紫微斗数Q&A

同じ失敗を繰り返すのはなぜ?命宮と福徳宮で見るくせ

同じ失敗を繰り返すとき、紫微斗数では命宮で物事への最初の反応を、福徳宮で出来事のあとの心の巡り方を見ます。化忌はいちばん強くつかんでいる宮に印をつけ、大限と流年はそれがいつまた照らされるかを決めます。くせの見つけ方と変え方をまとめます。

仕事を変えても、相手を変えても、住む町を変えても、また同じ失敗を繰り返す。紫微斗数(しびとすう)ではこれを二か所で見ます。命宮は物事が起きたときにどう手を出すか、福徳宮は出来事のあとで心の中でどう考え、どう消化するかです。この二つが変わらないかぎり、場面をいくら変えても出発点に戻ってきます。

廉貞夫妻身甲寅兄弟乙卯天同父母丁巳武曲天府福徳戊午太陽太陰田宅己未貪狼官禄庚申天機巨門奴僕辛酉紫微天相遷移壬戌天梁疾厄癸亥七殺財帛甲子子女乙丑破軍旺命宮丙辰土五局命主 廉貞 身主 文昌陽男
サンプル命盤:命宮を示しています。あなた自身の命盤ではありません

命宮:最初の反応

命宮は、物事に対する最初の反応を表します。七殺星(しちさつせい)が命宮にあると、衝突が来ればまず突っ込みたくなり、職場が変わっても恋愛が変わっても、始まり方は同じ手です。太陰星(たいいんせい)や天同星(てんどうせい)が命宮にあると、まずけんかを避けようとし、境界線を引かないまま、不満が別の関係でも繰り返されます。巨門星(こもんせい)が命宮にあると、どうしても話をはっきりさせたくなり、場を選び間違えると言い争いになります。命宮が命無正曜(主星のない宮)なら、遷移宮の主星を借りて読みます。こうした人は環境に合わせて表面を変えやすいのですが、その下の反応は残っていて、町を変えてまた同じことが起きます。

命宮が説明するのは手の出し方だけです。実際に失敗がどの分野で起きているかは、対応する宮で見ます。恋愛でいつも同じ付き合い方につまずくなら夫妻宮。お金がいつも大きく出入りする、付き合いの借りを口に出せないなら財帛宮。友人や同僚とお金のことで仲たがいするなら奴僕宮。仕事でいつも同じリズムの中で息が詰まったり爆発したりするなら官禄宮です。

福徳宮:あとの考え方が、次の動き方を決める

同じことが何度も起きるのは、出来事のあとの考え方に原因があることが少なくありません。福徳宮は気持ちの状態と、内面での受け取り方を表します。今回の挫折にどんな結論を下すかによって、次はその結論を抱えて場に出ることになります。

巨門星が福徳宮にあると、一言を何度もかみしめ、考えるほど自分が狙われていると確信していきます。天機星(てんきせい)なら頭が止まらず、同じ選択を何度もひっくり返して、結局なじみのある道を選び直しがちです。七殺星なら悔しさが強く、次こそ証明したくて、もっと大きな力で同じことをします。天同星なら、まず自分を楽にしようとし、嫌なことは触れずに置いて自然に過ぎるのを待つので、次もそのまま同じ形で出てきます。

福徳宮の対宮は財帛宮、三合は夫妻宮と遷移宮です。ですから福徳宮のくせは、お金の使い方、恋愛、外での振る舞いを通して表に出やすくなります。不安になるとお金を使う、パートナーに同じ要求を繰り返す、新しい環境でも古いやり方で認められようとする。この三つの宮のどれがいちばんよく問題を起こしているかを見れば、福徳宮のループがどこから漏れ出しているか、だいたいわかります。

化忌はいちばん強くつかんでいる宮を示す

化忌は、その星の欠けているところを大きくし、人は執着しすぎるようになります。忌が夫妻宮にあれば「本当に私のことを気にしているの」という同じ一言が繰り返されます。財帛宮にあれば、損切りすべきところで止められず、買い増しが自分は間違っていないことの証明のようになります。奴僕宮にあれば、心を開ききってから境界線がなかったことに気づきます。福徳宮にあれば、夜に昼間のことをもう一度裁き直し、翌日さらに身構えて出かけます。四化の基本の読み方は四化とはにあります。

禄と忌は、同じことの表と裏であることがよくあります。チャンスがいちばん入りやすい宮の近くに、たいてい課題もあります。宮から宮への禄と忌の線を「循環禄忌」と呼ぶ人もいますが、それは飛星派の読み方で、紫微家では使いません。説明は循環禄忌とはにあります。

いつまた同じことが起きるか

本命は土台で、大限(10年運)と流年がいつ表に出るかを決めます。大限が、あなたにとっていちばんなじみのある問題の宮に入ると、古い台本が大きくなります。夫妻宮に入れば古い付き合い方が戻ってきます。奴僕宮に入れば友人や仕事仲間との境界線をもう一度練習することになります。福徳宮に入れば、この10年は特に自分の考えにはまり込みやすくなります。流年の化忌がさらに同じ宮に入ると、「どうしてまたこれなのか」と感じます。

先を予想するより、過去と照らし合わせるほうが役に立ちます。いちばん似ている三つの経験を並べてみてください。変わった相手、変わった仕事、変わった住所。そのときの大限が同じ宮にあったか、流年がまた同じ宮を照らしていたかを見ます。合えば、見えているのはリズムです。合わなければ、まず出生時刻を確かめ、すべての失敗を命盤のせいにしないようにしましょう。方法は大限と流年の見方にあります。

変えられるのは手の出し方

命宮が突っ込みたがるなら、衝突が来たときに三秒止まる。福徳宮が考え込みがちなら、結論を書き出して一日置いてから決める。夫妻宮が問い詰めがちなら、先に自分が何を望んでいるかを言う。財帛宮が意地で勝負しがちなら、始める前に損切りのラインを書いておく。煞星(さっせい、凶星のこと)が同じ宮に入っても、変わるのはリズムだけです。擎羊星(けいようせい)は速め、陀羅星(だらせい)は引き延ばし、火星(かせい)・鈴星(れいせい)は爆発させます。対処はどれも似ていて、その宮のルールを小さく、はっきり書くことです。

自分の命宮と福徳宮にどの星があるか、化忌がどの宮に入っているかを知りたいなら、まず一度命盤を作成してみてください。操作は命盤作成の入力方法と見られることにあります。