうしていつも落ち着かないの」に変わります。貪狼星が夫妻宮にあるなら、新鮮さを「相手を変えること」から「やり方を変えること」に切り替え、同じ相手と新しいことを試しましょう。貪狼星の恋愛の危機は、関係が熱いときにはあまり起こらず、日々が決まった形になってから起こることが多いものです。そういうときは相手を見張るより、新しい楽しみを一緒に探すほうが効きます。
夫妻宮が殺破狼だと必ず離婚するのか
よく聞く占い師の話の筋道は単純です。殺破狼=変動、変動=不安定、不安定=離婚。三段階で順に進めると筋が通って聞こえますが、問題は最初の段階にあります。変動が表すのは性格の傾向で、何が起こるかまでは導き出せません。
傾向とは、テンポの速い恋愛に惹かれやすい、平坦な時期に退屈を感じる、喧嘩のときに率直、といったことです。これは付き合ううえで気をつけたい点で、結婚がうまくいかないかどうかとは別の話です。占いの誤解の多くは、傾向を結論として読むところから生まれます。この点は紫微斗数は当たるのかでも説明しています。宮に単純な良し悪しはなく、夫妻宮に安定した星がある人も、関係を退屈にしすぎることがあります。
夫妻宮のほかに見る宮
夫妻宮が殺破狼の人は、この宮で離婚するかを問うより、四つの宮が互いの足を引っ張っていないかを見るほうが役に立ちます。夫妻宮の対宮は官禄宮で、恋愛が仕事・体面・誰が責任を負うかと結びついているかを見ます。三合は遷移宮と福徳宮で、外でのあなたの姿と、一人のときにどのくらいの親密さを求めるかを見ます。この二つの宮も、日々をやっていけるかどうかに響きます。四つの宮の並べ方は三方四正の見方で説明しています。
一つの宮のほかに、次の三つも見ます。
- 命宮:あなた自身の恋愛のパターン。夫妻宮は「誰に惹かれ、パートナーとどう付き合うか」で、根っこにいるあなたは命宮です。
- 福徳宮:あなたが心の中で望む恋愛の形。刺激を求める人もいれば、安らぎを求める人もいます。夫妻宮と福徳宮の求める方向が逆だと、恋愛がいちばん行き詰まりやすくなります。
- 四化のつながり方:化禄は機会を開き、化忌は課題を示します。夫妻宮が化忌に当たる年は関係により心を配る必要がありますが、恋愛が壊れたという意味ではありません。四化のやさしい説明は四化とはにあります。
官禄宮が勢いよく、福徳宮が静けさを求めるなら、外ではよく戦えるのに家では同僚のような関係になりがちです。遷移宮で外出が多く、夫妻宮に貪狼星もあるなら、新鮮さは外から入ってきますが、二人の関係の進展が追いつくとは限りません。どれも付き合ううえで余分にかかる力で、何年に離婚するかは導き出せません。夫妻宮の全体の解説は夫妻宮とは、または結婚運占いを参照してください。
恋愛の中の変動をどう生かすか
夫妻宮に殺破狼のどれか一つがあるなら、その関係はずっと同じままではいられません。この変動は、一緒に引っ越す、仕事を変える、新しいことを学ぶことに使うこともできれば、相手が離れていくのではと疑い続けることに費やしてしまうこともあります。無料で命盤を作成して夫妻宮にあるのがどの星かを見たら、上の段落と照らし合わせ、まず二人で一緒に手を動かせることを一つ見つけてください。