武曲貪狼同宮とは:武曲星と貪狼星が命宮にある人の性格

武曲貪狼が同じ宮に入るのは丑と未だけ

武曲星(ぶごくせい)と貪狼星(どんろうせい)が同じ宮に入る組み合わせ(武曲貪狼)は、丑の宮と未の宮にしか現れず、対宮には主星がありません。紫微星(しびせい)の位置は旧暦の誕生日と五行局で決まり、紫微が巳か亥にあるとき、武曲と貪狼がちょうど丑か未の同じ宮に入ります。輝度は丑でも未でも武曲が「廟」、貪狼も「廟」で、二つとももっとも力のある位置にあります。

太陽巨門父母甲寅天相福徳乙卯天機天梁田宅丙辰紫微七殺官禄身丁巳奴僕戊午遷移己未疾厄庚申廉貞破軍財帛辛酉子女壬戌天府夫妻癸亥天同太陰兄弟甲子武曲廟貪狼廟禄命宮乙丑金四局命主 巨門 身主 文昌陽男
サンプル命盤:武曲貪狼がそろって命宮に入る例(あなたの命盤ではありません)

武曲貪狼が命宮にあると、官禄宮は紫微と七殺星(しちさつせい)、財帛宮は廉貞星(れんていせい)と破軍星(はぐんせい)で、三方四正は殺破狼(七殺・破軍・貪狼がそろう形)になります。遷移宮には主星がなく、武曲貪狼を借りて読みます。『紫微斗数全書』巻一には「武曲守命福非軽、貪狼不発少年人」とあります。武曲が命宮を守れば福は軽くないが、貪狼は若いうちには花開かない、という意味で、二つを合わせて「武貪不発少年人」とよく言われます。この組み合わせは多くの場合、中年以降に伸び、若いころは人脈と実力を蓄える時期だということです。

二つの星は四化する年が多い組み合わせです。己年は武曲が化禄、貪狼が化権となり、武曲貪狼がもっとも勢いづく年。戊年は貪狼が化禄で、チャンスが増えます。壬年は武曲が化忌、癸年は貪狼が化忌で、前者は資金が滞り、後者は欲や出費が抑えにくくなります。武曲にはほかに甲年の化科、庚年の化権があり、貪狼は化科しません。この宮の年回りを見るときは、まず己・戊・壬・癸の四つの天干を探します。

武曲貪狼はチャンスを見つけてから、コストを計算する

貪狼がまずチャンスのありかを嗅ぎ分けて行き先を決め、武曲が引き継いでコストを計算し、条件を交渉し、お金を回収します。貪狼が収入の源を開き、武曲が実行して守ります。野心と手立ての両方がそろった、稼ぐ力の強い組み合わせです。

武曲はもともと着実に積み上げるタイプですが、貪狼に引っ張られてテンポが速くなります。貪狼はもともと欲しがるだけの星ですが、武曲に押さえられることで、欲に値札がつきます。副作用は、入るぶん出ていくのも多いことで、収入が上がると生活水準も上がります。要は手元に残せるかどうかです。命宮にあれば、外では社交上手で根回しもでき、利益の話になると急に態度が固くなりますが、これは二つの星が別々の段階を受け持っているからで、裏表があるわけではありません。財帛宮なら収入源が多く、営業、貿易、投資にかかわる仕事が合いますが、損切りのラインを決めておきましょう。夫妻宮なら、有能で社交の手腕がある人に惹かれやすく、お金の話と気持ちの話は分けてするのがよいでしょう。

「貪武不発少年人」を、若いうちは必ず貧しいと読む人もいます。言っているのは、この組み合わせの実りには時間がかかるということで、若いころに仕事を変えたり、失敗から学んだりするのはごく普通のことです。貪狼を桃花(恋愛や人気)が強いと読む人もいますが、武曲と同じ宮にあると、貪狼の欲はたいてい武曲によってお金と仕事に向けられ、付き合いも多くは商売のためです。田宅宮にあれば、不動産に興味があり、住まいのためにローンを組むこともいといません。

夫妻宮の武曲貪狼

夫妻宮の武曲貪狼は、丑か未の宮にしか入りません。対宮の官禄宮には主星がありません。三合の遷移宮は廉貞破軍。福徳宮は紫微七殺。命宮は天相。

武曲貪狼が夫妻宮にあると、有能で社交の手腕があり、稼ぎ方を心得た人に惹かれやすく、恋愛でも現実を見ます。一緒に仕事に打ち込み、一緒に暮らしをよくしていく。それがあなたの望む形です。

命宮が天相星(てんそうせい)なので、あなた自身は節度があり場に気を配りますが、恋愛の宮は熱く、現実も重んじるので、お金と気持ちが混ざりやすくなります。まずできることを一つ。共同のお金とそれぞれのお金を分けて記録し、お金の話と気持ちの話は別の時間にしましょう。