契約の吉日と商談の行方:財帛宮と官禄宮で占う
契約の吉日を選ぶ前に、商談がまとまるかは官禄宮と財帛宮が同時に照らされているかで見ます。命盤で分かるのは大きな方向と時期で、どの日に成約するかではありません。契約日の選び方と六曜との違いも説明します。
契約の吉日を探す前に、まずこの商談がまとまる流れにあるかを見ます。紫微斗数(しびとすう)の命盤では、二つの宮が同時に照らされているかを確かめます。官禄宮はこの案件が仕事として認められるか、相手があなたに任せきれると見るか。財帛宮は見積もりと入金の道が通っているか。二つとも照らされていれば契約と入金まで進みやすく、片方だけなら議事録や意向書の段階で止まりがちです。命盤で分かるのは大きな方向と時期で、何日に、どの取引先と、いくらで決まるかは分かりません。
官禄宮と財帛宮は、どの命盤でも同じ三合の組です。もう一つの三合は命宮で、官禄宮の対宮は必ず夫妻宮、財帛宮の対宮は必ず福徳宮です。そのため商談では、口を開いたときに先に計算するか義理を先に立てるか(命宮)、誰が譲って誰が場を引き受けるか(夫妻宮)、お金が入ったら使いたいか貯めたいか(福徳宮)が、すべて一緒に入ってきます。
みんな前向きなのに、なぜ入金まで進まないか
たいていは、官禄宮は照らされているのに財帛宮がつながっていないか、その逆です。七殺星(しちさつせい)が官禄宮にあると、交渉で勝ち負けを付けたくなり、話は早く進みますが、相手を引くしかないところまで追い込みがちです。天相星(てんそうせい)が官禄宮にあると、名目や手続きに敏感なので、範囲・納期・検収の基準をはっきり書くことが要になります。巨門星(こもんせい)が官禄宮や奴僕宮にあると、細かく確認するぶん、リスクを語りすぎて相手が二の足を踏むこともあります。武曲星(ぶごくせい)が財帛宮にあると、項目ごとに分けて見積もるのが合っていて、あいまいな「あとで精算」では手付金は取れません。太陰星(たいいんせい)が財帛宮にあると、価格交渉で場の空気に合わせて譲りがちなので、最低ラインを先に書いてから会議に入ってください。貪狼星(どんろうせい)が財帛宮にあると、大きく切り出せますが、一度に一つの案件だけ押すほうが受け止めてもらえます。
相手側は奴僕宮で見ます。取引先、担当窓口、仲介者です。奴僕宮に化忌が付くと、口約束と書面が食い違うことが多めになるので、約束はすべて紙に落としてください。共同経営の相手の選び方は共同経営の前に奴僕宮を見るにあります。
お金の話になると譲ってしまう理由は命盤で分かるか
生年四化を見ます。化忌が財帛宮にあると、数字が出た途端に強く握りしめ、最低価格を死守するか、成約したくて大きく値引きするかに振れます。化忌は失敗の予告ではなく、そこに気持ちが張り付きやすいという印です。化忌が官禄宮にあると、「必ずまとめなければ」を自分の証明にしてしまい、範囲がどんどん広がります。化禄が財帛宮にあると、お金の入口は開きやすいですが、粗利と入金日は確かめてください。化権が官禄宮にあると、決裁を任されやすい形です。その権限は範囲を見極めるために使い、早く契約するよう自分を急かすのには使わないことです。財帛宮に主星がないときは対宮の福徳宮の星を借りて読み、お金のことが気分と結び付きやすくなります。四化の読み方は四化表と四化とはを見てください。
何日に成約するかは命盤で分かるか
分かりません。命盤で答えられるのは、この時期が新規開拓や回収、損切りに向いているかどうかで、今週水曜のその一件が通るかには答えられません。十二宮に「受注の宮」はありません。流月(月運)で分かるのはせいぜいその月は数字に敏感になりやすいこと、流日(日運)で分かるのはその日は進み方が速めになりやすいことまでで、読み方は流月・流日の見方にあります。成約してから流日に理由を探すのは、後付けの説明です。命盤がどこまで当たるかは紫微斗数は当たるのかで書いています。
契約日を吉日で選ぶなら
日本では契約日を大安など六曜で選ぶ人が多いですが、六曜は日ごとに順番で回るもので、紫微斗数の命盤とは別のものです。当サイトの吉日選びは中国の伝統的な暦書の宜忌(その日に向く事、避ける事)を先に見て、あなたの生まれ年の十二支とぶつかる日や大凶の日を除き、命盤の流日の四化から、その事に合う日と時刻を選びます。契約の項目では財帛宮と官禄宮を見ます。
ただし、吉日に署名することと、商談がまとまることは別です。吉日選びは決まった契約をいつ結ぶかを選ぶもので、相手が契約するかどうかは、このページで見ている官禄宮と財帛宮、そして条件そのものにかかっています。
商談が進みやすいのはどの年か
大限(10年運)が官禄宮を通ると、役割と商品が大きく扱われ、成約がこの道のりの課題になります。財帛宮を通ると、見積もりと入金が試されます。奴僕宮を通ると取引先や仲介者が増え、案件が人のところで止まりがちです。福徳宮を通ると先に気持ちが消耗し、計算が終わる前に値引きしてしまうことがよくあります。大限の化忌が官禄宮や財帛宮に入る10年は、契約・検収・違約の条項をはっきり書き、場の雰囲気で締めくくらないことです。
流年(年運)が官禄宮と財帛宮を同時に照らし、化禄か化権を伴う年は、契約や手付金の受け取りまでつながりやすくなります。官禄宮だけなら問い合わせは増えても、お金は動くとは限りません。財帛宮だけなら相手が価格を聞き始めても、納品範囲がまだ認められていません。擎羊星(けいようせい)や陀羅星(だらせい)が官禄宮の三方にあると、催促は急なのに支払いは遅れがちなので、条件をいくつかのマイルストーンに分けてください。流年だけが照らされて大限がこの二つの宮にないときは、たいてい一時的な盛り上がりです。10年と1年の重ね方は流年とは?大限・流年の見方にあります。
いま押すか、待つか、準備するか
官禄宮と財帛宮がともに照らされ、大限もこの二つの宮を通っているなら、範囲・金額・入金日を一つの草案にまとめて進めます。官禄宮だけなら、範囲・検収・スケジュールを先にはっきりさせ、先に値引きしないことです。財帛宮だけなら、納品できることを確かめてから手付金を受け取ります。大限がこの二つの宮にない、または地空星(ちくうせい)・地劫星(ちこうせい)が奴僕宮や財帛宮の近くにあるなら、仕様書と見積書を整えておき、意向書を入金と取り違えないことです。最後に契約するかどうかは、契約条件とビジネス上・法律上の判断で決めてください。
無料で命盤を作成して官禄宮と財帛宮の星を確かめ、今日のうちにこの案件の納品範囲と入金日を一枚の紙に書き出してみてください。