紫微斗数Q&A

職場いじめの占い:耐えるか辞めるかを官禄宮と奴僕宮で見る

職場いじめやパワハラに耐えるか辞めるかを紫微斗数の占いで見る前に、攻撃が同僚(奴僕宮)から来ているのか上司(父母宮)から来ているのかを分けます。記録の残し方、線の引き方、相談先までまとめます。

職場いじめを占うとき、最初に見るのは力の差です。相手があなたの評価を書き換えられるか、勤務時間を押さえられるか、会議に呼ぶかどうかを決められるか。この層は父母宮に出ます。同じチームの人がはやし立てる、見て見ぬふりをする、あなたを情報の流れから外す。この層は奴僕宮に出ます。官禄宮が示すのはこの職務が息苦しいかどうかまでで、同じ規則がなぜあなたにだけ使われるのかは説明できません。この記事では、攻撃がどの層から来ているか、記録をどう残すか、耐えるか離れるかを構造で決めるのか一時の波で決めるのかを考えます。

廉貞夫妻身甲寅兄弟乙卯破軍命丙辰天同父母丁巳武曲天府福徳戊午太陽太陰田宅己未貪狼官禄庚申紫微天相遷移壬戌天梁疾厄癸亥七殺財帛甲子子女乙丑天機旺忌巨門廟奴僕宮辛酉土五局命主 廉貞 身主 文昌陽男
サンプル命盤:奴僕宮を示しています。あなた自身の命盤ではありません

パワハラか同僚からのいじめか:まず力の差を見る

上から下への攻撃(パワハラ)でよく見られるのは、会議であなたの数字だけを直される、評価が口頭だけで伝えられる、同じ規則があなたにだけ厳しく適用される、といった形です。父母宮は職権と公式の書類を表します。誰があなたのことを人事記録に書けるのか、誰が相談を「まず部署内で話し合って」と差し戻せるのかがここに出ます。巨門星(こもんせい)が父母宮にあると、上司の言葉にはとげがあり、しかも細かいところを突いてきます。廊下で言い返すと新たな口実を与えがちなので、日時、その場にいた人、実際の言葉を時系列で書き残すのが向いています。武曲星(ぶごくせい)が父母宮にあると、相手は感情ではなく規定で動きます。「狙われている気がする」と訴えるより、手続きや規程の番号で話を合わせましょう。

化権が父母宮に入ると、責任と名指しが同じ日にやって来ます。顛末書を書くよう呼び出されながら、現場の仕事も最後まで抱えることになります。化忌が父母宮に入ると、相談や申し立てのメールが主戦場になりがちで、文面が長くなるほど現場の仕事を引き受ける人がいなくなります。父母宮の対宮は疾厄宮です。出社すると気分が悪くなる、会議の前に食事がのどを通らないというのは、緊張がもう体に出ているサインです。

同僚の層になってはじめて奴僕宮の出番です。奴僕宮は一緒に仕事を仕上げる人を表し、いじめが起きたときに誰が黙っているかも表します。廉貞星(れんていせい)が奴僕宮にあると、昨日まで一緒にランチをしていた人が今日はあなたをメールのCCから外す、というように、傷は輪の内側から引き抜かれる形で来ます。

七殺星(しちさつせい)が奴僕宮にあると、衝突は表に出ますが、見ていた人の記憶に残るのは誰の声が大きかったかで、誰が先に線を越えたかは忘れられがちです。天府星(てんぷせい)が奴僕宮にあると、排除が爆発することは少なく、資源や情報がいつの間にかあなたを通らなくなる形をとります。

奴僕宮が命無正曜(主星のない宮)のときは、対宮の兄弟宮の星を借りて読みます。きょうだいとの間で手柄を譲る、取り合うといった習慣が、そのまま職場の席に持ち込まれます。奴僕宮の三合は父母宮と子女宮なので、上の人がどう採点するか、あなたの成果に誰の名前がつくかは、同僚の輪と結びついています。職場の人間関係の全体的な読み方は親友・同僚・助けてくれる人と足を引っぱる人にあります。

社内の相談窓口と記録:攻撃を「出来事」として書く

残しておくべきなのは、くり返されていて、確かめることができ、すでに安全や名誉に触れている行為です。メールの件名、会議の招待、シフト表、CCの宛先一覧のほうが、夜中に社内チャットで自己弁護するよりずっと役に立ちます。天相星(てんそうせい)や天梁星(てんりょうせい)が父母宮にあると、人事部、議事録、書面での通知が受け止めてくれやすくなります。巨門星の化忌が奴僕宮にあると、話すほど話のバージョンが増えます。範囲を当事者と人事に絞るほうが、チーム全体の前で説明するより片づきます。

擎羊星(けいようせい)や陀羅星(だらせい)が奴僕宮や父母宮の近くにあるとき、一つはあなたの反応が速すぎて感情的な記録が残る形、もう一つは同じ件が期限の直前まで引き延ばされてから止められる形です。火星(かせい)や鈴星(れいせい)があると、人前で名指しされる場面が急に来て、周りの人の記憶には声の大きさだけが残ります。地空星(ちくうせい)や地劫星(ちこうせい)が奴僕宮にあると、口頭の「味方だよ」はなかなか実行されません。義理は証拠になりません。六吉星・六煞星が変えるのは負担のリズムで、誰が異動になるかまではわかりません。一覧は六吉星・六煞星の一覧にあります。

官禄宮に化忌があると、攻撃されていることを「自分が至らないからだ」と読み替えがちです。それは職務の宮で気が抜けているだけで、攻撃そのものは確かに存在します。化科が父母宮や官禄宮に入ると、書面が人の目に届きやすくなります。出来事は短く、日付と行為を中心に書き、相手の動機についてはなるべく書かないのがよいでしょう。

周りの人:黙っていることも力の構造の一部

職場のいじめが二人だけで起きることはほとんどありません。奴僕宮が強い命盤では、周りの人がいじめを続けさせるかどうかを左右します。うわさを流す人、はやし立てる人、あなたをランチやCCから外す人がいます。遷移宮は場所を表します。チームを替える、プロジェクトを替える、特定の人とシフトが重ならないようにする。これは仕事を変えずにその構造から離れる方法です。

最初の一手をどう打つかは命宮で決まります。天機星(てんきせい)が命宮にあると、その場で理屈は浮かぶのに口に出せるのは会議が終わってからで、時機を逃したあとに書面で補うのが向いています。太陰星(たいいんせい)が命宮にあると、受けた屈辱を家まで持ち帰って飲み込み、翌日はさらに席に着きにくくなります。まず事実を書き出してから、表に出るかどうかを決めましょう。福徳宮に化忌があると、家に帰っても会議の場面を何度も再生してしまいます。この時期は説明のメールをもう一通送るより、睡眠と仕事量を整えるほうが効きます。

外される・狙われる・いじめられるの三つの層

動く前に層を分けます。外されるのは奴僕宮の層です。メールのCC、ランチ、情報の流れからあなたが抜けている状態で、外された日付と顔ぶれを書き留めておきます。狙われるのは父母宮の層です。同じ規則があなたにだけ使われる、評価が口頭だけ、という状態で、残すべきは書面、時系列、その場にいた人です。いじめが身の安全や人前での侮辱にまで及んでいるなら、まず現実の手続きを優先します。社内で申し立てるか警察に相談するかは、事態の深刻さで決めてください。

生年四化の化忌が奴僕宮にあると、輪から外される状況が早く訪れやすくなります。生年四化の化権が父母宮にあると、責任と名指しが同じ日に来ることがよくあります。評判や誤解の層については誤解される、仲間外れにされるにあります。

耐えるか辞めるか:一時の天気か、構造がずっと削っているか

ひとまず持ちこたえられるのは、たいてい期間が短く終わりが見えていて、力の差がたまたまある年に集中しているときです。プロジェクトの周期、人事の空白、流年(年運)が奴僕宮や父母宮に当たって評価の場面が照らされている時期などです。持ちこたえるというのは、狙われているという感覚を日付のある出来事として一つずつ整理することで、黙って飲み込むことではありません。疾厄宮がすでに強く反応しているなら、まず体を整え、それから手続きを取るかどうかを決めましょう。

その構造から離れたほうがよいのは、くり返され、線を越え、すでに安全や名誉に影響が出ていて、しかも父母宮の正式な窓口を通しても差し戻されたときです。大限(10年運)が奴僕宮に入ると、この10年はもともと一緒に働く人との関係が濃くなります。チームを替えても線の引き方が変わらなければ、同じことがまた育ちます。大限が父母宮に入ると、権威との通り道を練習する時期で、相談の申し立て、会議、書面のほうが、裏での仲直りより効きます。

流年の化忌がこの二つの宮に入ると、その時期はとくに騒がしくなります。記録を残し、感情的になって決着をつけようとしないのが向いています。その年が過ぎれば、もう狙われなくなることもあります。時期の分け方は大限と流年の見方と照らし合わせてください。

ここで言う「離れる」とは、チームを替える、関わりを減らす、権限と責任を書面ではっきりさせる、正式に申し立てる、ということです。日本では、労働施策総合推進法(いわゆるパワハラ防止法)によって、会社には相談窓口を設けるなどのパワハラ防止措置が義務づけられています。まず社内の相談窓口に記録を持って相談し、社内で対応されないときは、都道府県労働局や労働基準監督署にある総合労働相談コーナーで無料で相談できます。身の安全にかかわる場合は、迷わず警察に連絡してください。

命盤からは力がどの宮にかかっているかが見えますが、労務や法律の問題は専門家に相談してください。狙われる原因は権限と責任の構造にあり、あなたという人の良し悪しとは関係ありません。無料で命盤を作成したら、まず父母宮と奴僕宮にどの星があるかを見て、今週あった出来事を日付つきで三つ書き出してみてください。